[書評]2017年上半期に読んで良かった本!教育・子育て・働き方・ビジネス書など36選♪
「やっと夏休みだーーーーー!!!」
「この時期にうまく充電して、2学期を迎えたい」
こんにちは!
夏休みに入り、だいぶ気持ちも落ち着いてきました。
とはいえ、子ども3人の宿題を見つつ、仕事も家事も…そして読書もしたい!
この休みをいい充電期間にしたいものですね。
そこで、このブログを訪れてくださる、主に同業の皆様に向けて
「夏休みに読んだらいいかも!」
というおすすめの本をご紹介します。
2017年に入ってから読了した本のみ!
幾つかのカテゴリに分けてご紹介しますね♪
よろしければ手にとってみてください。
いわゆる教育書
ついつい、ハウツー本に目が行ってしまいます。
本来なら教師のあり方を問うような、beingに働きかけるような本を読まないとですよね。
「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)
信頼ベースの学級ファシリテーションの中の「振り返りジャーナル」に特化した一冊。
B5サイズでオールカラー、振り返りジャーナル初心者にもわかりやすく書かれています。
私も振り返りジャーナルを始めて3年目なのですがやってはいけないことをしていることにこの本を読んで改めて気づきました。
生徒がどんどん振り返りジャーナルを書かなくなってしまうのは、教師側に原因があることが多いのかもしれません。
小学校の実践のみの掲載なので、中学校や高校の実践ももう少し載っているといいなと思いました。
振り返りジャーナル、本当にいいですよ!
話し合い活動 ステップアッププラン: ホワイトボードで学級が変わる!! (教育技術MOOK)
B5フルカラー、60ページ位なのですぐに読み終えることができます。
ホームルームで生徒に意見を出してもらうと、誰も意見を出さなかったりみんなの前で発言しやすいこの意見しか通らなかったりします。
教室内の人間関係も希薄になり、1年間終えても生徒全員の名前を覚えていない子も多いです。
この話し合い活動の本ではではペアワークやホワイトボードを使うことでそれぞれの生徒の声を聞きあう活動を推進します。
巻末のちょんせいこさんのホワイトボードミーティング誕生秘話は必読です。
色々な人との関わりの中で気づきがあるんだなぁ。
ちょんせいこの ホワイトボード・ミーティング: クラスが落ち着く!! 低学年にも効果抜群 (教育技術MOOK)
ホワイトボードミーティングを低学年でどのように実践すればいいかということに特化した本。
また巻末には困った子に対して教員がどう関わるか?ホワイトボードミーティングで可視化する方法が掲載されています。
質問の技カードを全員分作り、ホワイトボードを1人1枚ホワイトボードマーカーを1人1本配るところから始まる。
今教室に2人に1枚は確保できているのだけれども、もう半分のホワイトボードを購入するか絶賛迷い中です。
高校生のインストラクションをどのようにすればよいのかも悩み中〜。
もう一度読んでみる!
協同学習がつくるアクティブ・ラーニング
協同学習とアクティブラーニングのツボをおさえた良本。
「グループが協同学習なのではない」「教科書をもっと有効活用すべき」「今日の学びがどこへつながるのか、価値を説明する」「グループへの課題を明確にする」いま、ただ話し合ってくださいとただグループにする教員はいないと思うけど…。
ジグソー法は知っていたが、LTDは初耳でした。授業で活用できないかどうかチェックしてみます。
そして肝心なことは、教師が協同すること。
形の協同ではなく核心のところで協同であるべき。
教師自身の個性を踏まえてなされる必要がある。ここ大切。
すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校理科 (ACTIVE LEARNING教科別実践法シリーズ)
理科の中でも、生物や地学などはだいぶ家庭科と課題の作り方が近いと思うので読んでみました。
アクティブラーニング型授業では、学習が生徒の主体的な活動中心になります。
最も重要な事は授業で生徒自身が何を達成すべきなのかと言う目標をしっかりと示すこと、すなわちゴールの設定が必要。
目標には「理解する」「説明できる」と言う文言が多いが、現実でそれらが求められる事は少ない。
知識を活用した思考を持つことが大切。課題作成の手法や問題作りのワークシート例が参考になりました。
最終的には、良い質問を生徒が考えられるようにしたい。
アクティブ・ラーナーを育てる高校―アクティブ・ラーニングの実態と最新実践事例
アクティブラーナーを育てる高校を作るにはどうしたらよいか?
企業の人材開発の研究者である中原淳さんが中心になってすすめたプロジェクトの報告とインタビューが中心です。
アクティブラーニングのような授業を、いかに組織として生み出していけるか。
授業改革は学校改革に通ずる。
1人が孤独に頑張っても大きくは変わらないものね。
巻末の学びのキーワード10に、「リフレクションとは経験や知識に基づいて意味づけを行うこと」とあり、ものすごく腑に落ちました。これからそう説明しよう。
アクティブラーニングに導くKP法実践: 教室で活用できる紙芝居プレゼンテーション法
KP法の授業実践編。
パソコンのパワーポイントだと ・場所を選ぶ、パソコンのないところでは使えない・スライドを全て一度に見せることができない、という問題点を解決しているのがKP法なのです!!
KP法とは、1組15枚程度の上質紙に、3行20字程度で伝えたいことを手書きにして、1組5分程度で紙芝居のように黒板などに貼りながら伝える方法。
ICTの設備がなくても、生徒にプレゼンの演習をさせてあげられるのです!
今年は授業で取り組んでみようかな。楽しみです!
クラスがワクワク楽しくなる! 子どもとつくる教室リフォーム
小学校の教室を生徒の手で学びやすくなるようリフォーム!
先生が1人で突っ走るのではなく、生徒がどう過ごしたいのか、自治の第一歩に良さそう。
とはいえ、小学校は生徒も小さいしどんどん生徒の数が減っているのでスペースあるのかな?
高校はいっぱいいっぱいで畳スペース作ったりは厳しそう。
アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで
発達心理学者がアメリカで研究する機会を持ったものの、大学のある地域は貧困で有名。
そこに子どもを通わせることによりアメリカの教室を改めて知ることになる。
教育雑誌に掲載されたエッセイなので、2時間もあれば余裕で読めます。
教育に興味のある人なら多くの人が持つであろう素朴な疑問について一緒に考えていく感覚。
「アメリカのインクルーシブ教育はどうなっているのか」「早期から基礎学力をつけるための授業を行うとどうなるか」「日本とアメリカの教師の違い」「同年齢学級主義を前提としたインクルーシブ教育の問題」
ぜひ読んでみて!
勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方
「なんで勉強なんかしなきゃいけないの?」という問いに丁寧に答えている本です。
一般化のワナと問い方のマジックに注意。
一般化は自分だけの限られた経験を他の人にも当てはまるものとして考えてしまうこと。
問い方のマジックは、二項対立するテーマのどちらかが正しいものとして論議してしまうこと。
第三のアイデアがないかということを常に考えることが大切。
この問いには唯一絶対の正解は無いから自分なりの答えを見つけることが大切。
学ぶと言うことは自由になるための力をつけるため。
自由になるため、は生徒にも伝えたい。
勉強できる子 卑屈化社会
「スポーツや音楽や伝統芸能小さい頃からいろんなものを犠牲にエリート教育をするのは比較的肯定的に捉えられるのに、なぜ医者を3人育てるために学校の勉強をがんばって恋愛を犠牲にさせることだけがこんなにも炎上するのか」
日本では、勉強できる子が不当に扱われている。
「勉強できる子は性格悪い、勉強できないヤンキーは心根が優しい」など。
月刊学校教育相談 2017年 05 月号 [雑誌]
今月号のテーマは「特別な配慮が必要な子」をクラスに説明するとき。
特集の、ずるい?ずるくない? 公平と平等を考えるPowerPoint紙芝居をぜひ生徒に見せたいと思いました。
巻末の「愛着の視点を支援とかかわりに」では愛着形成の安全基地機能が作られないと幼稚園や小学校で母子分離不安が起きたり、お迎えの時に逃げてしまうと深夜徘徊と言うような変わらない行動の問題につながることがある。
探索基地機能がうまく形成されないとピンチの時に「親だけには言わないで」と言う子どもになってしまう。
自分はどうなんだろうとドキドキ。
子育て・発達関係
自分の子育てに悩んだときに読むような本も、仕事には役立つことが多いです。
また、最近発達障害のお子さんが増えていることもあり、発達関係の本も読んでおくとユニバーサルデザインの考えが身につくかもしれません。
うちの子は字が書けない (発達性読み書き障害の息子がいます)
通級に通っていても、6年生まで発達性ディスレクシアと診断されず、字は読めるのにひらがな、カタカナすらうまく書けない著者の息子さん。
程度の差はあれ、うちの息子もそんな感じ。
筆者の地域にはLDセンターがあり、トレーニングすることで5ヶ月でひらがなとカタカナをマスターできたそう。
気になって検索するもセンターは1年以上予約待ちで新規停止中。
高校生になった息子さんは法律で認められている配慮を受けられず。
教師は基本読み書き不自由しない人達なので理解が進まない。
クラスに3人はいるのに…!多くの人に読んでほしい。
さわりは以下のリンクで読めます↓
反抗期子育て乗り切りマニュアル―52人の先輩ママ体験談に学べ!
子どもも徐々に反抗期。生徒も保護者ばりに教員に反抗してくるので読んでみました。
先輩ママの悩みに答えるかたちで諸冨先生のアドバイスが載ってます。
諸冨先生は教員向けの本も書かれていて結構好き。
「話をすれば分かる、ではなく話をまず聞くこと」「思春期の女の子にとって、学校は休まらない戦場」など子ども達が何故そのような行動を取ってしまうのかまず一息ついて考える、子どもと同じ土俵に立って子どもが引けなくなるまで追い詰めないなど参考になりました。
精神年齢が幼くなっており、高校生でも反抗期ど真ん中の生徒が多いのがツラい。
人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書
90の問いに答えて自分の9タイプをします。
本を購入するとウェブ上で簡単に診断ができます。
私は楽天家タイプでした。
それぞれのタイプに合わせてやる気にさせる一言や言ってはいけない一言、接し方などが細かく掲載されています。著
者の坪田先生が考える教育の目的は「自信をつける」「居場所を作る」「他人への敬意を抱かせる」。
自分との約束を守り自信をつけ、自分なりの居場所を作っていってほしい。他人への敬意を抱かせるためには、大人が敬意を持って接することが大切。
巻末のこちらの文章が心に響きました。
あれこれ言わなくても大丈夫! 自分で考える子になる「こども手帳術」
あな吉さんの手帳術を子どもにも使いこなせるようにするための指南本。
大きめのバインダーと付箋を使い、終わったタスクは別の台紙に貼ってタスクを見える化する。
毎日のタスクと、毎週のバーチカルスケジュールをうまく使いこなすと親が手をかけなくても自分で計画性をもって物事をすすめられるようになる。
お子さんが取り組んだ例も豊富で、カラーページを見ているだけで楽しそう。
自分の子に一緒に取り組むイメージがなかなか湧かないけど…娘が大きくなったら取り組んでみようかな?
発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法
発達障害やグレーゾーンのお子さん3人を育てている著者の工夫が満載。
facebookで子どもの声かけ変換表で見たことがある人も多いのではないかしら。
世界で一番多い職業のお母さんを楽しもう!というコンセプト。
しかし、そこに至るまでは「どうして自分だけ、こんなに苦労して子育てしているのか?」と他のお母さんと比べて落ち込んだり、いつも子どもを怒ってばかりだったそうです。
カラーページの工夫を見て、ラミネーター欲しくなりました。
とにかく「子どもをいうことを聞かせるための手段として怒らないこと」
怒ったら工夫のチャンス。
発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)
「発達障害、うちの子だいじょーぶ?!」の続編です。
マンガなので30分もあれば読めます。学校で色々と支援を受けてきて、では社会で人づきあいや恋愛は実際どうなるのかという疑問を当事者から丁寧に聞き取っています。
コミュニケーションするにも感覚過敏があるが故に会話を聞き取るどころではなかったり、相手から手を握られてもムリ!となってしまう。
言葉の裏を読むことが難しいのでしてほしいことをしっかり伝えること。
パターン学習である程度補えるから。
カサンドラの奥さん、これはなかなか理解されないし大変そうでした。
ドラえもんの音楽おもしろ攻略 リコーダーがふける (ドラえもんの学習シリーズ)
小学生の息子が、リコーダーのテストがあるというので図書館へ。
音がなる仕組みや、リコーダーの名前の由来(レコーダー)、バロック式とジャーマン式の違いなど、リコーダーについての知識満載。
吹き方のコツなど知らないことがたくさんあった。
しかし、息子は大して読まず、私が読んで吹きたくなって巻末の曲を楽しく吹いちゃった…。
やっぱりレ以上の高い音はうまく出せなかった。
ちょっと内容が古いから、のび太が「吹き口にテープレコーダーが入ってる」って言ってて今の子にはわからないのかもと思った。
性教育
いまは性教育から少し離れてはいますが、性暴力の厳罰化で法改正が100年ぶりに行われたり、LGBTなど人権の視点からもおさえておきたいところ。
指導ではリベンジポルノ、同性間の性的いじめなども。
教員が知っておいて損はないと思います。
性風俗のいびつな現場 (ちくま新書)
読み始めたら一気読み!止まらなくなってしまった。
風俗と福祉がこんなに密接な関係があるなんて…。
風俗イコール悪、という単純な式では割り切れない事情があるということ、風俗の経営者の中には家を借りる手伝いをしたり貯金ができるよう手助けをしている人もいる。
風俗で働いている女性は鬱、統合失調症や発達障害、知的障害と福祉からもれている人が多い。そこにどのような支援をしていくのか。
仕事で出会う子どもたちも福祉に近いところにいるのであまり他人事と思って読めなかった。
性教育関係の人には特におすすめ。巻末クイズ解けません。
弟の夫(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
学校の図書室にだれがリクエストしたのか入荷されてた。
「きのう何食べた?」のような少女マンガ絵に慣れてたので絵柄に抵抗が…あったけど読んで良かった!
主人公の双子の弟が亡くなって、夫のカナダ人が訪れる話。日本では同性愛者が大々的に差別されることは少ない。
しかし、カミングアウトしてもその事自体なかったことにされたり、家族や身近な間柄では受け入れられなかったりする。
その辺りのもやっとしたところを日常に絡めてうまく描いている作品だと思った。
LBGTの基礎知識コラムも入っていてアウティングなど勉強にもなります。
LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書1242)
教育関係者の教育実践本やティーン向けの性教育本、当事者の手記はよく読んでいて分かったつもりになっていました。
この本を読み、学問としてよく理解していなかったことがよくわかりました。
LGBTとひとくくりに書いても、トランスジェンダーは容姿から差別を受けやすく、治療にお金がかかるため金銭的な苦労を抱えていることが多いこと、逆に同性愛者はカミングアウトをしなければ周囲にに溶け込めてしまうことなど確かに!と思うことが多かったです。
さらっと読んだだけなので再読します。多様性が認められる社会になるといいな。おすすめ。
ヒューマン・セクソロジー: 生きていること、生きていくこと、もっと深く考えたい
以前愛読していたニューセクソロジーノートの改訂版。
性に関する学びはすぐに古くなってしまうので執筆する方も常に勉強が必要で大変だと思います。
学校で性教育をするなら、専門的すぎてもこのくらいの本は読んで授業に臨んでほしいですね。
働き方・ビジネス書
教員の働き方については、かなり議論が盛り上がってきましたね。
心がけで早く帰れる世界ではないので、構造的な部分で切り込んでほしいものです。
我が家は部活未亡人どころか、広報営業未亡人ですわ…(私学なので)。
働き方のヒントはビジネス書にあり!
