まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[教員研修]「就職者の多い高校のアクティブラーニング」はどうすすめる?Find!アクティブラーナーにヒント満載!

家でもどこでもスマートフォンなどの端末から優れた先生の授業を視聴できるアクティブラーナーのモニターをさせていただいています。

このブログからのご縁です。ありがとうございます。

find-activelearning.com

とはいえ、なかなか普段の生活の中で視聴する時間を確保するのは難しいですね。

今月に入り、やっと授業動画を観る時間が持てました…

今回の記事では、気になった動画の感想を皆さんにご紹介したいと思います。

就職者の多い高校でのアクティブラーニングとは?

ずっと見たいと思っていた授業が、茨城県の結城第一高校です。

その理由は、就職者が多く偏差値的にも私の勤務先と同じ位だったためです。

「アクティブラーニング」なるものは一般的には偏差値が高く、地頭がいい、進学校の生徒のためのものというイメージがあるような気がするのです。

「うちの生徒は学力が低いから、アクティブラーニングなんて無理。一斉授業でまず知識をつけてやらないと」

という声が職場でも聞かれます。

はたして、本当に無理なのでしょうか。

結城第一高校で、社会科を担当されているお二人の授業の動画がアップされています。

特に、棚谷先生の授業とインタビューがとても良かったです。

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勤務先と同程度の偏差値の高校とは思えない、とても落ち着いて穏やかに学習できる雰囲気でした。

「4,5年前は落ち着かない学校だった」

という言葉が印象に残りました。

どうすれば生徒が落ち着くようになるのか、学校ぐるみでどのような取り組みを行ったのか気になりました。

勤務先はなかなかルールを守る雰囲気ではなく、スマホや私語、飲食、席の移動と授業どころではないので…。

棚谷先生は

「生徒は、勉強ができないと言うことよりもずっと点数が低いまま高校に来てしまったことを気にしている」

とおっしゃっていました。

アクティブラーニングを導入したことで、自分もできると自信がつき、

「先生、今回赤点ですか?」

という自信がなさそうな質問から、

「先生、今回私は何点でしたか?」

と、自信のあるような嬉しそうな聞き方をするようになったとのことです。

社会教育の中では、学欲力と言う言葉がよく使われており、学びたい欲求をいかにつくるかということを先生は心がけているのだそうです。

教員は、これからが知識を伝達するだけではなく、ファシリテーションが求められているともおっしゃっていました。

アクティブラーナーでは、先生のインタビューから

  • なぜアクティブラーニングをするようになったのか
  • どのように生徒を見ているが
  • 授業への考え方

を知ることができ、単なるスキルを知るだけに留まらないところが本当に参考になります。

実際の授業方法と参考になったところ

視聴した授業では、以下のように授業時間を細かく区切って生徒が飽きさせない工夫を随所に凝らしていました。

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澤幡先生の授業

  • 授業の説明・ペアワーク 6分
  • 小講義 4分
  • プリントの穴埋め・課題 18分
  • 課題の解説 9分
  • 復習テスト・丸つけ 6分
  • ペアワーク 2分
  • 振り返り 5分

合計 50分

棚谷先生の授業

  • 前回の授業の復習 3分
  • 教科書の音読・マーカー引き 6分
  • 小講義 5分
  • シングルワーク 5分
  • グループワーク 15(延長8分)分
  • 問題の解説 4分
  • 小テスト・振り返り 4分

合計 50分

棚谷先生や澤幡先生と同じような方法で授業を行っている教員が本校にもおり、

「点数の低いことが気になる生徒」

に学欲力をつけるのには良い方法なのかもしれません。

(その教員に動画を紹介したところ、授業を行う際に既に参考にしていたそうです。そりゃ、授業が似るはずだ…!!!)

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今、私も授業がマンネリ化しており、新しいやり方を工夫いかなければ…!と悩んでいたところだったので、

  • タイマーで区切る
  • 生徒が短時間でできる課題を用意し、ペアワークで問題を出し合せる

といった方法を今学期に取り入れたいと思います。

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字幕がついているので、動画を見たあとに聴き逃したところを確認できるのもありがたいですね。

授業の様子を何度でも繰り返し見ることで、すぐれた先生方のマインドを自分に定着させることができます。

頑張ります。

まとめ

高校生が、動画サイトで授業を学ぶように、私たち教員もいろいろな方法で学び続けていきたいものです。

アクティブラーナーがなければ、遠方まで実際に授業を見に行かなければなりません。

時間的にも金銭的にも厳しく、行ける人数も限られてしまいます。

むしろ、今回視聴した高校を知る機会などなかったでしょう。

その点でアクティブラーナーは、本当にありがたいサービスだと感じます。

今、学校導入版を予算に組み込んでもらえるよう申請中です。

私は授業に悩みがあり、スマートフォンで動画を見るのにも抵抗がありません。

学校に導入された場合、

「どのように研修を行うか行えば教員が学べ、授業を変えるヒントになりうるのか」

仕組みづくりが大切だと考えています。

誰も視聴せず1年が終わらないよう、アイデアを出していきたいと思います。

ただ、そのためには職場内で「共に学び続けたい」と思える仲間が必要になってくるのかなぁ…。

教員研修で利用した際の記事はこちらです。

manabito.hateblo.jp

ではまた☆

[書評]教育記者の良本「質問する、問い返す」主体的に学ぶ子どもを育てるにはどうしたらいい?

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「あなたは、主体的に生きていますか?」

「主体的に生きていける子どもを育てる教育ができていますか?」

そんなふうに問われたとき、とっさに答えられる人は多くないのではないでしょうか。

「主体的に生きる、学ぶ」

というテーマで、中学生から大学生までを対象にした岩波ジュニア新書が発売されています。

タイトルは、

「質問する、問い返す」

著者は、共同通信社で教育担当デスクをされている名古谷隆彦さんです。

発売されたのは昨年の5月ですが、Facebookの知人からオススメ本として回ってきました。

これから正解のない時代を生き抜くにあたって、主体的に生きる人たちにインタビューをしながら教育について考えた良書です。

AIに人間の仕事が奪われる?!

