まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[進路]自分自身を知る良ツール!興味・関心と123もの適職がわかる!高校生向け「R-CAP診断テスト」

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「高校の進路指導に使えるツールはないかしら?」

「生徒が自分自身を知るきっかけになるような進路指導をしたい」

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高校の総合的な学習の時間では、進路指導を中心とした時間を持つことも多いですよね。

勤務校でも、身近な人への職業インタビューを実施したり、職業体験をする時間を設けたりしています。

昨年度、職業インタビューと職業体験を終えた後に生徒が自分自身を知るツールとして何かしらのテストを実施しようと担当者で相談し、いくつか診断テストを比較してみました。

よく用いられるものは、職業や文理の適性を教えてくれる適性診断テストです。

>>R-CAP for teens|高校生向けキャリアデザインツール

このテストは、興味関心を中心に40分ほどのテストを行います。

まず、興味関心から見たタイプを8タイプの割合で示します。

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次に、123の職業の中からどのぐらい適性があるかをランキングで85〜15%の中で示してくれます。

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今後、調べてみた方が良い職業をマトリックスで示し、学問の適性の傾向についても教えてくれます。

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何を学べば満足できそう?

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この職業適性ランキングは、約30,000人の社会人の中で今の仕事に満足している人の回答を参考に、適応度を数値で表したものです。

50%以上を表している職業は自分と似ている人が満足している仕事というのがわかります。

やりたかった仕事の適性が低い場合は、

  • 自分が思ってる仕事内容が実際の仕事と異なる
  • やりがいも外れている

場合があるということです。

職業探求マップは、興味関心から見た満足度の高い仕事得意自身から見た満足度のマトリックスが表示されています。

できる事とやりたい事と向いている事が違うと言うことも大いにあります。

「興味関心」と「得意自信」どちらも高いゾーンになってみたい職業があれば最高ですね。

ただ、得意自信はあるが興味関心がない場合も可能性を秘めたゾーンとして職業研究することをすすめています。

このR-CAP診断テスト、学校単位で受験する場合は、一人当たり940円で実施することができます。

個人で受験する場合は、1,800円が必要です。

生徒の様子

今回実施した指導計画は1時間あるR-CAP診断テストを受験します。

少々時間を置いて、結果が返ってきたところでワークシートに取り組みました。

この診断にはワークシートや仕事マップが付属してくるので、その上位の仕事の中で興味があるものについて調べていきます。

ワークシートは、ウェブからもダウンロードできます。

>>type G ワークシート/補足資料ダウンロード|R-CAP for teens

授業計画表もありますよ。

>>R-CAP for teensを使った学習事例|R-CAP for teens

私の勤務先は受験校ではないので、文理選択を行いません。

「興味関心から見た君のタイプ」では本校の生徒の場合、「体を動かすのが好き」なタイプが1番多かったようです。

興味関心から見た満足できそうなやりがいなども表示されています。

「やりがいワードトップ20」を見てみると、仕事を通してどのようなやりがいを得ると満足できるかが表示されています。

例えば、

「お客様から信頼される」

「専門的な知識や技能を伸ばせる」

「自分の工夫が結果に生きる」

「作業の正確さが何よりも求められる」

といったようなやりがいです。

どのような仕事についたとしても自分がその仕事を通して何を実現したいのかということがわかっているだけでも仕事に向かう姿勢が変わってきそうですね。

また知っている職業の幅も、高校生の場合そんなに多くはありません。

「職業適性ランキング123」では、生徒は自分の向いている職業をチェックしてみては、

「聞いたこともないから、仕事の内容がわからない」

と言って困っていました。

例えば、

  • スーパーバイザー
  • ロジスティックスタッフ
  • CADオペレーター

など。

「これってどんな仕事?」

と聞かれ、こちらが困ってしまうような場面もありました。

「職業探求マップ」では、生徒の興味関心と得意自信のマトリックスの読み取りが難しかったようです。

勤務先の生徒は、今回の診断テストで紹介されたような職につく可能性が低いかも。

専門職で言えば、専門学校に進み調理師や保育士、介護士になる場合が多いです。

多くの生徒はこの職業適性ランキングに書かれているような仕事よりも、サービス業で非正規、職人、大工、のような仕事に就く場合が多いんですよね〜。。。

今思えば、123の職業は大卒でなることが前提の仕事が多かったかもしれません。

先生たちの適職診断の結果は?

今回は生徒が実施するにあたり、教員も同様のテストを受験させていただくことができました。

授業を担当している教員のほとんどが実施したため、なかなかの盛り上がり。

しかし、中学高校教員にダントツに向いている人と言う人はいませんでした。

私もその1人で、中学高校教員に向いているかと言われると…適性ランキングでは35%!

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かなり低い値が出てきてしまいました。

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興味関心から見ると企画業務や、不動産コンサルタント、営業などで適性が高いのだそうです。

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また興味関心から見たタイプは、

  • 人間関係を広げ周囲に影響及ぼすこと(ディレクタータイプ)
  • 正確に物事をすすめること(パフォーマータイプ)
  • 実験や調査データを研究すること(アナライザータイプ)

への割合が高かったです。

特にディレクタータイプは

  • 相手に指示を出すこと
  • 相手をやる気にさせて行動を促すこと
  • 大勢の人に影響を及ぼすようなこと

を好み、大きな変化を生み出すことや周囲から信頼されることにやりがいを感じるタイプだそう。

これは、「さあ、才能に目覚めよう」ストレングスファインダーのトップ5とほぼ同じ結果でした。

R-CAP診断、正確性の高いテストと言えるかもしれません。

ちなみに、学問適性ランキングでは自分が満足できそうな学問は社会学が高めでした。

私が大学で修めた栄養食物学は、学問適性度が40%とあまり高くはありませんでした。

まとめ

私が高校生だった1990年代前半は、ここまで詳細なデータが出てくるようなツールはありませんでした。

ストレングスファインダーについて私が知ったのも、10年前のことです。

もし高校生の時にこういったツールに接していれば、自分がやりたい職業と向いている職業の違いにいち早く気づき、修正できていたかもしれません。

当時の自分は、なんとなく民間企業ではやっていけない、また高校の恩師に影響受け、先生ならなれるのではないかと考えていました。

教員になってから20年、とりあえず続けられているのは自分の強みがこの仕事で多少なりとも生かせているからかもしれません。

このR-CAP診断、個人でも受験することができます。

自分の子供が高校生になった時に悩んでいたら…使ってみてもいいかな?と思いました。

ではまた☆