ちきりんさん、勝間和代さんの本が大好きです。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
新年に気になってポチして良かった。
核家族でオットの帰りが遅く、子育てにも仕事にも余裕のないワーママの例があり、似たような状況でもあるので少しウルッときました。
これからベーシック・インカムが導入されたら、生産性が低い、またはマイナスな人は市場から締め出されるという予測を読んでなるほどと思いました。
条件が圧倒的に厳しくなるほどちょっとの工夫ではできないやり方が考えられるとのこと。
日本の一斉授業を中心とした教育はムダが多く生産性が低い。
生産性を上げる教育ってどんなものだろう。教員の仕事で、どれがムダなのかな。
生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの
朝のニュースでライフネットの出口さんが勧めていたので思わずポチ。
その時紹介されていた会議のレジメを音読せずに2分間黙読する時間を持つと言うのに惹かれました。
生産性に関する著者の考察が大変参考になりました。「長時間労働は良くないから短時間労働にする」と言うコインの裏表理論では労働生産性が上がるとは言えない。
労働生産性を上げると言う事は3%程度の仕事の見直しも必要ではあるが、30%生産性を上げるようなイノベーションを起こしていかなければいけない。
教育現場においてもこのような視点を失わずに仕事をしたい。
育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ (光文社新書)
いま、とっても直面している問題。できていないことだらけなのて読み進めるのが辛くて読了まで日数がかかってしまった。
家庭内で「プロジェクトのゴール、ビジョンを設定して人を巻き込み動かす」ことで、リーダーシップ行動を身に付けることができる。
また、育児も仕事も一人で抱え込まないための「ヘルプシーキング」すなわち「助けて」と伝えることが大切。
どれも全然できてない気がしました。
著者二人とも実家が遠く、周囲の人に助けてもらいまくり。
働き方、暮らしについて職場のワーママだけでなく若い人にも読んでもらって一緒に考えたい。
新たな“プロ"の育て方
若者、女性が活躍し、かつ離職率が低い原田左官工業所のノウハウ。
左官は職人の世界なので下働きをしながら「見て盗め」の世界だそうです。
それでは若者がバンバン離職してしまうため、プロの動画を見て実践、自分が塗っている動画とくらべてどう違うか確認。
入社したら予め研修の日を設けておき、現場以外の場所で練習することで技術も定着していく。
見習いから4年で一人前になるよう育成プログラムが組まれているそう。
どんな職場でも活かせそうなノウハウがたくさんありました。教育現場でもなにかしら使えないかなぁ。
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)
コーチングが一定流行り、いま注目されているのがフィードバック。
「耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す」ことができたらいいなと思う。
しかし、自分自身がフィードバックされることが殆どないことや、周囲の同僚も慣れていないことからかなりうまく伝えないと誤解されて嫌われて終わる可能性大かも。
フィードバックするなら、本に示されているやり方をよく読んでからにします。
また「フィードバックする」ということは「それだけサポートをする覚悟がこちらにもある」ことが一番大切なことなのかもしれません。
恐れず取り組みたい。
まんがでわかる 伝え方が9割
本屋で気になり、家で読みたくなってKindle。
一度単行本を買って読んだはずなのに全く忘れて実践もできてない。
あこがれの女性ファッション誌の編集者になった主人公は、「思ったことを伝える」だけで周囲とトラブルを起こし、よい紙面づくりができていない。
そんなときに出会ったオネエに「相手に伝わる、上手な伝え方」を伝授してもらう。
エピソードが具体的で「こんなときにこんな伝え方をすればよいのだ」ということを頭に入れるのがマンガだから楽。
このマンガの教えを実践するだけでコミュニケーションが改善されそうな気がしてきた。
伝えることから始めよう
一代で地方のカメラ屋を年間1500億を売り上げる通販専門の企業まで大きくした高田社長の自伝。
「できない」から「どうすればできるか」考えて新しい機械を試したり、ラジオショッピングからテレビにチャレンジしたり。
長期的な計画は立てず、とにかく今に集中すること。本当にオススメを紹介すること。
伝わらなければ、伝えたことにならない。など名言がたくさんありました。
テレビではテンション高く、声も高いけれど普段はもっと声が低いそうです。
遺伝子は、変えられる。――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実
「エピジェネティクス」について、たくさんのエピソードが書かれており読みやすい。
人間は生まれた時にさまざまな遺伝子を情報として持って産まれてくる。
しかし、その発現状態は、私たちの思考や行動や食物やライフスタイルで変わってしまうということらしい。
イジメられたマウスは、3世代に渡りイジメられた時の形質を遺伝させてしまう。
これが人間だったら?また、薬や食べ物も本当に個人によって合う合わないがあり、一般的な食事療法さえ病気の引き金になることもある。
自分の遺伝子にどんなリスクがあるのか、知りたいけど怖いね。
相手もよろこぶ 私もうれしい オトナ女子の気くばり帳 (SANCTUARY BOOKS)
上手に気配りができる人になりたい、けどなれない。
職場に何人もの気配り上手な女性同僚がいて、観察してみてはいるのですがなかなかマネできず…!
レビューもよかったので購入して読んでみました。
1000人にアンケート、気配り上手に徹底的に取材し厳選した気くばりを紹介。
NGな気配りとよい気配り、なぜそれが良いのかイラストで紹介されているのでとても参考になりました。
つい、相手よりも独りよがりの自分ファーストになりがちな自分を反省。
無理せず、気軽にできそうな気くばりを取り入れていけたらいいな。
秘伝すごい会議
だいぶ前の本だけど、十分ココロに火がつきました。
「すごい会議」という収益を伸ばすための会議のマニュアルを全て書き出しています。
印象に残ったのは、時間をかけても5分で出してもアイデアは86%変わらないこと、また、「なぜ?」と聞くのではなく「どうすれば?」と聞くことがとっても大事!
「なぜ遅刻したの?」→「どうすれば、遅刻しなくて済みますか?」
この問いは生徒指導でも十分使える上に、自分への問いかけとしても今年ガンガン使っていきたいフレーズでした。
図書館本だけどもう一度読もう。
勝間式 超ロジカル家事
勝間さんの待望の一冊!サポートメールなどで紹介されていたものの、一覧できると復習になって良い。
このところ毎日パラパラ読んでます。すでに実践してるものも多いです。
これから取り組もうと思うのは、「ネットスーパーの利用」「服の管理をしやすく」今まで近所に安いスーパーがあるからと週末買い物の時間を取り、肉や魚類は生協だったけど週2回ネットスーパー利用でいけそう。会員登録したのであとは注文するだけ。
服についてはワンピース中心なら上下の服の管理をしなくても済むこと。
家事全般の良いヒントが見つかる、おすすめの一冊。
自分を操る超集中力
どうすればものごとに集中して良い結果を出し充実した生活ができるのかが良くまとまっていた。
ウィルパワーをうまく利用するには、集中しやすい環境を作るため余計なモノを机に置かない。
整理整頓。
確かに、目につくものが多ければ集中力は削がれますね。
25分集中、5分休憩のテクニックをタイマー使ってやってみてますが5分の休憩で何をすれば良いのかわからなくなってしまう。
スマホ触るのはちょっと違うと思うし…。メリハリが大事なんだね。
インベスターZ コミック 1-12巻セット (モーニング KC)
kindle安売りで購入。kindle読み放題で途中まで読んでいたけれど、改めてまとめて読んでよかった!
