[家庭科]主体的に学んだ!と言える家庭科とは?教科内で交流してみました。
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夏休みに職場内で研修会があり、各教科内で交流する機会がありました。
多くの学校では家庭科の教員は1人で仕事をしている場合が多いと思いますが…
勤務先では専任、非常勤講師を含めて6名という大所帯!
打ち合わせの時間を取るのがなかなか大変ですが、お互いの意見を聞いたり、他校で勤務している先生方から様子を伺うことで良い刺激を頂いています。
「生徒が主体的に学んだと言えるためにはどうしたらよいか」
を中心に交流してみました。
「主体的に学ぶ」とは?
・授業外で学びたいと思うこと
・授業外で「食品の内容表示を見るようになりました」と言った行動変容があること
・学ぶことは変わること
・自分のこととして捉えること
・授業内でなくてもいい
授業で、家庭科を主体的に学んでいる状態とは?
・授業で発言しなくても、頭の中で考えていることがあるのではないか
・よく発言しても、テストができない子もいる、上記のような生徒の評価が難しい
・興味を持つということかも
・加齢すると、いろいろな事象が繋がってくることがある、高校生に実感させるのは若いからムリもあるのかな?
家庭科が持っている課題
・抽象的な内容になかなかたどり着かない
・小学校、中学校ですでに学んだことを高校でもレベルが同じことを授業でやっている感じで、日本史の授業を小中高でやっているのと変わらないのが残念。
・小学校の教科書と今やっていることが変わらないかも。
・高校生にもクレジットカードを持たせるくらいでないと、自分ごとの課題にならない
・深まるところを諦めている自分
・評価を変えていけばいいのかな?
・今のままだと、他のテストができる生徒が家庭科のテストもできるようになっているのではないか?
・評価を変えたい、でも1クラスの生徒が多すぎて個別に課題を課すことが難しい。
・県立高校では観点別にしなければならない。先生はめんどくさいと思っている。5なら全部Aにしたり、実習についてまとめたら技能にするとか、このプリントが興味、と分けている。テストに「興味関心」「知識理解」と分けなければならないらしい。
・道徳にならない家庭科、社会的、科学的な家庭科を。例)結婚について、世界的な比較や歴史的な現代の立ち位置など
自分が主体的に学んだ!と思えるときは?
・興味、関心のあることを学んだ時
・もっと学びたい!と思った時
・点と点が結ばれたとき
・義務になると学ぶ気が全く失せる(研究会の発表が「やるべきだ」などと押し付け合いになるような時)
・べきにならない学び
・家庭科の教科書が面白いと思ったのは去年。高校生の時はなかなかそこまで思えなかった(TAで入っている先生の話)
まとめ
どの教科も、生徒が主役。
生徒が学びたいと思うためには、こちらが教科の楽しさを知っていなければなりませんね。
「先生が楽しそう」
というだけでもその気持ちが伝わって、興味を持ってくれることもありますし…
そんな風に、楽しく授業ができているかしら。
今日もまた、日直日誌には
「うるさかった」
と書かれているかもしれませんが。
授業の様子を書く日誌を辞めたほうがいいのかもしれません。
(ちょっと別の話になってきたのでまた記事書きますね)
小学校の家庭科の教科書止まりでいいんじゃないか〜と思うくらい、最近の教科書は良く出来てるよね。
家庭科関連の記事もよかったらどうぞ。
ではまた☆