日本では、2035年頃までに半分の仕事は人工知能やロボットに取って代わられると予想されています。

なんと、著者の仕事である記者の仕事も安泰ではないと言われているそうです。

AP通信では、すでに企業の決算原稿の作成をほぼAIに任せています。

AIの書いた原稿はほとんど間違いを起こさないという特徴が導入を後押ししています。

このような単純な記述をAIに任せることで、記者はもっと人間しか書けない記事に力を注ぐことができるそうです。

AIの得意不得意を知る事は、

「人間が得意な力はどんなものなのか」

ということを改めて探る機会になります。

これからの人間に求められる力とは?

人工知能にできることを任せ、人間にしかできないこととはなんでしょうか。

自己肯定感が低い子供が育ってしまう日本

日本は、諸外国に比べてチャレンジしようとする人に対して冷淡で、失敗も不寛容な社会だと言われています。

日本の子どもは、

「失敗してはいけない」

と言う思考にとらわれてしまっているのではないでしょうか。

子どもたちの自己肯定感が低いのは、

「何もしない方が世間から叩かれずに無難に過ごせていける」

と言うメッセージを大人たちや教師が送ってしまっているからかもしれません。

すべての学力をペーパーテストで測れるか

すべての学力をペーパーテストで測るのは極めて困難と考えられています。

大手予備校の河合塾は、教科学力以外の能力を図るためにリテラシーテストとコンピテンシーテストと言う指標を開発しました。

>>PROGの特長 | PROG | 教育の研究・開発 | 大学受験の予備校 河合塾

リテラシーとは思考力以外にも情報収集力、情報分析力、課題解決力、構想力、表現力、実行力などを測定します。

コンピテンシーテストは最も可視化は難しく、周囲の状況に対応して行動できる対人基礎力、対課題基礎力、対自己基礎力の3つの分野について能力を図ります.。

他者とうまく関わり、協力したり共感したりする力も含まれています。

進学校では、教科の学力、リテラシーコンピテンシーすべての項目が高いオールマイティー方が半数近くいました。

ところが、教科学力とリテラシーは高いのに、コンピテンシーだけが不足している生徒も42%と高い比率で存在していることがわかりますした。

学力の極めて高い層に、人とかかわったり、一時の感情を制御したりする能力が低い生徒が予想以上に含まれていたのです。

現在の大学入試では、教科学力とリテラシーの一部分しか測定できません。

コンピテンシーを重視した大学入試が実施されれば、合格者の中身がかなり変わってくるかもしれません。

これからはグリットやレジリエンスなどの非認知的能力も重視されるようになってくるでしょう。

『学び合い』も紹介されていた

この本の中では、『学び合い』も紹介されています。

授業参観では学級崩壊に見えるような授業。

しかし、生徒はできる子が教えに行ったり、できない子がわからない子に聞きに行ったりして、それぞれが適していると思う方法で課題を達成します。

教えられると言う事は、そのことについて理解できていると言うことです。

子供が誰かに教えるときに、自分の思考過程を客観的にとらえることができているか、メタ認知能力が問われます。

そのような力を育てるのにも『学び合い』は役立ちます。

学校の先生は子どもの頃、勉強ができる人が多かったはずです。

そのため、子どもは何につまずいているのかよくわからないこともあるでしょう。

しかも1クラス40人の学級で、一人ひとりの生徒に合わせて個別化した授業を行うのは至難の技ではないでしょうか。

少し先を行く学びをしている生徒であれば、仲間のわからなさを理解して教えることができるかもしれないのです。

考え続けるために必要な「哲学」

大学などで、「哲学カフェ」という取り組みが広がっているそうです。

学校現場でも近年子どものための哲学対話と呼ばれる実践が始まっています。

いち早く問題の解決にたどり着くような思考のあり方とは一生を隠し、正解のない問いを深く考える態度を大切にします。

やはり、ここでも小学生は比較的自由に意見を言うが、高校生や大学生は教員の顔色を伺ってしまう。

「間違っていないかどうか」

を気にするので発言できない子どもたちもいるようです。

宮城県白石市は2016年度から市内の小中学校全てで子どものための哲学対話を始めたそうです。

www.sankei.com

この哲学対話では哲学対話を通して子どもが変化していく様子をが見られたそうです。

授業中の私語が止められなかった小四の男児が他者に話を聞いてもらえることを知り、その後はピタリとおしゃべりが止まったそうです。

またこの哲学対話では、

「子どもが良い意見を言っても褒めない」

と言うことを心がけているそうです。

特定の意見に教師が価値付けをすると、全体の雰囲気がどうしてもそちらに流れてしまうのだそうです。

この哲学対話の授業、小学校低学年から高校生になるまで続けていくことで、主体的に考え学んでいく姿勢が培われているいく気がします。

対話の習慣がない高校生に、自由な発言を求める哲学対話を行うのはなかなかハードルが高いですね。

まとめ

中高生向け、平易な文章で200ページほどで、1、2時間ほどあれば読めてしまいます。

今回、紹介しきれなかった上では他にも、

  • ハンガリーで医師を目指す日本人のエピソード
  • 福島の子どもたちが震災後に考えたこと
  • 学び続けるための意欲を引き出すためにはどんな授業が求められているのか

などなど、考えさせられる内容がたくさん。

ぜひ手に取って読んでみてください。

ではまた☆

[便利]教室整備のためのホームルーム予算が年間3万円。生徒のためになる使い方は?

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「教室の環境を整えるために必要なものは何だろう?」

勤務先では、ホームルーム予算が年間3万円支給されます。

飲食物は不可。

マグネットや水性ペンなど、教室の備品に割り当てることが可能です。

体育祭、文化祭でも何割か利用するので、早めに一気に使うことは難しいのですが…。

(余談ですが、文化祭でジェットコースターなど大きなモノ作りしている学校の予算っておいくらなんでしょうね??)

