[教員研修]2回目のfind!アクティブラーナー授業交流会は刺激的!これらをどう日常に生かす?!
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「職場で気軽に授業研究をしよう!」
という流れで
「find!アクティブラーナーで紹介されている授業」
を視聴する会を職場で催しています。
前回の記事はこちら。
メンバーを変えて、同じ大阪の中学数学の福島先生の授業を視聴することになりました。
2回観ることによって、研修委員の先生方の意見にかなり変化があり、
「なんだかスッキリしない!モヤッとする〜!」
持ち帰る宿題の多い授業研究会になりました。
メンバーを少し変えて、7人で視聴で福島先生の数学を視聴
この交流の中で出た意見をご紹介します。
- 数学はクイズっぽくて取り組みやすいのかもしれない。
- (数学の教員から)逆に、なんで数学は教えあいできそうなイメージなのかなってむしろ聞いてみたい。
- 「全員ができるまで頑張る」というのがどうなんだろう?できた人がわからない人を探して、来られたらイヤだなと思うことはないのかな?
- わかった奴がどうやって説明すればいいの?となる。ノートを写して終わりではなく、「説明できること」がわかることである。
- 35人ができるのがゴールで、黒板に名前が書かれていくことにしっくりこない。この文化では、全体が目標を達成していくのだが、できない子を追い詰めたりすることがあるのではないか?また、依存関係にならないか?
- 依存関係にならないために、課題によって「誰に聞いているか」を振り返りで確認している。
- 復習テストをマメにやっていて、授業中のプリントが提出物の点数にならない。だから丸写ししても意味がない。
- (プリントを丸写ししても意味がないことに対して)実力主義では点数がつかない生徒のために、提出物の点数を細かくつけている我々はどうすればいいのか?
- ノート提出をなくして、小テストだけで選択授業の評価をしたら、補講の生徒が激増してしまった。
- 2回目をみて、今日の名言は「教員が言って動くのは2割でそれが文化になる」。
- 教師が教える、ではなく理解してアウトプットできるようになるまで生徒が学ぶことが大事。
「学び合い」と「教え合い」との違いは?
このテーマも難しいですね。学び合いと教え合いの違いはなんでしょう?
教える生徒が固定してしまうと教え合いになるのでしょうか?難しい。
- この、福島先生の授業は「教えあい」であって、「学びあい」ではないということは理解しておきたい。
- 学びの共同体は、教えあいと学びあいは違う。一人一人が学び合うのが必要なんだというのが考え方。
- 福島先生は、集団作りを重視している。困っている人を助けようとする。そのために黒板に理解した人の名前を書く。
- 集団作りのほうが重要なのではないか。それでいいんじゃないかなと思った。それが文化、文化を作ってしまおうということ。
- 西川純先生のサイトに、学びの共同体は個人主義で『学び合い』は集団主義であると書いてあり、なるほどと思った。
- 何年か前に『学び合い』のように自由に取り組ませたら2割の生徒が床に寝転んでスマホをしてしまっていた。一斉授業でもやらない生徒ではあったが、それ以降『学び合い』をせず一斉授業を行っていた。その後何年かのちに4人組で個別の作業に取り組ませるようにしたところほぼ全員がプリントに取り組むようになった。
- 1年生のクラスで自習の時に数学の課題をみんなができるようになることですと伝えて取り組ませたら9割ができるようになった。自習から取り組んでみるのがいいのかもしれない。
「1人も見捨てない」ってできるの?
福島先生が動画で繰り返し生徒に語っている「1人も見捨てない」という考え方についても交流しました。
- モチベーションが著しく低く、注意しても居眠りやスマホをいじったり私語を続ける生徒を見ていて、「なんでこの子は学校に来ているんだろう?義務教育なんだから、学校を辞めたらいいのに」と教員が思ってしまう。
- 同じ教室で過ごす生徒は、そんなモチベーションの低い生徒と1日6時間一緒にいて辛い思いをしているのではないか。
- 助け合う、1人も見捨てないどころか、生徒は「やる気のない生徒は邪魔、いなきゃいいのに」と本気で思っている。
- 目的意識を持った集団作りをしていくにはどうしたらいいか?
- 授業者側が何を信じているか?その信念が生徒に伝わってしまっているのではないか?
『学び合い』授業を2回視聴して感想を交流してみて…
1回目とはまた異なった意見を交流することができ、それぞれがモヤッとしたまま課題を持ち帰るような、刺激的な教研になったと思います。
次回は、同じくアクティブラーナーのサイトからピックアップして2つの授業が候補に上がっています。
言いたい放題できるfind!アクティブラーナーは貴重な存在かも。
と思っていたら、11月からほとんどの動画がプレミアム会員向け動画になってしまいました。
もちろん、候補に上がっていた動画もプレミアム会員向け!
次回のミニ教研の前に、学校導入版を入れてもらえないかな…
おそらく無理だと思うので、だれかが自腹で有料版に申し込むことになりそうです。
有料にしてもおかしくないクオリティなので仕方ないですね。
ではまた☆