まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[働き方] 残業規定は公立学校?民間企業?私立学校の労働実態はこれからどうなる?

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「子ども達が帰ってからの会議、教材準備で今日も帰宅が22時過ぎ」

「土日も部活に明け暮れてる」

教員の皆さん、ワークライフバランスは取れていますか?(取れてないですよね~~~)

現在、私の職場に労働基準監督署からの是正勧告が入っているようです。(2012年の記事です)

誰かが内部告発したのでしょう。

組合員ではありますが、ほぼ幽霊のためざっくりしか見聞きしていません…。

残業代、ちゃんと出してないよね?

ってことのようです。

私立学校は企業なの?

私立学校の給与体系は、公立学校に準じ、給与の数%がみなし残業代としてあらかじめ支給されているのが一般的。

しかし、労働基準法に照らし合わせていると、

「いやいや民間企業に準じて考えようよ。そんなの残業代じゃないでしょ、ちゃんと払いなさいよ」

ということらしい。

で、実際未払いの残業代を支払うと何億にもなってしまい、支払うと同時に我が社はつぶれてしまうらしい。

Oh!NO!!!!!!!

確かに、給与の10%が残業代だったら、100時間超えている人は月給30万なら時給300円以下で働いていることになってしまう。

それって。。。

裁量労働制にしたらいいのか?裁量労働制でも、残業代は出るのか?

わからないことばかりです。

教員の仕事量は…どんだけ~?

できれば、残業なしで収まるような仕事量にして欲しいんだけどな。

具体的には、授業を終えただけで8時間の労働時間が終わってしまう。

その後の部活、生徒指導、明日の授業準備、事務的な仕事、保護者対応、会議の数々、すべて勤務時間内にできないことばかり。

しかも、すべて「自発的な残業」とみなされちゃうらしいです。

公立学校の先生方も嘆いています。

oshiete.goo.ne.jp

「そういうこと、あらかじめ知っていてなったんでしょ?」

とも言えるのだけれど、

教員が元気な姿で子どもたちに接することってとても大事だなぁと思う。

今の勤務体系では、なかなか難しいのではないかと。

特に中高では、土日も部活に追われており、家事育児を奥さんに丸投げしている男性か、独身の人しか仕事を続けられない。

運動部で強豪校の場合、360/365日は部活とか、マイカーは競技の道具を入れるためあえてミニバンとか、ザラですよ。

高等教育になるにつれて女性教員の比率が下がっていくのはなんでだろうと思っていたけれど…やはり、部活と家庭の料率が難しいことがあげられるのではないかな?

我が社も、気がつけば男性教員の割合がものすごく高いです。

「男女関係なく続けられる仕事か?」

というと、中高は厳しい。

海外話だけれど、フィンランドなどは学校は2時過ぎに終わり、教員の退勤は4時とか。もちろん、地域スポーツなど放課後の子どもの居場所がちゃんと用意されている。

子ども達が学生時代からダラダラといつまでも学校に残っていることが業後の長時間労働労働生産性の低さの布石になっているというのが私の仮説。

こういうことを考えること自体が甘いのだろうか?

昔の記事からの、まとめ

2017年現在、こういった考えは世にかなり広まり、

「教員はブラック」

「教師の働き方を変えなければ」

という声がテレビやネット、新聞でも聞かれるようになってきました。

senoom.hateblo.jp

もしかしたら、公立学校では改善されるかもしれませんね。

しかし、私立学校のほとんどは募集の観点から、

「週6日制を続けている」

「部活は活発にしないと受験生に魅力として映らない」

と考えているため、教員の負担が減るとは全く考えにくいです。

今後は少子化のため、生徒も減り、教員もどんどん減らされていくでしょう。

今年から一緒に働き始めた非常勤講師の先生は、他校で3年契約の常勤の経験があり

「3年経ったら専任にしてあげられるかもしれない」

という甘い声に騙されて頑張った結果、3年後に有期雇用の同僚も全て首を切られたそうです。

そして、すべて新しく若い教員に切り替えられたとのこと。

担任まで持たされてこの始末。

そんな学校に子どもを預けたくないなぁ…。

そして、これから教員になろうという人は、本当によく考えたほうがいいですよ。

ではまた☆