いま、残金が13,000円あります。

今まで購入して役立っている備品と、これから購入するならば何が必要か考えてみました。

今まで購入してきた備品は?

amazonで職場あてに送付している商品を検索すると、今まで何を購入しているか確認できます。

イベントではなく、日常的に教室で利用している備品はこちら。

マグネットシート

時間割をマグネットシートで作っておいて、変更があれば組み替えができます。

毎年、来年度の先生のために置いていっています。

また、出席番号と名前を印刷して委員会を決めるときや日直を表示するために使ってもいます。

とっても便利なんだけど、誰も真似しないのはナゼだ。

マグネットバー、ピン

掲示物を貼るのに必須。

これも学校で整備するべきだと思うのですが…

ピンよりもバーのほうが無くしにくいですし貼り付けやすいので重宝しますね。

水性マーカー

委員や係の一覧表を書くのに便利。

文化祭など何かと利用します。

でも、気がついたらなくなってるのよね…。

連絡用ホワイトボード

朝の打ち合わせで委員会のミーティング時間と場所をかいて黒板に貼っておきます。

A3サイズが便利。

ホワイトボードミーティング用ボード

班やペアで話し合うくらいの枚数は揃えられました。

100均でA4サイズのホワイトボードが買えて便利。

ホワイトボードマーカー

インクの詰替えができるものも最近は増えてきましたね。

ホワイトボードミーティングなら3色必要ですが、今は黒だけしか揃えられていません。

マーカーを入れるためのケースは100均で購入しました。

ペンスタンド

黒板に貼り付けられるマグネットタイプのものを購入しました。

えーっと、学校に来るけど筆記具を持ってこない生徒が毎年何人かいるため、よく利用されています。

家庭や職場で貰ったノベルティシャープペンシルやボールペン、ハサミを入れておきます。

振り返りノート

ここ2年ほど、振り返りノートを活用しているので購入。

勤務先では、横罫よりも方眼タイプの方がよく書いてくれることがわかりました。

振り返りノート用ラベル

振り返りノートの表紙に注意書きや名前を書く欄を作るためにラベルを貼ってます。

折りたたみコンテナ

掃除用具や養生テープなど、便利な備品を入れておきます。

模造紙

係や委員会を書いて壁に貼り付けたりします。

シャープペンの替え芯

ペンスタンドに入っているシャープペンシルの芯がよく切れるので…

今、気になっているもの。またもや妄想してみる

13,000円と言わず、教室に欲しいものを妄想してみました。

モニター

各教室にモニター欲しいです。

授業担当が変わるので、小学校のように自教室に1台おけば自分が困らない…ってこともないんですよね…。

うん、テレビ機能無くても8万円。

ロボット掃除機

生徒の掃除だけでは仕上げが甘い…ホコリがどうしても取りきれません。

ルンバもどきでいいので、教室をぐるぐる回ってホコリをとってほしいです。

16,000円。ちょっとオーバー。

コードレス掃除機でも可能。

グループワーク用ホワイトボード

これが一番現実的かもしれません。

ちょんせいこさんの提唱するホワイトボードミーティングでは、60☓90cmの大型ホワイトボードでグループの意見をまとめてアクションプランまで落とし込みます。

ニトリだとかなり安く買えたはずだけども…今はどうだろう?

4人で1枚だとクラスに10枚必要です。

一番困るのは、置き場所ですね…狭い教室のどこに置けるのかしら?

こちらを選ぶと、1枚2,600円。

まとめ

「来年度に必要な備品は何かな〜」

と、ウキウキしながら考えていて、

「そういえば、生徒に聞いて運用したことがない…」

ということに気がつきました。

毎日、教室に6時間以上いるのは生徒たちなのに…。

今度、機会があれば聞いてみたいと思います。

もし、

「教室にこんなものがあると便利だよ!」

というアドバイスがありましたらお願いします。

ではまた☆

[ICT]授業でICTを利用するなら一斉授業?個別学習?協働学習?来年度の計画を妄想中。

「ICTを利用して、どんな授業ができるだろうか」

生徒にメリットがあるツールであるならば、積極的に利用するべきです。

先日、職場のICT環境に変化があり、新しい機器が導入されるという記事を書きました。

manabito.hateblo.jp

今年3月までの授業で、新しく導入された機器を利用することは考えていません。

もし、持ち上がりで学年を担当するならICTを利用してどのような授業ができるでしょうか?

職場のICT環境はどうなる?

学校には、以下のようなICTツールが導入されました。

教員のウィンドウズタブレットから教材を配布したり、生徒が書き込んだ課題を回収可能です。

1人1台タブレットがないため、4人1組でタブレットを見たり操作したりすることを想定しているようです。

ICTをどの授業で活用する?

文部科学省のウェブサイトには、以下のICT活用の冊子がダウンロードできるようになっています。

>>「ICTを活用した指導方法~学びのイノベーション事業実証研究報告書より~」 

この冊子では、1人1台のタブレットを想定した実践例が載っています。

冊子の図が分かりやすいので、参考にしながら授業を組み立ててみると良さそうです。

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A一斉学習

B個別学習

C協働学習

学校のタブレットを利用すると、

一斉学習における

「教員による教材の提示」

協働学習での

「発表や話し合い」

「協働での意見整理」

「協働制作」

「学校の壁を超えた学習」

には活用できそうです。

一斉学習で、黒板に字を書いている時間が毎度もったいないですから…。

その間、生徒は何をしていればいいの?

逆に、個別学習の

「個に応じる学習」

「調査活動」

「表現、制作」

「家庭学習」

個々の課題提出、学習履歴の把握、理解や関心に応じた学び現在ある機器では厳しそうです。

となると、発表や話し合いの活動が多い

「総合的な学習の時間」

で活用できそうな気がします。

3年生は卒業後の進路や、社会が抱える課題について学習していきます。

協働学習をイメージして、課題を送信したり、動画リンクを送信して班ごとに視聴したりすることはできるようです。

それぞれの課題について班ごとに話し合って出てきたことを電子黒板で共有することが可能です。

限界を作らず、授業計画を妄想しよう!

