[実践]Googleフォームを使って清書を省略!投票も。「新聞の読者投稿を書く」授業、その2
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前回の「新聞の読者投稿欄を書く授業」続きです。
「生徒の書いた文章を清書するのが大変!」
生徒が書いたものが字から分かってしまわないように、データにすることがあります。
でも、手間がかかる上に、あまりに達筆すぎて?字が読めないこともあります。
学校に生徒が一人ずつ使えるタブレットはない!
勤務先ではスマートフォンの持ち込みが許可されているので、その時だけ清書に利用させてもらうことにしました。
Googleフォームを利用して清書をデータで収集!
生徒が書き上げた読者投稿文を、あらかじめ作っておいたGoogleフォームから入力して送ってもらうことにしました。
作文用紙に書き上げたらQRコードでリンク先を読み込んでもらい、
- 出席番号
- 名前
- 読者投稿文
を入力してもらいました。
出席番号は、直接入力してもらうと半角と全角が混ざることがよくあります。
手間はかかりますが、プルダウンメニューを作成して選んでもらうと、あとからデータを出席番号順に並べ替えるのもラクです。
入力してもらった後で、「テーマ」を書いてもらう欄を作ればよかった…と思いました。
スライドには「隣同士でお互いの作文を読む交流時間を持つ」と流れの説明で表示しましたが、書くスピードが違いすぎて授業中の交流は全くできず…。
残念。
この頃は体調を崩す生徒が多く、前回欠席していていきなりスマートフォンから入力を始める生徒も。
授業時間内に仕上がらなかった生徒には、宿題にしておきました。
次の時間も投票にGoogleフォームが大活躍。
スプレッドシートにリアルタイムで清書が集まってきます。
最終的に8割の生徒が提出できました。
同僚の先行実践では1/3しか生徒が提出できなかったそうなので、とりあえずこれでよしとしたいと思います。
締め切りをぎりぎりまで伸ばして生徒から集めた清書をコピペして、両面2枚のプリントにして配布しました。
読んでもらい、良いと思った作文を投票してもらうことにしました。
選ぶポイントはこれでよかったのか…?
検討が必要ですね。
良いと思った理由と、今回の授業の感想を記入してもらいました。
一番多く選ばれたのは、SNSに関するテンポの良い作文でした。
授業に関する内容を書いてきた生徒は3人ほどで、残りの生徒はマナーやSNSなど、日頃感じていることを書いてきました。
東京新聞の「発言」の内容に引きずられちゃったかな?
自分がいま、おかしい、意見したいと思う内容は授業とズレていたのかもしれません。
授業中に投票の結果が即時モニターに写せたので、その場で大まかな傾向を掴むことができました。
↓こちらは、改めてまとめてグラフにしたものです。
スプレッドシートさまさまです。
そろそろ試験が近い学校も多いと思います。
Googleフォームを利用した、授業アンケートについての記事もありますよ。
まとめ
以上、全3回分の授業実践の報告でした。
今回の課題は、
- 読者投稿文のテーマ。授業で扱った内容に絞るか否か
- 良いと思った記事を投票する際の基準
辺りに若干の課題が残りました。
あすこまさんのように生徒が直接新聞社へ送ることは避けました。
生徒に任せると、誰も送らないのではないかな〜と思いまして。
教員側で少し手を入れる必要性もありそうで…。
こちらでいくつか選んで送ることにしました。
何通送るか、投票結果も見て考えているところです。
(学校単位で送ってしまって良いのかも確認しないで実践してしまった…!)
結果など、分かりましたらこの記事に追記したいと思います。
追記:
7月の終わりになんとか12人分を新聞社に投稿。
そのうちの1通が8月の発言欄に掲載されました!
生徒に受けが良かった内容ではなく、授業での体験とそこからの学びについて書かれたものが採用されました。
ちょっとホッ。
ではまた☆