高校生が学校の運営費用を投資で賄う話。
ドラゴン桜といい、常識を疑えというスタンスが読んでいて気持ちいい。
常識的な人間として、主人公の父親が教師でお金の話がキライというのも周囲の同僚を見ていて納得。
もっとお金の話を学校でもしたら良いのでは。教育関係者に読んでほしいですね。
まとめ
1月から7月まで読んだ本の中で、良かったものをまとめてみました。
読了したら読書メーターに250字程度で感想を残しております。
忙しかったからか、例年の半分くらいのペースでしか読めていない気がしました。
改めて感想を読んでみると、これから自分がすべきことが見えてくるかも!?
「こんな本もおすすめだよ!」
と言うものがあればぜひ教えて下さいね♪
この夏の読書は、マンガレンタルをしてダラダラ読みながら過ごすのが夢。(マンガも本も、かさばるので一定量以上家に置かない主義)
みなさんも、良い夏休みをお過ごしください。
ではまた☆
[進路]自分自身を知る良ツール!興味・関心と123もの適職がわかる!高校生向け「R-CAP診断テスト」
「高校の進路指導に使えるツールはないかしら?」
「生徒が自分自身を知るきっかけになるような進路指導をしたい」
高校の総合的な学習の時間では、進路指導を中心とした時間を持つことも多いですよね。
勤務校でも、身近な人への職業インタビューを実施したり、職業体験をする時間を設けたりしています。
昨年度、職業インタビューと職業体験を終えた後に生徒が自分自身を知るツールとして何かしらのテストを実施しようと担当者で相談し、いくつか診断テストを比較してみました。
よく用いられるものは、職業や文理の適性を教えてくれる適性診断テストです。
>>R-CAP for teens|高校生向けキャリアデザインツール
このテストは、興味関心を中心に40分ほどのテストを行います。
まず、興味関心から見たタイプを8タイプの割合で示します。
次に、123の職業の中からどのぐらい適性があるかをランキングで85〜15%の中で示してくれます。
今後、調べてみた方が良い職業をマトリックスで示し、学問の適性の傾向についても教えてくれます。
何を学べば満足できそう?
この職業適性ランキングは、約30,000人の社会人の中で今の仕事に満足している人の回答を参考に、適応度を数値で表したものです。
50%以上を表している職業は自分と似ている人が満足している仕事というのがわかります。
やりたかった仕事の適性が低い場合は、
- 自分が思ってる仕事内容が実際の仕事と異なる
- やりがいも外れている
場合があるということです。
職業探求マップは、興味関心から見た満足度の高い仕事得意自身から見た満足度のマトリックスが表示されています。
できる事とやりたい事と向いている事が違うと言うことも大いにあります。
「興味関心」と「得意自信」どちらも高いゾーンになってみたい職業があれば最高ですね。
ただ、得意自信はあるが興味関心がない場合も可能性を秘めたゾーンとして職業研究することをすすめています。
このR-CAP診断テスト、学校単位で受験する場合は、一人当たり940円で実施することができます。
個人で受験する場合は、1,800円が必要です。
生徒の様子
今回実施した指導計画は1時間あるR-CAP診断テストを受験します。
少々時間を置いて、結果が返ってきたところでワークシートに取り組みました。
この診断にはワークシートや仕事マップが付属してくるので、その上位の仕事の中で興味があるものについて調べていきます。
ワークシートは、ウェブからもダウンロードできます。
>>type G ワークシート/補足資料ダウンロード|R-CAP for teens
授業計画表もありますよ。
>>R-CAP for teensを使った学習事例|R-CAP for teens
私の勤務先は受験校ではないので、文理選択を行いません。
「興味関心から見た君のタイプ」では本校の生徒の場合、「体を動かすのが好き」なタイプが1番多かったようです。
興味関心から見た満足できそうなやりがいなども表示されています。
「やりがいワードトップ20」を見てみると、仕事を通してどのようなやりがいを得ると満足できるかが表示されています。
例えば、
「お客様から信頼される」
「専門的な知識や技能を伸ばせる」
「自分の工夫が結果に生きる」
「作業の正確さが何よりも求められる」
といったようなやりがいです。
どのような仕事についたとしても自分がその仕事を通して何を実現したいのかということがわかっているだけでも仕事に向かう姿勢が変わってきそうですね。
また知っている職業の幅も、高校生の場合そんなに多くはありません。
「職業適性ランキング123」では、生徒は自分の向いている職業をチェックしてみては、
「聞いたこともないから、仕事の内容がわからない」
と言って困っていました。
例えば、
- スーパーバイザー
- ロジスティックスタッフ
- CADオペレーター
など。
「これってどんな仕事?」
と聞かれ、こちらが困ってしまうような場面もありました。
「職業探求マップ」では、生徒の興味関心と得意自信のマトリックスの読み取りが難しかったようです。
勤務先の生徒は、今回の診断テストで紹介されたような職につく可能性が低いかも。
専門職で言えば、専門学校に進み調理師や保育士、介護士になる場合が多いです。
多くの生徒はこの職業適性ランキングに書かれているような仕事よりも、サービス業で非正規、職人、大工、のような仕事に就く場合が多いんですよね〜。。。
今思えば、123の職業は大卒でなることが前提の仕事が多かったかもしれません。
先生たちの適職診断の結果は?
今回は生徒が実施するにあたり、教員も同様のテストを受験させていただくことができました。
授業を担当している教員のほとんどが実施したため、なかなかの盛り上がり。
しかし、中学高校教員にダントツに向いている人と言う人はいませんでした。
私もその1人で、中学高校教員に向いているかと言われると…適性ランキングでは35%!
かなり低い値が出てきてしまいました。
興味関心から見ると企画業務や、不動産コンサルタント、営業などで適性が高いのだそうです。
また興味関心から見たタイプは、
- 人間関係を広げ周囲に影響及ぼすこと(ディレクタータイプ)
- 正確に物事をすすめること(パフォーマータイプ)
- 実験や調査データを研究すること(アナライザータイプ)
への割合が高かったです。
特にディレクタータイプは
- 相手に指示を出すこと
- 相手をやる気にさせて行動を促すこと
- 大勢の人に影響を及ぼすようなこと
を好み、大きな変化を生み出すことや周囲から信頼されることにやりがいを感じるタイプだそう。
これは、「さあ、才能に目覚めよう」ストレングスファインダーのトップ5とほぼ同じ結果でした。
R-CAP診断、正確性の高いテストと言えるかもしれません。
ちなみに、学問適性ランキングでは自分が満足できそうな学問は社会学が高めでした。
私が大学で修めた栄養食物学は、学問適性度が40%とあまり高くはありませんでした。
まとめ
私が高校生だった1990年代前半は、ここまで詳細なデータが出てくるようなツールはありませんでした。
ストレングスファインダーについて私が知ったのも、10年前のことです。
もし高校生の時にこういったツールに接していれば、自分がやりたい職業と向いている職業の違いにいち早く気づき、修正できていたかもしれません。
当時の自分は、なんとなく民間企業ではやっていけない、また高校の恩師に影響受け、先生ならなれるのではないかと考えていました。
教員になってから20年、とりあえず続けられているのは自分の強みがこの仕事で多少なりとも生かせているからかもしれません。
このR-CAP診断、個人でも受験することができます。
自分の子供が高校生になった時に悩んでいたら…使ってみてもいいかな?と思いました。
ではまた☆
[セミナー]無料で教育機関に提供されるG Suite for Educationとは?今月7/28にセミナーあり!
「学校にICTを導入するのに、お金かかるよね〜」
「インタラクティブな学びが進むならICT使ってみたいけど、周囲に実例がない」
勤務先の高校でも補助金が出たものの、ICTをすすめる上でなにをどうしたらわからない。
とりあえず電子黒板?
ウインドウズのノートパソコン?
iPadを1教室分40台?