都立高校のように、生徒のスマートフォンを利用できれば(都立も模索中)個別学習の可能性も広がります。

resemom.jp

妄想ですが…

  • 生徒のスマートフォンを利用して、LINEのようなツールがあれば(LINEでもいいんだけど)生徒個人に課題の配布が可能、反転学習も夢ではない?
  • 月末に通信制限がかかる生徒もいるので、動画を配信するのは現実的ではないかも。(家にWi-Fiがない生徒も)
  • 個別に課題の提出も可能になる(グループだと、匿名性が保たれないのがネック?)
  • Googleフォームを利用して、生徒に個別にアンケートを取る
  • LINEのグループがムリなら、GoogleフォームをQRコードで読み込んで課題を提出してもらう(Googleの無料教育プラットフォームを導入してほしい…)
  • 一斉学習のスライドを共有すれば、一から授業を作らなくてもそれぞれがカスタマイズすることで教材準備の負担を減らせる

来年度に総合的な学習の時間を受け持つならば、あすこまさんの「新聞の読者投稿を書く」課題にぜひ取り組みたいと考えています。

askoma.info

スマートフォンで音声入力したり、推敲に使えないか探ってみたいところです。

また、Facebookでつぶやいた際に他校の先生からアドバイス頂いたのが、

「このアプリは何のために作られたのか考える」

という課題もアリではないかということ。

これから先、生涯学習を続けていかなければならない生徒たちと、

「どのツールを使えば自分が一番学びやすそうか」

というテーマでディスカッションしてみても良さそうです。

そもそも、生徒の考える「学び」は、

「テストで点数を取るための知識を覚える」

ことなのかもしれません。

「生涯に渡って学び続ける」

とはどういうことなのか探ってみたいところです。

まとめ

というわけで、手持ちのツールを授業に使えないか妄想してみました。

これらの活動が、

  • 教員も授業準備、授業がラク
  • 生徒の学習に効果的である

となると良いんですけどね〜。

「PCに詳しい人達が頑張ってるよ〜」

「私の授業には関係ないわ」

とならないようにしたいです。

Amazonで教育ICT関連の本を探してみたけれど、多くはなかったです。

「無理なくできる」って大事ですよね〜〜〜。

ではまた☆

[講座]家で、無料で学べるおすすめオンライン講座!gacco「子ども達が最高の選択肢を掴むために」

「主体的、対話的な学びって?」

「学校での改革はどう進もうとしているの?家庭でできることは?」

そんな疑問にお答えする講座が、オンラインで無料で受講できます。

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現在、gaccoで「子ども達が最高の選択肢を掴むために」が開講されています。

lms.gacco.org

期間限定の講座です。

閉講までに気になる講座をチェックしておきましょう。

gacco講座「子ども達が最高の選択肢を掴むために」

ウェブサイトに載っている案内と講座内容をご紹介します。

それぞれ、講座ごとに学習のための資料をダウンロードできます。

「はじめに」から、「第4週」までそれぞれ5〜10分程度の動画を、多くて10前後視聴します。

修了証をもらうためには、各週の課題と800字程度のレポート課題が必要になります。

講座内容

このコースでは、新学習指導要領の大事なポイント「主体的・対話的で深い学び」を学校だけでなく、家庭でも社会でも実現し、誰もが生涯に渡って能動的に学び続けること、多様性を活かし共創する社会へのきっかけとなることを意図して開講されます。

はじめに:大人も子どもも「主体的で対話的で深い学び」が実現できる社会に向けて

  • 労働市場の変化と教育
  • 人生100年時代の人生戦略
  • なぜ「主体的で対話的で深い学び」が必要なのか?
  • 学習指導要領改訂内容について
  • 高大接続改革との関係

第1週:「主体的」な学びとは?

  • ビジョンを持つ
  • 視野を広くして、多様な選択肢を知る
  • 感情の存在価値に気づく
  • 誰のための学びか?
  • 「問い」を持つ
  • 真の自己理解と多様性

第2週:「対話的」な学びを実現するために

  • 対話とは?
  • 対話を阻むもの
  • 事実と解釈を区別する

第3週:深い学びをするために

  • なぜ問題は繰り返される?
  • 物事の全体像を理解する
  • 人に “そうさせる” 仕組みを考える

第4週:「主体的対話的で深い学び(アクティブラーニング)」を実践する

  • 学校が、先生たちがやっていくこと
  • 家庭でできるアクティブラーニング

 

どんなところがおすすめ?

まだ「はじめに」しか視聴できていないのですが、ICT CONNECT 21の寺西さんの三位一体改革についての講座が印象に残りました。

「大学入試改革が行われることにより、知識を積み重ねることを目標とした学習を中心としている高校が変わることが求められている。高校教員に求められいていることがとても難易度が高い

というようなことをお話されていて、高校教員としていま直面している課題とマッチするところがありました。

「知識はあって当たり前。その知識を活用してどう問題解決するか」

知識を教えることをメインに授業しているものにとって、その先を行く授業づくりってどうしたらできるんだろう??

講座全体の動画をざっくり見てみて、

  • 対話をするためのファシリテーション
  • 氷山モデルを利用した課題解決
  • クラッチを利用したプログラム学習
  • プログラム学習「で」学ぶ
  • ロイロノートを使ったアクティブラーニングの実践例

あたりが気になりました。

すべての講座を順番に見ていくのではなく、気になった講座をまず見てみるのもアリだと思います!

まとめ

こちらの講座、

lms.gacco.org

2月28日には閉講してしまうそうなので、スピードを早めて見てみようと思います!

倍速で再生することもできます。

なかなか余裕がない方でも、スキマ時間に1講座…と見るクセをつけちゃいましょう。

以前、「インタラクティブ・ティーチング」という講座をご紹介しました。

manabito.hateblo.jp

こちらは閉講してしまっていますが、書籍も販売されておりおすすめです。

無料で、学びたいときに学べるなんて、いい時代ですね〜〜〜!

