まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[書評]各家庭、教室に1冊!「いじめと戦おう!」あなたはいじめっ子?それとも影の実力者?

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尊敬しているWM書評ブロガー、ひまわりマミーさんのオススメです。

himawarimamy.blog.jp

最近読んでる本、彼女のオススメばっかりになってます。

ありがとうございます。

いじめる側が100%悪い。でも、昨日とちがう明日のために、あなたがやれることはある。

amazonより。

【内容説明】

昨日と違う明日のために、やれる事はある

いじめる側が100%悪い。

でも、昨日と違う明日のために、あなたがやれることはある。

いじめられている人、友だちを助けたい人のための「今日から実行できる方法」を紹介します。

いじめを乗り越えた先輩たちの方法もたくさんのっています。

著者は、「いじめ」を検索すると1ページ目に出てくるお助けサイト「いじめと戦おう!」の管理人、玉聞伸啓(たまきのぶひろ/ハンドルネームさねゆき)さん。

玉聞さん自身が、体験から考え出した「いじめられなくなる方法」を紹介したところ、たくさんの人たちが訪れるサイトになりました。そして、「いじめ」を乗り越えた人たちの体験談も読むことができます。

この本は、サイトで紹介された「いじめられなくなる方法」と、「その方法を実際にやってみた人たちの体験」を中心に編集しています。

友だちを助ける簡単な方法ものっています。

たくさんの先輩たちの応援メッセージも読むことができます。

「昨日と違うことをすれば、違う明日になる」

玉聞さんが、相談者に贈った言葉です。

本文は、小学生がひとりで読めるように、漢字は小学校で習うものだけを使ってあります。

【編集担当からのおすすめ情報】

明日からすぐに実行できる「いじめられなくなる方法」ばかりを紹介した、はじめての「いじめられている子ども」「友だちを助けたい子ども」のための実用書です。

保護者のみなさまが、お子さまに相談されたら、どう話し、どう行動するのがよいのか、子どもたちの声から考えたアドバイスもあります。

いじめの仕組みについても分かりやすく解説してありますので、お子さまの話を理解する助けになります。

人は誰しも、「いじめる側」「いじめられる側」「傍観側」になる可能性がある、と改めて感じます。

いじめる側の特徴

いじめる人は、決して見た目にいじめそうな人間ではなく、「クラスの人気者」であることが多い。「こいつなら、いじめられても構わない」と思われそうな人を選び、周囲を巻き込んでいじめが始まっていく。

いじめられたら、「記録をつける」「クラスの人たちを味方につける」「いじめに反応しない」など対応を変え、「自己中つぶし」「影の実力者を味方につける」「シカト崩し」などの行動に移す。

いじめをやめさせたい、と思う人が、「いじめられずにやめさせるための行動」も載っているので、「いじめられてない」人も関係ないと思わず、ぜひ読んだらいいなと思いました。

個人的に、とってもガツンときたのは

「いじめっ子」と「影の実力者」の違い。

影の実力者とは?

影の実力者とは、

  • リーダーより目立たないが、みんなが知らず知らずのうちにその人の言うことや行動をチェックしている
  • 周りに振り回されず、自分で考えて行動できているので、あてにされている。
  • 彼らが笑うかどうかでいじめグループの勢いが変わる。

どんな人?

①一人でいても平気

いじめリーダーは一人でいるとさびしくなるので人を集めたがる。

②周りの人を縛らない

いじめリーダーは人を引っ張りまわす。

影の実力者は断られてもそっかー、と流して悪口も言わない。

③一目置かれている

いじめリーダーは、「自分を見て欲しい、すごいと思って欲しい」ので意見をいい、周囲の意見を聞かずに通そうとする。

影の実力者は、きちんと解決のための意見を出し、より良い意見があれば冷静に受け止める。

人の意見をよく聴く。

いじめリーダーの良い結果は「自分がすごいと思われる」、影の実力者は「うまくいく」ことである。

④いじめには興味が無い

いじめリーダーは、他人の行動を自分の思い通りにしたいと考える。

影の実力者はいじめよりも自分の好きなことをしているほうがずっと楽しい。

特に③、私もどちらかと言うと「自分がすごいと思われたい」タイプでして、、、

こういう心が相手を認めず、そして相手の気に入らないところを見つけて貶めるような行動につながってしまうのかと思うと・・・お恥ずかしい限りです。

即刻カイゼン!!

  • いじめリーダー⇒にせのリーダーシップ
  • 影の実力者⇒真のリーダーシップ

とも言えそうです。

まとめ

今まで読んだどのいじめの専門書より実用的な内容。

小学生でもすらすらよめる薄さ、横書きのレイアウトです。

大人も子どもも自分の心と向き合えると思います。

「いじめと戦おう!」HPもありますよ。

www.ijimetotatakaou.com

職場の司書さんにお願いして、図書室に1冊入れてもらえました。

学校の教室にも1冊あるといいと思いますよ~。

ではまた☆