…と言ったように、既存の考えからなかなか抜け出せません。
現在、電子黒板、タブレット、ノートパソコン全て無いんです…。
個人のスマートフォンやノートパソコンを用いてGoogleスライドやフォーム、メールを使ってなんとか凌いでいます。
それらを解決してくれるかもしれないツールが、G Suite for Education です。
今回は、一体どのようなものなのかというご紹介と、今月開かれるセミナーのご案内をしたいと思います。
G Suite for Educationとは?
本家のウェブサイトはこちら。
精力的に活動されている国語科の先生のブログ「あすこまっ!」さんの学校にて、どうやら実験的に利用されていたそうで、記事になっていました。
ウェブ上に仮想の教室ができるらしいです。
上記の記事より、
「Google for Education」とは、教育領域向けに提供されているGoogleのサービス全般、さらにChromebookやYouTubeなども含めた製品群を指す。
「Google Apps for Education」は、GmailやGoogleカレンダー、Googleドライブ、Googleドキュメントなどのサービス群を教育機関向けに無料提供するパッケージ型サービスだ。
そして、「Google Classroom」は、Google Apps for Educationに新たに加わったサービスで、教員がクラス全体を管理し、生徒に課題を出したりそれを受け取ったりするためのクラス管理システムとなっている。
使ってみようと思ったら、学校ごとの登録が必要だった!
iPhoneにスマートフォンアプリがあったので、インストールしてみました。
しかし!
見出しの通り、学校単位で登録しないと、無料で利用できないらしいです。
個人では学校で利用できない。
残念!
海外では、このG Suite for Educationを利用している学校が多いらしく、ペーパーバックでガイドブックも出版されています。
私は英語読めないので…Kindleならかなりお安い!
ご興味ありましたらどうぞ。
日本でG Suite for Educationを利用する場合に参考になりそうなリンクを貼っておきます。
7/28にGoogle日本支社にてセミナーあり!
G Suite for Educationに興味があったところに、ちょうどセミナーの案内がFacebookで流れてきました。
>>学校のためのChromebook徹底活用セミナー | IT TOTAL SUPPORT
多分参加すると思います。
最近、ChromeBOOK購入してその軽さと便利さに驚いているところです。
職場の意思決定者なら、 セミナーに参加して導入すぐに決めたりできるのかもしれないけど…
現実はキビシー!!
そう、教室にwifiもないしね!!!!!
まとめ
というわけで、このブログを書いている間に参加ポチしてしまいました。
まだ席があるようですので、よかったらどうぞ。
Googleクラスルームに類似したサービスとして、Classiなるベネッセのサービスもあるようです。
こちらも気になっており、導入校に行って実際の様子を聞いてみたいわ〜。
Classiは、月300円を生徒から徴収する方式で生徒のスマホに一斉連絡できるアプリをインストールできたり、動画授業コンテンツなどがあるようです。
私にとって、今年の学びのテーマはICTっぽい!?
ここでアピールしておけば、ICT関係の予算を組む時などに意見を求められるかもしれませんね。(なんのアピールだ)
ではまた☆
[イベント]教育ITソリューションエキスポ・NHKエディュケーショナルの優れた映像をもっと利用すべき!
教育ITソリューションエキスポに参加した際のレポート第2弾です。
前回の記事はこちら。
教員向けおすすめ授業動画配信サービスの、FIND!アクティブラーナーさんの紹介でした。
今回はみなさんもよくご存知、コンテンツとして非常に高いクオリティーを持つNHKエデュケーショナルさんのご紹介をしたいと思います。
私も子供もEテレ大好きです!
土曜日の朝も「デザインあ」や、「ひらめき工房」など、ついついチャンネルを合わせてしまいます。
何度見ても飽きない内容、ちょうどよい映像の長さが学校の先生からも支持される理由ではないでしょうか。
NHK高校講座「家庭総合」が超おすすめ!
家庭科の教員として私が大変おすすめするのが、NHK高校講座家庭総合です。
以前は放送大学のように(いまは放送大学も改善されてるのかな?)、どこかの大学の偉い先生がただ一方的に喋るようなコンテンツだったような記憶があります。
しかし私がチェックし始めた2012年ごろから、お笑い芸人やタレントを起用、高校生の興味が湧くコンテンツ作りに注力しているです。
私が、勝手に敬愛している大阪の高校家庭科教員、南野忠晴先生も監修に協力されています。
何年かおきで新たに制作されています。
2012年の千原せいじさんから、2014年はパパイヤ鈴木さんと青木さやかさん、今年は黒沢かずこさんとロバートの馬場さんとの新シリーズが放映されています。
個人的には、高校生が数名ひな壇に乗って意見を言い合う2012年版の家庭総合が気にいっていました。
しかし高校生の喋りを入れるとコンテンツが少なくなると感じたのか、パパイヤ鈴木さんの家庭総合では高校生が一切出演しなくなりました。
その代わり、2014年のシリーズは番組のはじめにお悩みマンガが紹介されています。
2014年度版のコンテンツは岩波ジュニア新書にもなっています。
通信制の高校に通う生徒を対象にしているため、動画以外にも画像と文字で見られるウェブページや、学習の確認ができるPDFもあります。
細切れでセクションごとにスマートフォンから動画を確認することもできます。
小学生向けのカテイカも始まりました。
まだ録画して撮りためているだけで見られていません。
いま、ちょろっとリンク先見たら、カテイカ様のビジュアルがすごい。
短い時間で家事の基本が身に付くと評判です。
アーカイブ、DVDも有効活用しよう!
小学生向けでは、プログラミング学習の番組や、そのまま使える英語のコンテンツなども充実してきているようです。
いちど見逃した番組を見たいと言う場合、NHKのアーカイブスなどを利用するのも手です。
さらに評判となった番組はDVDになっており、Amazonなどで手に入れることも可能です。
私のオススメはこちら!
奇跡のレッスン・サッカー編
生姜杉並区の小学校のサッカーチームが世界的なフットサルの指導者ロドリゴ監督に1週間レッスンを受け、技術やマインドを身につけて最後には勝てなかったチームと試合をして勝てるようになっていくレッスンをDVD化したものです。
この番組は何度も再放送されており、私も一度録画したのですがDVDに焼いて誰かに貸したまま…ハードディスクからも削除してしまいました。
このIT教育ソリューションエクスポに参加して、この奇跡のレッスンがDVD化されていることを知り、購入できるということで大変嬉しくなりました。
サッカーの指導者のみならず、教員なら見て損はないと思います。
子どもたちを励まし、良いところを見つけ勇気づけると言うことがこんなにも子どもたちに力をつけるのだと言うことが映像でよくわかると思います。
まとめ
高校生であれば、生徒がわからなかったの単元を確認するのにも良いのではないかと思います。
生徒が化学の授業がわからないと言うことで番組のQRコードをつけた学級通信を配ったことがありました。
それらをしっかり見てくれているのかどうか…とりあえず、紹介だけはできました。
私はたまにスマートフォンなどを用いて家庭総合のセクションを見せています。
ふと、授業中に視聴させて良いものなのか少し心配になりました。
教員が著作権に疎いのはよくある話ですね。
調べてみました。
どうやら、著作権法第35条でいう「学校およびその他の教育機関」において、授業内に視聴させる分には大丈夫そうです。
最近の生徒は、以前よりも映像に大変親しみを持っており、自分が喋るよりも映像の方がよく理解できる場合があると感じます。
私も、受信料を払っているのでより良いコンテンツをいつまでも続けて欲しいものです。
他にも、優れたコンテンツがありましたらぜひ教えてくださいね。
ではまた☆
[ICT]即時グラフに集計!生徒のスマートフォンを利用して、Googleフォームで授業アンケートを取ろう!!
そろそろ夏休みですね〜。
教師のみなさまは、テスト返しの日に授業アンケートを行っているのではないでしょうか?
