まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[セミナー]中学生が会場で学び合う姿に感動!『学び合い』フォーラムin静岡2日目の記録

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二日目8月5日(日) の記録です。一日目はこちら↓

manabito.hateblo.jp

 

朝は、ゆったりホテルのビュッフェで朝食。

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静岡名物、桜えびのオムレツを目の前で作ってくれるという…なんて贅沢なんでしょうか?!

研修会二日目の朝、元気がでますね。

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会場まで向かう途中、駿府城公園を横目に見ながら向かいます。

あくまでお城の跡であって天守閣などはありません。

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季節が良ければ趣味の旅ランをすることもあるのですが…今回は酷暑のため旅ランは諦めました。

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お城の周りは学校がいっぱい!

駿府城公園の周りをランニングしながら楽しみたかったです。

『学び合い』公開授業(9:30~10:20)

5日目の初めは『学び合い』の公開授業です。

会場の真ん中に長机を出し、静岡地元の中学生の有志が集まって『学び合い』授業を公開してくれます。

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参加者200名以上、立ち見が出るような状態です。

この公開授業のすごいところは、小学校で教えた生徒が中学生になっても『学び合い』の授業のために集まってくれるところです。

小学生が中学生になっても、『学び合い』の考え方で授業をしている中学校で過ごすことができているそうです。

また、保護者の方もこの公開授業に参観者として参加してくださり、先生方のインタビューに答えてくださっていました。

  • 『学び合い』をするようになって、みんな分からないところを教えたいから、と予習していくようになったお子さん。
  • 一斉授業の時にはぼーっとして何も身につかなかったお子さんが、分からない所が分かるようになって学校が楽しくなったとのこと。
  • 仲間と助け合う気持ちが、この小学校の『学び合い』の教室で身についた。

など、保護者の方から直接伺うことができる貴重な機会でした。

「数学の課題を30分で全員が説明できるようになる」

という課題を22人の生徒が声を掛け合いながらプリントを完成させていきます。

小学生の頃は『学び合い』の授業課題が終わると、ビー玉を瓶に一つずつ入れていき、いっぱいになったらお楽しみ会ができるという仕掛けがあったそうです。

説明できるようになった生徒からネームプレートをどんどんホワイトボードに貼って行きます。

5分前に全員が名札を貼ることができました。

あと5分あるからといって妥協せずに、本当にこの時形で良いのか吟味にする姿が印象に残りました。

もちろん指名された生徒が回答を答えることができました。

問題を解いている生徒さんに声をかけるのも自由だったので、長机の隙間に参加者の先生方が入り込んでぎゅうぎゅうでした。

が、生徒さんの様子を間近に見ることができる良い機会となりました。

分科会&フリートーク(10:30~11:40)

分科会は全部で8分科会ありました。

できれば高校の実践について話を聞きたいと思っていたところに、以前Twitterで交流させて頂いた杉山史哲先生が会場にお見えになっていたので少しお話を伺いました。

杉山先生が現在コンサルテーションで入っている学校は、校長が『学び合い』を取り入れたいと考えているというので、学校ぐるみで取り組まれているという分科会に参加することに決めました。

一番決め手になったのは、生徒層が勤務先と似ていることです。

総合コースの生徒は概ね偏差値は40前後ということで、親近感がわきました。

ついついインターネットで偏差値を見てから、発表を聞いていいものかどうか判断してしまいます。

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分科会では、新しいコースを全てアクティブラーニングの授業で進めていこうと推進しているメンバーの方のお話を伺うことができました。

一斉授業になると、クラスで5人ぐらいしか起きてる生徒はいない。

しかし『学び合い』の授業を導入したことで、生徒が起きて課題に取り組むようになった。

偏差値が同じぐらいとはいえ、私の勤務先よりはかなり落ち着いた印象を持ちました。

勤務先の場合、『学び合い』の考え方を伝えて「さあどうぞ」と言ったところで床に寝っ転がったり車座になり、スマートフォンをさわり出すのがオチです。

お話を伺った学校では、スマートフォンは学校の中では電源を切ってカバンの中に入れるということが徹底されているそう。

課題が終わったからと内職をすることは少ないように見受けられました。

また、新しいプロジェクトを進めていく上では不要な会議や雑務を排除していく必要性についても語られていました。

発表後の質疑も、とても参考になりました。

Find!アクティブラーナーを学校で広めていく方法として、職員会議の前に10分ほど映像を流しておくことが挙げられました。

勤務先でもFind!アクティブラーナーを入れてもらっているのですが…登録者は10数人、何人かはログインIDとパスワードを忘れてしまったと先日言われました。

夏にも職員で動画を観ましょう会を立ち上げましたが、人数が集まらず中止になってしまいました。

来月の職員会議から、開催前に動画を流せるよう交渉します!(どこに??)

あと、ログインすると「◯◯先生オススメの動画」を表示させることができるらしい。

社内メールのSlack利用も便利なのだそうです。

slack.com

平日仕事のためにコミュニティにログインするのもなかなか大変そうてすが、続けていらっしゃるということが素晴らしい。

週6日制で研究日なし、4週4休も取れない、そんな中大変な苦労を乗り越えて頑張っているのだなと思いました。

勤務先も、これから新しい教育課程を編成していこうという最中なので、取り組みをオープンにしていただけると本当にありがたい!

ご紹介くださった杉山先生は東京に拠点を移されるとのことで、これから交流がすすむといいなと希望を持ちました。

閉会式(11:40~11:50) からのランチ!

一日半の予定が終了し、静岡のスタッフの方も肩の荷が下りてホッとしているところでは…。

運営スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした。

終了後は、『学び合い』古株のお仲間にお誘いいただき、ランチをご一緒しちゃいました。

勤務先の様子や住んでいる自治体の取り組みなど、地元にいるだけではわからないことがリアルに伝わってきます。

関西の例では、

・中学生の進路指導で、新幹線の運転手になりたい

→新幹線の運転手になるには、JR東海に就職しなければならない

JR西日本では新幹線の運転手になれない、おまけに大卒でJRに就職できるのはエリートだけ

JR東海から就職口のある高校は限られてる

→全日制普通科でいいの?

と、全体に話をしたところ、専門高校に進学する中学生が増えた。

高校生が問題意識を持ち、主体的に手に職を持ったり地元とつながり職業体験するならジョブ型の高校を増やすことが求められそう。

偏差値山の場所取りをしている全日制普通科がこんなにたくさんある意味はなんだろう?

と、生徒を見ていたり自分の子どもをみていてなんとなく感じています。

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ランチは、しらすのピザとチーズ、ノリがうまくマッチしていて家でも作ろうかと思いましたよ!

まとめ

平日夜、普段の土日はワンオペ育児真っ最中!

リアルでセミナーなどに参加するのが難しいので、ネット上の情報が多い『学び合い』関連の情報は大いに参考になっています。

それでも、今回のようにリアルに参加するとテキストでは見えないことが感じられて良い学びになりました。

来年の教室『学び合い』フォーラムは、夏休み前半で福岡、後半で長野で開催の予定です。

行ったことがないという理由で福岡…気になります!

いつか、職場のお仲間を連れて行けたらいいなぁ…。

あべたか先生の感想「『学び合い』は考え方?方法?」も載せておきます。

scrapbox.io

ではまた☆