ではまた☆

[ICT]新年早々導入されたICT機器の活用法は?黒板とチョークの一斉授業から脱却できそう??

教育現場でのICT活用が叫ばれて久しいですね。

私の子どもが通う小中学校では、各教室に電子黒板とノートパソコン、実物投影機が教室に設置されています。

生徒一人ひとりへのタブレットの配布はまだ行われていません。

高校では、学校によりけりなのかな…。

モニターすら各教室に設置されていなかったり、スマートフォンの持ち込みが禁止だったりと、なかなかなかなか学校ごとにばらつきがあるようです。

都立高校では、生徒のスマートフォンを授業で活用する試みがすすめられて行くそうです。

www.nikkei.com

私が勤務する学校では、今年からタブレットPCを授業で使えるよう整備されることになりました。

どのような活用法があるのか考えてみたいと思います。

そもそも、ICTとは?

そもそもICTとは何でしょうか。

ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」の略であり、IT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、コンピューター関連の技術をIT、コンピューター技術の活用に着目する場合をICTと、区別して用いる場合もある。国際的にICTが定着していることなどから、日本でも近年ICTがITに代わる言葉として広まりつつある。

kotobank.jp

Information and Communication Technologyの略称です。

「コミニケーション」が入っているのが「活用」だったり、インタラクティブ、双方向性にあたります。

どのような目的で活用するかについては、「ならずものになろう」のロカルノさんがうまくまとめて下さっています。

ICTを授業に取り入れようということを議論するときには、どうしても「どんなことができるのか」ということが先行し、そのことに終始しがちであるが、授業者は上記のような活動の質的な差異を自覚するべきだろう。すなわち、「一斉学習」「個別学習」「協働学習」のいずれの場面でICTを用いた活動を行いたいのかということについては、最低限自覚的しておく必要はあるだろう。

www.s-locarno.com

 

 

新年から導入、Windowsタブレットとペンプラス

勤務先でどのような機器が導入されたのかご紹介したいと思います。

1科目5人だろうが20人だろうが、各科目1台の配布。

>>PenPlus Classroom|教育ICT総合サイト

>>電子黒板でできることは?|ペンプラスタウン

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実際に、総合的な学習の時間で調べ物をする学習に参加してみました。

その様子からわかった事をご紹介します。

実際に授業で使用して、こんなことに困った!

各階1学年10台の割当ですので、1人1台の配布とはなっていません。

4人1組で1台のタブレットを操作して、何かしらの成果物を送信するのが今のところ想定される使い方のようです。

教員全体に業者から使用方法について説明を受けたものの、活用方法についてはホワイトボードとして利用するくらいでした。

教材の配布、作品提出をするためには、ペンプラスを使います。

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今回の課題は、

「テーマに沿ったニュースを調べて、コピー&ペーストをして簡単な報告を作り、送信する」

というものでした。

ブラウザを立ち上げてニュースを調べるところまでは良かったものの、私はマウスに慣れているため、タブレットでどのようにドラッグするか戸惑ってしまいました。

タブレットPCなので、スマートフォンと同じように視点と終点を指で指定すれば問題なかったんですよね。。。

慌てていて、時間切れになってしまいました。

生徒も初めての機器操作に戸惑い、時間内に課題を終えた班は1つしかありませんでした。

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後にも、困ったことだらけで

  • 4人に1台の配布のため、操作をせず手持ち無沙汰な生徒が必ず出てきてしまう
  • 教員のタブレットから、動画を一斉配信ができない
  • 途中から入った生徒に教材を配布することができない

できないことばかりが気になってしまいます。

これでは、ホワイトボードにマーカーとイレイザーを準備して配るのと大差ないばかりか…手間を考えるとアナログに軍配が上がってしまいます。

また、各階にWi-Fiが整備されたことで個人のタブレットスマートフォンを使用してWi-Fiでモニターに配信できるかと期待していました。

しかし、セキュリティーの関係で個人にはWi-Fiを解放していないそうで…みんな自腹で通信料金払って授業で利用してるんですけども、なんとも残念。

現在、教室にモニターやプロジェクターがありません。

「ICTツールを用いた授業を行いたい!」

と思った時には、教室までモニターと充電器付きのタブレットケースを運ばなければなりません。

2つ合わせても数十キロ…。

キャスターがついているとはいえ、気軽に教室まで運ぶのは手間です。

後10分の授業の間にそれらを持っていって準備して掃除をしてまた戻すと言うのはなかなか厳しいと思います。

各学年に10台ということは、週に30時間しか使えないわけで…。

継続してこのタブレットを使った授業を行おうと思うとバッティングして利用できないクラスが続出するでしょう。

まとめ

使用目的や方法がいまいち定まっていないまま導入されたような気がする今回のタブレットPC

気軽に授業でタブレットPCを使えるようにするためには、

  • 教員が使いたいと思った時に気軽に使えること
  • 一斉授業よりも生徒にとってメリットがあると思えること
  • 板書案を作って、授業プリントを印刷する作業よりも簡単であること

などが揃う事しないとかなりハードルが高いのではないかと思います。

となると、現在の機器導入の方法では本当に成果が出るのか気になるところです。

道具ありきで導入されて誰も使わずに年月が過ぎ、気がついたら機会が古くなって処分するはめになっていたということがないといいなと思っていますが…

そうならないよう、活用方法についてもう一度確認してみます。

www.penplus.gaia-edu.co.jp

ではまた☆

 

[家庭科]リアル人生ゲーム?!家庭経済で人生設計を学ぶ「ライフサイクルゲームⅡ」家族でお試しプレイ。

他校で家庭科を教えている友人と消費者教育の教材についてメールで交流していたところ、

第一生命が発行しているライフサイクルゲームⅡを無料で配布しているので取り寄せてみたの。授業で実施したら、生徒が楽しく取り組んでいたのでおすすめ。」

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ということで、冬休み前に第一生命に申し込んでみました。

「ライフサイクルゲームⅡ~生涯設計のススメ~」は、すごろく形式のゲームを楽しみながら、人生の様々なリスクと必要な備え、消費者として知っておくべき消費者契約等に関わる知識などを学ぶことができる消費者教育教材です。

www.dai-ichi-life.co.jp

友人いわく、

「何部必要か、折り返し聞いてくれるはず」

ということだったのですが、冬休みに中に1部だけ送られてきました。

1クラス40人なので、できれば10セット欲しかったんだけど…。

まずは教員がやってみないことには、実際に何分かかるかも分からない!