私もそのうちの1人でした。
テスト返却時に模範解答の裏に授業アンケートを作り、それを配布、回収していました。
紙の授業アンケート、入力、集計してる?
回収したアンケートをパラパラめくって、
- 自由記述欄に励まされたり落ち込んだり
- なんとなくの傾向をつかむ
くらいで終わってました。
しかし、それで終わってしまっては、
- どのくらい生徒たちが学習に関わったのか
- 普段の授業の様子はどうだったのか
といった振り返りを定量的に確認することができません。
でも、、、150枚近くのアンケートを入力し、集計する時間はありません。
そういえば、以前子どもの通う保育園にて保護者の交流会アンケートをGoogleフォームで行ったことを思い出しました。
Googleフォームでアンケートを行えば、人間がデータ集計をする必要が全くありません。
この夏の試験返却では、一念発起しGoogleフォームでアンケートを作り、生徒のスマホでQRコードから読み込んで入力してもらうことにしました。
実際に取り組んでもらったところ、
「即時データがグラフになり、元データもスプレッドシートに入力されてるって改めてすごい!!」
と、興奮して周囲の同僚に声をかける始末…笑。
同僚の一人から、
「今までの集計の手間なんだったの?この方法は、ぜひ生徒会の授業アンケートにも活かすべきだ。」
と、励ましをいただきました。
教育現場の負担を減らして行くのもこのブログの使命?!
Googleフォームの作り方と注意点、生徒のスマートフォンでQRコードを読み込んでもらうためのチュートリアルをご紹介します。
Googleフォームの作り方と注意点
Googleフォームを作るには、Gmailアドレスの取得が必要です。
アドレス取得後、Google driveから新規作成を行います。
詳しくは、ネット上にたくさんのチュートリアルがありますのでそちらをご参照ください。
それよりも、どんな目的で、何をアンケート項目にしていくかの方が重要でしょう。
今回は、初の試みなので生徒の負担にならぬよう、多くともクラス、出席番号を含んで10問にしてみました。
ラジオボタンで選択する方式の質問は必須項目に、自由記述を必須項目から外しました。
Google検索で「授業評価 アンケート」といったキーワードでいくつかのページを参考にさせていただきました。
結局、今まで行っていたアンケート項目を多く含むことになりました。
生徒にQRコードを読み込んでもらう方法
作成したアンケートを、QRコード変換サイトでQRコードに変換します。
変換したQRコードを画像で保存し、スライドに貼り付け印刷。
黒板にも貼れるように印刷しました。
問題は、生徒全員のスマホにQRコードリーダーのアプリが入っていないことです。
勤務先では、生徒が授業中に使えるようなタブレットは1台もありません。
では、生徒が持っているスマートフォンでどのようにQRコードを読み込めば良いのでしょうか。
方法がないか調べてみたところ、LINEの友達追加のQRコードリーダーからウェブページにもたどり着けることがわかりました。
高校生はほぼ100%LINEを利用しています。
私のLINEのスクリーンショットを用いて、チュートリアルを作成しました。
このチュートリアルに沿って、生徒にアンケートを表示してもらいました。
こんな感じに…。
スマートフォンを持っていない、使えない生徒がいた場合の紙アンケートも何部か用意していきました。
しかし、スマートフォンを持っていない生徒はおらず、充電が切れている生徒がクラスに多くて1.2名いただけでした。
回答が終わった生徒のスマートフォンを貸してもらい、回答してもらうことができました。
結果、全員がスマートフォンを使って回答することができました。
まとめ
毎回行っているの紙のアンケートでも、多くの生徒がしっかりと答えてくれます。
しかし、読み書きが苦手な生徒もおりめんどくさくて記述はパスしまう生徒も少なくはありませんでした。
生徒はスマートフォン入力に慣れているためか、紙のアンケートより自由記述のコメント多めに書いてもらえました。
お互い初めての試みだったからかもしれませんが…^_^。
スマートフォンを持ってきても良い学校であれば、ホントおすすめします!
どんどん業務を楽にできるよう、積極的に利用できるものはしていきましょうね。
入力項目その他の振り返りは、リクエストがありましたらまた新たに書いてみたいと思います。
ではまた☆
[家庭科]世界の食は刺激的!本「地球のごはん 世界30カ国80人の”いただきます!”」
このシリーズ大好き!
写真と文章が、ものすごい説得力で語りかけてきます。
家の中のモノを出して並べた「地球家族」が始まりだったようです。
これも、日本人が多くのモノに囲まれて行きているということがよーくわかります。
もう20年以上経ったのか…今写真を撮ったら、どの国も似たり寄ったりになってそうですね。
家庭科の教材としても用いられています。
各国の人たちは、どんなものを食べて生きているの?
今回は地球の30カ国、80人のごはんをカロリー順にならべています。
なんと800から12300kcalまで!
ほとんどの人たちは2000から4000の中に入っています。
低い人は総じて貧困、途上国。
HIV感染のアフリカ人女性900kcal、
バングラデシュで家を出された駅で暮らす少年1400kcalなど。
これ以上は養えないと母から言われて都市部に出てきたと。
裏を取るために母に電話して確認したがそんなことはないと言い、しかし帰ってきて欲しいとは一言も発せられず。
以前高かったであろうアメリカ人男性と少女は、1600kcal前後を摂取。
胃を摘出する手術を受けるにも脂肪が多すぎて危険なので安全に手術を受けられるまで痩せなければならない。
が、つい盗み食い…。
バスの運転手だったが、体重のせいで職すら失った。
減量キャンプに通う少女は、太った原因を
「学食がビュッフェだったので取りすぎてしまった」
確かに、スーパーサイズミーで出てきた学校のビュッフェは揚げ物、加工食品ばかりでひどかったのを思い出します。
12300kcalと最もハイカロリーだったのはイギリスの主婦。
振り返ってひどい量だった、今は減量していると連絡があったらしいが…。
カロリーの低い国は途上国。高い国は欧米が中心。
でも高地に住んでいる、乳製品を中心に取る人も結構カロリー高かったな。
それでもだいたいスリム。住む環境、労働が過酷なんだろうか。
途上国ほど伝統食、先進国ほど缶やペットボトルなど加工されたものが多かったのも印象的。
日本もどんどん加工食品に囲まれていますからね~。
高校生の捨てるゴミは、コンビニの包み紙で溢れています。
ちょっとやばいモノを感じる。
日本からは力士と自転車のメッセンジャーが参加。
平均的な日本人より多目の摂取量ですね。
食を通して、世界の人々の暮らしが浮き彫りになっています。
時折挟まれているエッセイも秀逸でした。
- 調理の起源…ヒトはいつから調理をするようになったのか?それによる恩恵は?
- 料理がなくなる日…テレビで料理番組を見るのは好きなのに、調理時間は減っている。
- カロリーはどうやって考え出されたか?…少量でもエネルギーを含む食料を食べれば飢餓から脱出できるのでは?しかし現代のカロリーの意味はどうなっている?
取材した著者のコメントに、楽しかったのは屋台のある国と。
台湾、スペインなど。
日本が入らなかったのがザンネン。
いつか行きたい旅行先に、台湾候補にいれてみようかな。
逆に、加工食品にあふれている国は魅力的ではなくなってくるのかな。
まとめ
この本で触れている点は、勝間さんが野菜を食べよう!砂糖を取らないようにしよう!とメルマガで書かれていることとかなり一致していました。
もう少し食に気を配った方がいいかも。
職場の図書館にいれてもらおうかしら。
A4版カラーでなかなか重いので、図書館で借りる際はご注意を!
ではまた☆
[イベント]教員向け授業動画配信サービス「FIND!アクティブラーナー」中の人に話を聞いてみた!
先月、教育ITソリューションエクスポに参加してきました!
