[ICT]今年上半期の学校内ICT改革記録!コロナ禍で「10年が3ヶ月で来た」
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ご無沙汰しております。まなびとです。
ブログ久しぶり…もう、半年以上経ってますかね?! はてなPRO2年プランを昨年うっかり更新してしまったので、noteにも移らずもう少し頑張ってみようかと思います。
今回は、実録「コロナとICT」職場内の大変革
さて、久しぶりのテーマはコロナとICT.。 何年も呼びかけても変わらなかった学校のICT改革が…コロナ禍で「10年が3ヶ月で来た」
「10年が1年で来た」というのは、ユニクロの柳井さんが新聞で語っていた言葉です。
でも、学校は3ヶ月でなんとかしなければなりませんでした。
このブログを読みかえすと、2017年頃からGoogleのセミナーに出ては
「Google classroomは無料なんだから、学校で使えるようにしてください!!!」
と何度も何度も訴えてきました。
でも、
「学校にWi-Fiが整備されてないから」
「使えない先生もいるから」
「具体的にどう使うのか説明して」
とかなんとか情報担当者に言い含められ、諦めかけていたその時…!
2020年上半期、コロナに対応するために小さな私立高校に起きた変化
3月からの大変革!!!
私は活用している方ですが、 ついていくのが大変だった先生も多かったと思います。
では、紹介していきます。
3月[まさかの休校]
卒業式はかろうじて生徒と教員のみで行う。
しかし、それ以降は首相の要請に従って休校。
学年末テストが行えず、成績をつけて終わり。出勤は短時間。
4月[紙とICTの間で]
入学式なし、始業式なし。
新学年の教科書、自習課題を紙で宅急便で送る。
教員もなかなか出勤できないため、何人かで学校に掛け合い、Google classroomのアカウントを教員に発行。
教職員のクラスを作って連絡するように。
生徒への連絡は一斉メール。
5月[生徒にもgoogle classroom導入!]
学校のホームページに、課題をPDFで配信。
ドメインの問題などありつつも、Google classroomのアカウントを生徒に発行。
教師の感染も心配なので、ほぼ出勤させず。
生徒への連絡手段はメール。しかし、生徒の不安に寄り添うため電話を使って安否確認。
やっと、google meetを使用してオンラインで職員会議できるようになりました。
他学校より一ヶ月は遅い
— まなびと!@高校&家庭科🌈 (@manabito1) May 8, 2020
オンラインでの職員会議。
思ったよりトラブルなく、スムーズに出来ました!
在宅の人も多かったし。
その後の教科会もオンラインでやってた。
50年分くらい時計の針進んだ…!!
6月[オンライン授業、HR、面談を開始!]
classroomに課題を配信、分散登校で授業。
並行してGoogle meetでオンライン授業を行うことに。
しかし、学校のWiFiが非力すぎて教職員がオンライン授業のテストを行うと電波が切れてしまうことが発覚!
オンライン学習が決まってからそのことが分かったため、ポケットWiFiを10台購入することに…。
ポケットwifiを用いて朝はgoogle meetでホームルームを行い、生徒との面談もmeetを利用。
※学校支給のパソコンは、生徒が情報の授業で使った型落ちデスクトップ(10年くらい使っていて、情報の先生によると「なぜこれが今も動いているかわからないレベル」らしい)
※職員室のデスクトップPCはカメラがなく、オンライン授業ができない。職員用の貸し出し用のタブレットPCが15台あるが、多くの教師は私物スマホかパソコンで授業。
※生徒に端末が配布されてないのため、スマホで見てる模様
7月[生徒の登校開始]
7月から通常登校に。それでも時差登校、短縮授業、最終下校時刻も早め。
google classroomは利用を継続中で、課題を出している教員もまだ多い。
初めて全員揃う生徒たちを見て、
「密だな〜〜〜」
と思ってしまった。
8月まで授業と試験。
この騒ぎもあり、来年度の新入生から何かしらの端末を一括して購入してもらうことになった。
どの端末を購入するか、どこから購入するか、MDMは入れるのかなど、早めに決めないと同じような学校が多く購入できなくなるらしい。
Wi-Fiの工事も、どこも予約が一杯ですぐに増強できないらしい…ひえ〜
8月[短い夏休み…]
8月中に新学期。この暑い中、学校再開できるのかな???
まとめ
コロナ疑いの生徒は学校に来られずテストを受けられなかったり、授業回数が少ない中成績をつけなければならなかったりという状況です。
年度初めに予定していた行事はすべて行えず。
4,5,6,7月…と、毎月行事の見直しをしては予定通りに行かずでして、その度に日程変更の会議に参加するのがとっても負担でした。
会議の時間は生徒に還元できてないし。
同じような状況の夫の職場は、勤務先よりも1ヶ月早く進んでいました。
・4月
Google classroomの整備 スタディサプリ(契約済み)視聴とネット経由の課題を出す
・5月
ZoomとGoogle classroomを利用して時間割通り(40分)のオンライン授業開始(学校から端末は配ってない)
・6月
生徒の登校は6日に1度(短時間滞在) 授業はオンラインのみ、7月からぼちぼち登校
「勉強どうなった?」と聞いたところ、 オンラインは演習時間ないし、ひたすら説明がとっとと進むので対面より進んじゃってる…らしいです。 他の科目も同じく。
体育や実技科目は別ですけど😅 私立の中高はあんまり影響受けてないかも(そもそも、高2までに履修範囲は終えますし)?
OECD文書の調査項目6つで日本は最下位。コロナ休校で露呈した学校のICT対応力のなさは、いままで問題にされてきた【教員指導力】が原因ではありません。 pic.twitter.com/UUyEOvCvel
— 豊福晋平: TOYOFUKU Shimpei (GLOCOM) (@stoyofuku) June 27, 2020
さて、これからどうなるのでしょうか…不安しかありません。
皆さんの学校の取り組みも教えていただけると嬉しいです。