年末に持ち帰り、お正月に我が子3人とライフサイクルゲームに取り組んでみることにしました。

 

ゲームの大まかな流れは?

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就職から定年退職まで、結婚したり子どもを持ったり家を買ったりといわゆる「人生ゲーム」に似た感じで遊べます。

20代、30代…とそれぞれサイコロを振って10年分の年収を一度にゲットします。

紙幣は100万、500万、1,000万と高額紙幣ばかり。

画像にもありますが、

「アクションカード」

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「ボーナスチャンスカード」

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なるものがあり、消費生活センターに相談して解決することで救済されたり、問題に答えて合っているとお金がもらえたりしました。

私でも答えられない問題が結構あり、ドキドキしました。

アクションカードは、同じ答えがまとまってしまっているので、実施前によく切っておくことをおすすめします。

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また、生命保険に入るかどうか選べます。

病気にかかった時に、生命保険に入っていないと数百万が医療費でなくなっていきます…。

子どもの高校、大学の教育費の支払いもかなりの額に…。

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生徒自身が知っておいたほうがいいことではある。

ゴール一歩手前が「振り込め詐欺にあう」。

被害額は3,000万円、アクションカードを引いて救済されないとツラい。

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ゴール順ではなく、最終的に金額が多い人が1位です。

残った金額が多い人で9,200万…

そんなに老後にお金残るかな…

かかった時間と取り組んでみた感想

スタートからゴールまで30分程度で終わりました。

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小1の娘の感想

「保険って大事なんだね」

友人の勤め先の高校生と同じこと言ってました笑。

まとめ

振り込め詐欺にあったり、悪質商法にあったり、医療費がかかったり…。

結構リアルな出来事が多く、上手くイベントのコマに乗っかれば生徒自身の学びになりそうです。

市販の人生ゲームは「エベレストに登頂して30,000$払う」といった類のイベントが多いですしね。

学校の教室でも実施できるように、もう少し頂けないか交渉してみようかしら。

www.dai-ichi-life.co.jp

高校生の家庭経済の分野で活躍しそうです。

ではまた☆

 

 

[家庭科]Twitterでビックリ!冬休みの家庭科の宿題には何があるか調べてみた

我が家には、中1と小5の息子がいます。

小5から家庭科の授業が始まります。(そのせいか、次男は小5まで私が何の教科の先生かよく分かってなかった…汗)

二人とも冬休み中の宿題が出ていました。

中1の長男は、「食分野・行事食関係」

小5の次男は、「住居分野・大掃除」

でした。

また、ツイッターのTLを見ていたら、友人のママさんが家庭科の宿題についてつぶやいていたので試しに調べてみたら出るわ出るわ…家庭科関連のツイートが!!!

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こんなに家庭科についてツイートがあるってなかなか珍しいんじゃないかと思い、検索かけて調べてみました。

私の冬休み中の研究としたいと思います(笑)。

我が家の家庭科の宿題への取り組み

長男の宿題は、「行事食を作る、行事食について調べる」

行事食については、クリスマスケーキかおせち料理を作るということなのでしょう。

クリスマスケーキは、子どもの保育園仲間の家族とクリスマスパーティーをした際にスポンジに飾り付けをしてケーキを作ったので写真をつけて「行事食を作る」宿題は完了としました。

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行事食については、インターネットか何かで調べて書き終わったようです。

できれば、おせちを一緒に作りたいところなのですが、子どもが偏食でおせちは口に合わず、全く食べません…。

3年前まではスーパーで殆どのおせちを買ってきて、作れそうなおせちとお雑煮を作っていたのですが辞めてしまいました。

今は、スキーついでに年越しを民宿で過ごしています。

家庭科の先生的には終わってるな…。

次男の宿題は、「クリーン大作戦(自分のスペースを掃除する)」

こちらは、おもちゃコーナーと学用品のコーナーを大掃除してもらいました!

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最近読んだこちらの本に、小学生でも分かる片付けのテンプレートが載っていましたよ。

読書メーターに載せた感想から↓

☆ ☆ ☆ ☆

年末のお片付け燃料におすすめの一冊。内容の対象は、中高生かどうかはちょっとナゾ。

お片付けのステップは、

1すべて出す、2分ける、3選ぶ、4収める。

保育園で子どもたちが躊躇なく片付けができるのはモノの住所が決まっているから。

家でも保育園のように置き場所が決まっていれば片付けに時間がかからないはず。

「不要なものを捨てること」よりも「自分に必要なものは何か選ぶこと」が重要視されているのが印象的でした。

モノがあふれているこの時代、家庭科の住居分野でもっと「片付け」を重視してもいいんじゃないかな。

☆ ☆ ☆ ☆

この順番で片付けたら、棚もスッキリしました。

ビフォーとアフターを写真にとり、プリントアウトして貼り付けました。

おうちの人からの一言も添えましたよ!

これ以外に、書き初めなどの宿題が出ていました。

Twitterで知る!家庭科冬休みの宿題とは?

