まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[研究会]授業研究会はお好き?対話形式のワールドカフェがおすすめ!スライドリンクあり。

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「授業研究会って、特定の人ばっかり喋ってるよね」

「教師もアクティブラーナーでありたいのに…」

せっかく、時間を割いて行う授業研究会。

参加者の皆さんが充実して、明日から元気になるような会にしたいですね。

先日、学内で授業研究会を行なった際、研修委員としてすすめ方のスライドを作りましたので共有します。

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今回のテーマは何?

「生徒が学び始めるきっかけは?」

勤務校では、学内で協同的な学びを推進するために授業研究会を実施しています。

「生徒が1人残らず授業に参加する」

か最近の主なテーマでした。

お恥ずかしながら、勤務校では授業中の私語やスマホ、居眠り、教室から出て行ってしまうなどなかなか授業が成立しない環境にあります。

今回は、授業内で生徒が学び始めるきっかけというのはどこにあるのだろうかというのが主なテーマになりました。

ワールドカフェって知ってる?

今年度より、その研修の推進委員になりました。

授業研究会の司会を今回任されました。

数年前、学外でファシリテーションを学び、ワールドカフェをインフォーマルなグループで実践していたことがあります。

今回はその経験を生かし、研究授業後、ワールドカフェ形式で分科会を行うことにしました。

>>ワールド・カフェとは? | ワールド・カフェ・ネット

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ワールドカフェのメリットは、

  • 少人数グループなので、一人当たり話す時間が増える
  • グループのメンバーを一定時間で変えることで、他の班の動向がわかり気づきも増える

設定したテーマによっては対話が停滞してしまうことも。

ラウンドごとのテーマをどう設定するのかが肝。

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モヤモヤするのが良い対話という方もいらっしゃいますが、

私はせっかく対話するだけの時間があるのだから、

「これからどうしていくか、アクションプランまでつなげたい」

という思いから、

「明日からできること」

を、個人の振り返りのテーマに設定しました。

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詳しくは、共有スライドをご参照くださいね!

docs.google.com

対話での気づき

職場では、授業中に

「グループを作らねばならない」

といったルールは決まっていないので、ほとんどの授業は一斉です。

「生徒が学び始めるきっかけ」

について、個人的には生徒同士の関わりの中でやる気になっていくのが理想的だと考えていました。

しかし、そのような考えた方は職場内では少数派なのかもしれないな…と悩んでしまいました。

なぜなら、今回対応した先生の中では、「教師と生徒との関係性」を「生徒が学び始めるきっかけ」の最重要課題として考えているが多かったからです。

今までの経験から、教員への信頼感が低い生徒が一定数いるため、土台になる信頼感を得るためにかける時間やスキルがおそらく一般的な高校よりも求められます。

となると、生徒と周波数を合わせて会話が続けられ、親身になってくれ、コミニケーション能力の非常に高い

「フレンドリーで、私たち生徒を理解してくれる」

教員の授業だけが好きと言う生徒が多くできてしまいます。

もともと勉強が苦手、好きでは無い生徒が多いため、

「どうすれば生徒が授業に取り組めるか?」

ということ自体が勤務校の課題です。

教師が嫌われてしまい、その授業を全く受けない生徒が出てしまうことも教師の毎年の悩みです。

もちろん、私の授業でもそのような生徒が出てきています。

今年も不適切な行動を繰り返すたびに注意を受け、そのことに嫌気がさして全く授業に向き合わない生徒が出てきてしまいました。

もちろんそれらも含めて教員のスキルの問題であると言われればそれまでですが。

生徒と教師の関係性を乗り越えるためにも、生徒同士でも学び合え高めあえる授業を目指したいものです。

とはいえ、なかなか道は険しそうです。

まとめ

対話の気づきが暗くなっちゃいました!すみません。

研修の形式については、ワールドカフェ形式、おすすめですよ〜!

教室でなかなかそのスキルを発揮できる機会がありませんでした。

今回、教員の研修でお役に立てたようで嬉しいです。

いつ、どこで学んだことが役に立つのか?

学びに無駄はないのかもしれませんね。

ご興味を持った方へ。

昔の本ですが、

「ワールドカフェをやろう!」

を一通り読むのをおすすめします。

また授業内でワールドカフェを実践されている先生方も多くいらっしゃいます。

堀先生の教室ファシリテーションがワールドカフェやマイクロディベートなどの実践方法がコンパクトになっておりお勧めです。

私はこの本をバイブルとして、職場に1冊、家に1冊持っています。

教師がファシリテーターとして授業に関わるためには必読の1冊と言えます。

参考になりましたら幸いです。

ではまた☆