昨年よりも会場が広くなっていて、関係各社の関心の高さが伺えます。
私が参加した際、必ず立ち寄るブースがFIND!アクティブラーナーです。
現在、180,000人の先生方がこのFIND!アクティブラーナーの授業動画視聴サービスを利用しています。
最近では学校法人向けの動画配信サービスも始めたそうです。
他にも系列の会社にて、高校生向けのフォーサイト手帳や7つの習慣Jなどのサービスも行っています。
今回は、教育ITソリューションエクスポのブースにて、中の人に少しお話を伺ってみました。
先生方をアクティブラーナーに!
以前は、「アクティブラーニング」だった会社名を「アクティブラーナー」に変更したそうです。
確かに、「主体的な授業」よりも「主体的な授業者」または「学び手」と言う言葉の方がより人々のやる気を引き出すような会社名であると思いました。
先ほど紹介したように、現在180,000名の教員の方々に1,300本以上のコンテンツを紹介しているとのことです。
「主体的、対話的で深い学び」をすべての教員、保護者の皆様に、実践授業、授業ノウハウ、教育関連ニュース、教材を提供する日本で唯一のプラットホームとうたっています。
動画を視聴するためには、無料で会員登録をする必要があります。
毎週届くメールマガジンにて、新着動画の紹介や、人気のある動画の紹介がされるので、つい気になって通勤電車の中で見てしまうこともしばしば。
有料会員になると、動画を見ずにテキストで動画の内容を確認することもできます。
有料会員のみ視聴可の、プレミアム動画も存在します。
費用は、月額980円です。
この夏休みに、少し動画を見る時間が取れそうなので短期間でも登録してみようかなと考えています。
動画のクオリティ高い!
このファインドアクティブラーナーの1番の売りは動画のクオリティーが高いことです。
他社の大手サービスさんからも羨ましがられるほど。
なぜかと言うと、スタッフの方にもともと映画を撮っていた方がいらっしゃるそうです。
「1台のカメラで回していると思いますか?」
うーん、そんな視点で動画のことを考えたことがなかった…。
実際は、8台のカメラで回しているということです!!
しかも、カメラを変えた際に色味が変わらないよう、かなりチェックを入れているそうです。
そんな話をうかがうと、無料会員で動画を視聴させていただいているのが申し訳ない気分になってきました。
授業動画で研修を!
最近ではファインドアクティブラーナーを学校ごとに導入すると言うパッケージプランもリリースされました。
「全教員に視聴できるようにしたいので金額を検討できないか」
と言う相談が多く持ち込まれるようになったそうです。
この、学校法人向けプランを1週間ほど体験させていただきました。
プレミアム動画が視聴見放題に加え、なんと自校映像のアップをすることもできるのだそうです。
そうすれば全教員に対し授業を見える化することができますね。
映像をもとに、校内で研修しあうことも可能です。
教員が、普段の勤務時間内で同僚の授業見学をするのは、時間の制約などからもなかなかハードルが高い!
しかし、他者の授業を見学しモデリングすることで、短期間で飛躍的に授業を改善させることが可能だと考えます。
ベテランは授業を公開したがらないことも多いのではありませんか?
それならば、ファインドアクティブラーナー内のサイトでお手本にしたいような、良い授業を視聴することで校内研修の代わりになるかもしれません。
また、なかなか校内の研修に参加できない、しかし専任と同じだけの責任を授業で持たされている、講師の先生への福利厚生として導入すると言う手もありかもしれません。
どことは言いませんが、授業コマ数の半分以上を講師の先生にお願いしている学校もありますからね…。
8/27の日曜日には、東京にてアクティブラーニングフォーラムも開催されます。
夫にお願いして、行けるか聞いてみようかしら。
フォーサイトのノート導入したい!
また、ファインドアクティブラーナーの系列の会社では、学生向けの振り返り手帳を製作、販売しています。
>>「主体性」教育 | 生徒・学生向けビジネス手帳「フォーサイト」
主に高校生向けの振り返り手帳や、部活動向けの手帳などいくつかのタイプがあります。
学生の頃から手帳を書く習慣があるといいと思います。
ぜひ本校でも導入したい!のですが、まず手帳を使う習慣が生徒にないです。
スマホに何でも情報を入れているようです。
さらに、手帳自体をなくしてしまう生徒が多いだろうと言うことが考えられ、頭が痛いです。
実は私、このフォーサイト手帳を利用しています。
昨年は、手帳のおかげでとある夢を叶えることができました!
大きさ、薄さともに理想形!!!
4月始まりでこの形ってほぼないんですよね。。。
ロフトなどで市販されていないのが大変残念です。
アマゾンで日付なしのものも販売されています。
よかったらチェックして下さいね。
まとめ
授業に役立つ動画コンテンツで教員が学ぶ時代なんですね…。
私は普段土日も育児で外出できないため、動画で授業研究ができるのがとても良いと思いました。
ぜひ、勤務先で学校導入版を検討して欲しい!
でも、多くの先生から
「忙しいからそんな時間はない」
と言われてしまいそうです。
まずは、個人でプレミアムプランに入ってみようかな…。
ではまた☆
[便利]スタンプ台不要!シャチハタデータネーム浸透印快適すぎなレビュー
「インク付きのかわいい検印、すぐインクが切れちゃう」
「日付も変えられる検印で、名前付きが欲しい」
私も教員生活が長い割に、検印についてはあまり考えたことがありませんでした。
一度、かわいいキャラクターの付いた浸透印を購入しようと考えましたが少々お高いので諦めました。
関連記事:
今回友人がお勧めのメールオーダーの浸透印を1,500円前後で注文できるので購入してみることにしました。
プリントのチェックなど、今かなり使えているのでご紹介します!
シャチハタデータネームEXの特徴
アマゾンで注文すると、メールオーダーで名前が入れられる割に価格は大変お安くなっています。
現在は1,591円になっています。
私は、本体が赤のデータネームを注文しました。
このデータネームは日付の上下をオーダーすることができ、上部に「検」や「OK」所属部署など、下部に自分の名前を入れることができます。
また、メールオーダーをウェブで行うと、文字の種類を7種類から選ぶことができます
私も今回は一般的な明朝体ではなく、ゴシック体を選ぶことにしてみました。
1週間ほどでオーダー部分が我が家に届きました。
これはかなり便利!毎日使っています
私は、上部を「OK」
下部を「名前」にしました。
丸ゴシック体になってるの、わかりますか?
持ち手の部分を引っ張ると日付を変えるダイヤルが出てきます。
私は毎日日付を変えるのが面倒なので6月と、月ごとに日付を変えるようにしました。
この日付部分の高さがハンコ部分と合わない時は、後ろ部分で高さが調節可能です。
名前表示は虫眼鏡レンズにもなっており、日付調整をする際によく見えない場合は利用すると良いでしょう。
インクが出にくくなったなぁ、と思った場合にはフタの部分に可動式のパッドがありますので、それを押すことでまたくっきりと印字されます。
インクがなくなってきた場合はこのインクパッドの奥が開きます。
付属の補充インクを利用すれば大丈夫です。
押してみたところ。
欲を言えば、大きさは15.5ミリで大きいとは言えません。
直径2センチ以上の大きめの検印が手軽な価格で手に入ると嬉しいのですが。
贈り物にも最適!
ちなみにこのメールオーダー印ですが、この春職場を離れた同僚にもプレゼントさせていただきました。
実際に、元同僚に画像で見せてもらったオーダー印を見て今回注文してみることにしました。
異動などで何か手軽な贈り物をあげたい場合も、このメールオーダー印はなかなか良い贈り物だと言えると思います。
まとめ
自分の名前と日付を入れられるハンコを1つ持っていると、事務作業が劇的に楽になりますよ。
メールオーダーでも1週間程度で手に入りますので、この夏休みを前に1つ注文してみてはいかがでしょうか。
私ももう少し浸透印に慣れたら、イラスト入りのスタンプにもチャレンジしてみようと思います。
ではまた☆
[セミナー]研修の夏!いま注目の『学び合い』フォーラムin関西でご一緒しませんか?