皆さん、いまラストスパートかけているようですね。

生徒さんのつぶやきと、保護者の方のつぶやきも見受けられました。

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 ざっくり、ここ5日間くらいの「家庭科 宿題」ツイッター検索をかけてめぼしいものを引っ張ってきました。

雑感ですが、

  • 行事食を作る宿題がかなり多い
  • 食事作り(一汁三菜?)の宿題も多め
  • 保護者のつぶやきは、「これ以上家族への負担はやめてくれ〜」と「たまにはこういうふれあいができてよかった」的なものに分かれた。
  • ここにはあまり載せてないけど、「家庭科の宿題いらない」的なつぶやきも多し
  • 個人的には、裁縫や編み物の宿題があったのがびっくり!授業でやってないから宿題になるのか?編み物を全員に教えるスキルがあるなら教えて欲しい…

かなり頑張ったことを表すために、ツイッター作品をあげている学生さんも多かったようです。

長期休みに家庭科の宿題を出すべきか?

私も、夏休みには1日家事体験の宿題を出しています。

manabito.hateblo.jp

ですが、冬休みの宿題は出してなかったな〜。

行事食だと、作らないおうちの人は嫌がったり、または取り組まずに提出しないという生徒も続出しそう。

大掃除についても、「自分の部屋、スペースがない」という生徒も一定数いるんだよね…。

写真をプリントアウトするにしても、家にプリンターがないとかコンビニで印刷するのも大変かもしれないですね。

家庭の格差が出てしまう宿題でもあるのかな〜なんて思ったりして。

行事食や大掃除をさらっと出せる先生方は、

「家で行事食を作るのは当たり前」

「冬休みに家の大掃除をするのは当たり前」

って思っているんでしょうか?

まとめ

というわけで、家庭科を教えている自分の冬休みレポートでした!

長期休みのツイートを調べてみると、宿題について意外な発見があるかもしれませんよ。

私も、何かしら冬休みの宿題を出すというのもアリかなぁと思いました。

ではまた☆

[考え]2017年はどんな年だった?ブログの振り返りをしてみました。

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こんにちは!まなびとです。

今年の振り返りをしてみたいと思います。

(アイキャッチは、年越しで毎年訪れている白馬の画像です。)

はてなブログで記事を書き始めて9ヶ月経ちました。

ブログを中心とした振り返りをしたいと思います。

教育のお仕事ブログを始めてわかったこと

このブログは、2012年からWordpressで書き続けてきた雑記ブログの教育カテゴリを独立させる形で始めました。

3月に「まんがで知る教師の学び」の著者である熊本大学の前田先生と出会い、発信の重要性に気づいたこと。

manabito.hateblo.jp

この出会いが、この教育ブログを書くきっかけになりました。

雑記ブログに書いていた記事を、重複しないように下書きに取り下げてから再編集してコツコツ記事をアップしていきます。

ストックがあったころは、毎日記事をアップするのは苦ではなく、楽しく書けていました。

しかし、10月を過ぎた頃からかしら?

ストックが足りなくなり、週1程度の更新でお茶を濁すことに…!

いま、週1の更新もヤバいです!!

気軽に、感じたことをささっと書きとめる位なら毎日書けるのでは?

とも感じるのですが…

フローな情報ならまだしも、目指すは同業の方の参考になるようなストック情報!!

しかも、匿名とはいえ、

「身バレしても大丈夫な情報」

って難しい。

心に残って、発信したいことって当たり障りのないこと…ではないですよね??

実名で、しっかり実践も記録して、自らの考えを発信している有名な先生方のブログには遠く及ばず。(及びたいのか…?)

ちなみに、先月職場の同僚に身バレしました〜。

あと、

「記事にしたいと思うような、新しいことに取り組めてない」

ってことも記事を書きながら感じたこと。

小学校の先生は、毎年同じ学年、同じ単元を教えることは少ないと思います。

でも、高校では多くて3学年、科目も決まっているので教える内容も工夫しなければ毎年同じプリントを使いまわし…。

マンネリしがちなのではないかと。

高校で家庭科を教えていて、毎日授業に発見がある…!

ぜひブログで紹介したい!

とは、なかなかならないものだということが分かりました。

今年はどんな年だった?

今年は、プライベートでは長男が中学に入学、長女が小学校に入学する節目の年になりました。

同業の夫が年齢相応の昇進をしてしまい多忙に。

日曜日も半分以上仕事、週6日の学校なので土曜平日も仕事!!

夫が家にいないことで、私の家事育児の負担となって重くのしかかってきます。

夫は平日も塾との名刺交換会や接待などで夜遅く…

私は平日夜に出るのも難しく、土日も家事と子どもの世話で終わってます。

勉強会やセミナーに参加する時間を作るのも難しい。

子連れでホイホイ出かけていた時期もあったんですけどね〜。

ブログのアウトプットにしたくなるような話題が少なくなって当然かもしれません。

とはいえ、このブログを通じて出会いがあったことも事実。

最近増えてきた教員向け情報サイトの営業の方や、某授業動画サイトの社長さんとお話する機会に恵まれました。

このブログで情報発信しなかったらお声をかけていただくことはなかったと思うと感謝です!!

セミナーなどでお会いした方に、

「こういう者です」

と名刺にブログのアドレスをつけておくとよい自己紹介になるのではないかと思います。

まとめ

来年の目標や動きについては、まだ考え中です。

このブログも、何を中心に書いていくのか定まっていませんしね。

Googleサーチコンソールでキーワードを拾ってみると、性教育関係の記事が良く読まれているようです。

現在、大体月5,000前後のアクセスを頂いています。

SNSでシェアされ、アクセスを伸ばすことが目的なのか?

または、このブログを通じて仲間を増やすことが楽しみの一つになるのか?

とにかく、今年は

  • 教育実践の振り返り
  • 参加したセミナー、授業見学の記録
  • 読書記録、書評

を中心に記事が書けて、無事に年末を迎えられたことに感謝します。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

みなさんも良いお年をお過ごしください。

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書き初めの宿題を年末に取り組んじゃいました。

YouTubeで「書き初め コツ」と検索してみるとヒント満載の動画がたくさん見つかりますよ。

動画で何度も繰り返し見られて、とっても参考になりました。

www.youtube.com

ではまた☆

[考え]『学び合い』と私の今までとこれからを棚卸ししてみた。挫折しても気になるのはなぜ?

