[働き方]15年前、私が私立学校を転職しようと思った3つの理由
スポンサーリンク
教員のお仕事シリーズ?!です。
教員になり、20年近く経ちました。
大学を卒業して初めて勤めた職場を5年で退職し、現在の職場に移りました。
当時と現在とでは時代が違いますが、自分の棚卸しとして記録しておきたいと思います。
15年前なので、21世紀になった頃、ガラケーはあるけどスマホはない、パソコンでインターネットを見ている時代です。
とはいえ、今でも同じような境遇にいる人も少なくないんだろうなぁ。
では、私が退職の決め手になった主な理由を3つあげてみます。
トップダウン激しすぎ…?
務めるまで、私立学校のシステムがどんなものか全く知りませんでした。
初めに勤めた学校は、創設者の親族が校長や理事長を務めていました。
創設者の親族が亡くなった際には職員がや生徒が法事に駆り出され、受付や接待を任されるような職場でした。
今まで公立学校しか経験がなかったため、私事なのでは?と思うようなことを職員ににやらせるというのが個人的には腑に落ちないませんでした。
学校も職員も、私物のような扱いを受けていたように感じます。
当時は職員が自由に意見を言えない雰囲気もありました。
職員会議で意見を言う人間を危険人物としてチェックしているようでした。
会議では決まったことがどんどん発表され、職員間で議論ををするようなが経験が全くなかったのを覚えています。
もしかしたらこれが私立学校のスタンダードな姿なのかもしれませんが…。
家庭科の単位が毎年ドンドン減っていく
生徒減もあり、方針転換を迫られて進学校を目指したため、カリキュラムが事前予告もなく毎年発表されていきました。
毎年英語や数学の単位が増え、美術や音楽、家庭科の単位がギリギリまで減りました。
家庭科4単位が高校で1単位までになってしまいました。
ホントは単位ごまかしじゃないのか…?
情報の免許もないのに、
「情報の教員が足りないから何クラスか情報を持って欲しい。WordとEXCEL使えるよね?」
と、情報を持たされていた時もあります。
被服室は普段使わないからと教室になってしまいました。
結婚退職をすすめられた!
職場内で今の夫と出会い結婚することになりました。
今まで結婚してそのまま職場に残っているケースはありませんでした。
そのため、どちらか仕事を辞めるように言われたのですが…校長に呼び出されて辞めろと言われるのは私のほうでした。
「結婚退職じゃダメなの?」
と、何度言われたことから。
夫は言われません。
よほど仕事できないんだなぁ…。
私なんて、いらない存在なのね…。
と、結婚の喜びよりも、仕事の上で評価されてないことの方が辛く感じる時もありました。
公立の教員採用試験を合格すればいいだけの話なのでしょうが…当時は就職氷河期で、教員採用試験の倍率は10倍以上。
一次すら通るのも大変です。
結局、結婚して残らせてもらっている一年の間に転職活動をして、今の職場に落ち着きました。
まとめ
今回、初めて自分の転職経験を記録してみました。
私立学校なら当たり前なのか、それとも違うのかよく分かりません。
民間企業と同じで、それぞれの職場文化があるのでしょうか。
最近の私立学校は、期限付きで専任教諭と同じ扱いをする学校も多いようです。
「専任教諭への登用があるかもと3年間言われ続けたが同期と共に全員クビを切られた」
「担任まで持たせて、結局は有期雇用でした」
という声をここ何年か入ってきた新人さんから聞きました。
各学校の教員採用のお知らせを見ても、あらかじめ有期雇用と書いてある学校も少なくありません。
教員の雇用環境は、これからもどんどん厳しくなりそうですね…。
ではまた。