研究会の夏がやって来ましたね〜〜。
教員の皆さん、どのような研究会に参加する予定ですか?
私の周囲では、私学の組合の研究会に参加する人、それぞれの科目の研究会に参加する人、進路の研究会に参加する人、または、私学財団の主催する研究会に参加する人と様々です。
以前、私は家庭科や性教育の民間教育団体の研究会によく参加していました。
ここ数年は生徒が共に学び合う授業の方法に興味があり、『学び合い』の研究会に参加しています。
今年度も都合があったので。『学び合い』フォーラムin関西に参加することに決めました。
『学び合い』フォーラムin 関西に参加予定です!
第13回教室『学び合い』フォーラム2017in関西について簡単にご紹介します。
日時、場所については以下の通りです。
日時:平成29年(2017年)8月5日(土)、6日(日)
会場:枚方市立メセナ枚方会館
お申込みはこちら
学級ファシリテーションとホワイトボードミーティングの開発者であるちょんせいこ先生と、私が愛読している『学び合い』の本の著者である阿部隆幸先生との対談が予定されています。
私がFacebookでフォローしている先生方のシンポジウムも今から大変楽しみです。
以前の様子
2015年に参加した『学び合い』フォーラムの研究会参加報告のリンクはこちらです。
私は2008年にファシリテーション仲間から『学び合い』を知り、その後、西川純先生とメールをさせていただきながら実践してみるも、勤務校の実態とうまく折り合いがつかず…。
一度『学び合い』に挫折しています。
その頃、東京の『学び合い』の会でお世話になった方々と、数年ぶりに2015年のフォーラムでお会いすることができました。
参加されている先生方が『学び合い』の精神で授業のみならず人生も生きておられるためか、よく声をかけて頂きました。
単身での参加でしたが、1人ぼっちになることなく多くの仲間と学びを深めていくことができました。
どこに泊まる?
今回は参加者のための宿泊ホテルが用意されています。
私も関西に一切親戚がいないため、全く開催地周辺の様子がわかりません。
用意されたホテルに宿泊予約するつもりでした。
念のため、Facebookつながりのお友達に聞いてみたところ、枚方周辺に在住の方から、
と教えていただきました。
枚方から駅近く、Tsiteのすぐそばなのだそうです。
確かに、観光せずに寝るだけだし、ブログのネタになりそう〜!←おい!
ということで、宿泊予約することにしましたよ〜。
ホステル形式の宿に泊まるのは、大学生時代にやはり教育研究会に参加した時以来です。
一泊あたりの料金も4,000円台とかなりリーズナブルでした。
今からとても楽しみです。
T-site枚方も気になってます。
総合的なショッピング施設なのかな?
まとめ
この時期は研究会が目白押しで、同時期に気になっている研究会が他にもいくつかありました。
しかし、『学び合い』フォーラムに参加することに決めました。
Facebookでフォローしている先生方に直接お目にかかれること、またフォーラムの後もウェブを通じて悩みを相談したり共有できることが参加の理由の1つとなっています。
関西在住ので皆さん、良かったら『学び合い』フォーラムにてご一緒しませんか?
今から、どのような学びができるかとても楽しみです。
ではまた☆
[研究会]授業研究会はお好き?対話形式のワールドカフェがおすすめ!スライドリンクあり。
「授業研究会って、特定の人ばっかり喋ってるよね」
「教師もアクティブラーナーでありたいのに…」
せっかく、時間を割いて行う授業研究会。
参加者の皆さんが充実して、明日から元気になるような会にしたいですね。
先日、学内で授業研究会を行なった際、研修委員としてすすめ方のスライドを作りましたので共有します。
今回のテーマは何?
「生徒が学び始めるきっかけは?」
勤務校では、学内で協同的な学びを推進するために授業研究会を実施しています。
「生徒が1人残らず授業に参加する」
か最近の主なテーマでした。
お恥ずかしながら、勤務校では授業中の私語やスマホ、居眠り、教室から出て行ってしまうなどなかなか授業が成立しない環境にあります。
今回は、授業内で生徒が学び始めるきっかけというのはどこにあるのだろうかというのが主なテーマになりました。
ワールドカフェって知ってる?
今年度より、その研修の推進委員になりました。
授業研究会の司会を今回任されました。
数年前、学外でファシリテーションを学び、ワールドカフェをインフォーマルなグループで実践していたことがあります。
今回はその経験を生かし、研究授業後、ワールドカフェ形式で分科会を行うことにしました。
ワールドカフェのメリットは、
- 少人数グループなので、一人当たり話す時間が増える
- グループのメンバーを一定時間で変えることで、他の班の動向がわかり気づきも増える
設定したテーマによっては対話が停滞してしまうことも。
ラウンドごとのテーマをどう設定するのかが肝。
モヤモヤするのが良い対話という方もいらっしゃいますが、
私はせっかく対話するだけの時間があるのだから、
「これからどうしていくか、アクションプランまでつなげたい」
という思いから、
「明日からできること」
を、個人の振り返りのテーマに設定しました。
詳しくは、共有スライドをご参照くださいね!
対話での気づき
職場では、授業中に
「グループを作らねばならない」
といったルールは決まっていないので、ほとんどの授業は一斉です。
「生徒が学び始めるきっかけ」
について、個人的には生徒同士の関わりの中でやる気になっていくのが理想的だと考えていました。
しかし、そのような考えた方は職場内では少数派なのかもしれないな…と悩んでしまいました。
なぜなら、今回対応した先生の中では、「教師と生徒との関係性」を「生徒が学び始めるきっかけ」の最重要課題として考えているが多かったからです。
今までの経験から、教員への信頼感が低い生徒が一定数いるため、土台になる信頼感を得るためにかける時間やスキルがおそらく一般的な高校よりも求められます。
となると、生徒と周波数を合わせて会話が続けられ、親身になってくれ、コミニケーション能力の非常に高い
「フレンドリーで、私たち生徒を理解してくれる」
教員の授業だけが好きと言う生徒が多くできてしまいます。
もともと勉強が苦手、好きでは無い生徒が多いため、
「どうすれば生徒が授業に取り組めるか?」
ということ自体が勤務校の課題です。
教師が嫌われてしまい、その授業を全く受けない生徒が出てしまうことも教師の毎年の悩みです。
もちろん、私の授業でもそのような生徒が出てきています。
今年も不適切な行動を繰り返すたびに注意を受け、そのことに嫌気がさして全く授業に向き合わない生徒が出てきてしまいました。
もちろんそれらも含めて教員のスキルの問題であると言われればそれまでですが。
生徒と教師の関係性を乗り越えるためにも、生徒同士でも学び合え高めあえる授業を目指したいものです。
とはいえ、なかなか道は険しそうです。
まとめ
対話の気づきが暗くなっちゃいました!すみません。
研修の形式については、ワールドカフェ形式、おすすめですよ〜!
教室でなかなかそのスキルを発揮できる機会がありませんでした。
今回、教員の研修でお役に立てたようで嬉しいです。
いつ、どこで学んだことが役に立つのか?
学びに無駄はないのかもしれませんね。
ご興味を持った方へ。
昔の本ですが、
「ワールドカフェをやろう!」
を一通り読むのをおすすめします。
また授業内でワールドカフェを実践されている先生方も多くいらっしゃいます。
堀先生の教室ファシリテーション本がワールドカフェやマイクロディベートなどの実践方法がコンパクトになっておりお勧めです。
私はこの本をバイブルとして、職場に1冊、家に1冊持っています。
教師がファシリテーターとして授業に関わるためには必読の1冊と言えます。
参考になりましたら幸いです。
ではまた☆