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このブログでもよく取り上げている『学び合い』。

上越教育大学の西川純先生が提唱している授業法(考え方)です。

先日、『学び合い』関連の方とツイッターでやり取りをする機会がありました。

その際に、

  • 私が『学び合い』を知ったきっかけ
  • 『学び合い』の実践経験
  • 『学び合い』との関わり方

について、何かしら記事を書いているはずだ…と思っていました。

しかし、このブログを検索したところそれらしき記事が見当たりません。

それなら、今までの実践の棚卸しついでに書いてみよう!

と思い立ちました。

進路多様な高校での『学び合い』について、ご興味のある方は読んでいただけますと幸いです。

私が『学び合い』を知ったきっかけ

2007年ごろ、二人目の育休の時にインターネットのブログなどを通じて知り合った仲間に、

ファシリテーション

に出会いました。

2009年ごろに、その仲間が

「『学び合い』って知ってますか?新潟の上越教育大学の西川純先生が提唱している考え方なんです。インターネットにも手引書があるので読んでみて下さい。」

と言っていたのが気になり、手引書をプリントアウトして読んでみました。

(現在では、手引書はダウンロードできないはず…)

一斉授業がなかなか授業が成立しない中、

「一人も見捨てない」

という考え方に共感し、

「なんとか授業改善できないか?」

と、藁にもすがる思いで取り組み方を考えてみました。

実践方法については、西川先生にメールで直に問い合わせてやり取りをする中で教えて頂くことになりました。

西川先生のメールの返信が、めちゃめちゃ早いんですよ…。

どこにそんな時間があるんだろう?と思うくらいでした。

『学び合い』を実践した結果…

2009年の1学期に、西川先生のアドバイスも頂いて『学び合い』を実践してみました。

語りをした後に、15分程度で終わる課題を用意し、黒板に小テストの答えを貼り出しておきます。

高校1年生、食生活の分野でした。

「栄養素について、小テストの問題が解けるように教科書の範囲を各自プリントにまとめる」

と言ったような課題だったと記憶しています。

今思うと、

  • 席は自由に動いて良い
  • 各自でまとめる

あたりが、中学でオール2以下の生徒たちにとって自由度が高すぎて困った点だったのかもしれません。

  • やる生徒とやらない生徒が出てきた
  • やらない生徒は教室の隅に固まって地べたに座り、携帯をいじり始めた

課題の全員達成なんて、雲の上のような目標です。

やらない生徒に毎時間声をかけるのが苦痛になり…

「毎回小テストをしているのだからテストの点数は少しはマシになるのでは?」

と考えてテストの難易度を上げたらかなりテストの出来が良くない…

同じ科の教員からも、私の授業法に疑問視をする声が…

「これなら、一斉授業の方がマシ」

ということで1学期という短い間に『学び合い』の継続は厳しいと考え、2学期からは一斉授業に舵を切ってしまいました。

2010年には3人目の産休育休に入り、2011年に復帰。

2014年には、同僚が実践している

「職場の中でうまくいっている協同的な学び」

を発見しました。

「一人も見捨てない」

を頭に置きつつ、グループを作り、やっていることは個別学習(ほぼ作業)という形を取っています。

その内容はこちらの記事に詳しく書いてあります。

良かったらどうぞ。

manabito.hateblo.jp

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『学び合い』との関わり方

そんな私が、

『学び合い』

にずっと興味があるのは、

『学び合い』に関わっている先生方が魅力的であること。

この一言に尽きるかもしれません。

2009年ごろの『学び合い』の会に参加していた私を覚えていてくれた方もいらして、2015年のフォーラムで声をかけてくださいました。

Facebookやブログなどで情報発信をされている方も多いです。

なかなかサークルに参加できない身でも、毎日新しい情報に触れることができます。

教科、学校種を超えて交流できるのも魅力の一つです。

「家庭科の授業をどうしよう?」

だと、交流できる先生の数が限られてしまいます。

多様な先生とこれからの教育について考えられる仲間がいると言うのは素晴らしいことだと思います。

これから、どうする?

私が、『学び合い』に乗れてから8年ほど経過しました。

その間に、『学び合い』関連の書籍はどんどん増え、揃えきれないほどになりました。

『学び合い』(二重括弧の学び合い)を聞いたことがあるという先生方もかなり増えています。

教員向け授業動画サイトFind!アクティブラーナーでも、『学び合い』の授業がたくさん紹介されています。

2学期には中学校3年生の福島先生『学び合い』数学の授業を何人かの研修委員と見て、感想の交流もできました。

manabito.hateblo.jp

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職場で実践できるかは別として、これからも多くの先生方から学び続けていくことでしょう。

まとめ

今回、この記事を書いたのは、大阪で教員研修の企画運営、学校校務の業務改善支援に取り組まれている杉山史哲さんのツイートがきっかけでした。

杉山さんの取り組みはこちら↓

(すでに募集は終わっています。私も少額ながら寄付させていただきました)

camp-fire.jp

多様性が少ない教室では、『学び合い』の効果を発揮させづらい。

例えば、僻地の少人数単学級や、偏差値で輪切りにされている高校など。

『学び合い』が成立しないのは自分の力量が低いせいなんだ…と、自分をずっと責めていました。(いや、それもあるかもなんだけども)

しかし、そのツイートを読んで…かなり救われました。

授業中も何度注意してもスマートフォンやお化粧を止めない生徒たち。

生活指導の会議も毎日のようにあります…。

退学という選択肢もある高校で、

「1人も見捨てない」

という考え方を続けていくのはかなり忍耐のいることです。

では、学力の幅が狭く、多様な人とつながる力が弱い集団に対してできる事は何なのか。

少人数学級で反復練習をする方が良いのか。

一斉授業で生徒が躓きそうなところを細かく説明していくのが良いのか。

なかなか答えが出てきません。

少し自分の実践について棚卸しができたような気がします。

杉山史哲のツイートをきっかけに、また少し交流が広がりそうです。

ではまた☆