[書評]2018年初夏に読んで良かったおすすめ本、夏休みにいかが?教育・ビジネス書・雑誌など19冊♪
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春のおすすめ本に引き続き、読んだ本のなかでおすすめをご紹介します。
気がついたら、もう夏になってました…
現在、某勝間コミュニティの積読部に入っていて、プレッシャーで積ん読にしていた本がさくさく読めました。
そうでもしなければ読めなかった本が何冊も…!
あと、スキマ時間はiphoneのKindle読み上げで読めてます。
特に、骨太のビジネス本!!!
教育書はKindleにならないので仕方なく紙で買ってますが、ここで紹介したうちの半数近くはKindleで購入していると思います。
ほかは図書館や図書室で借りたりしていますね。
気がつけば選んでも19冊!!
いわゆる教育書・教育雑誌
教えるということ
大村はま先生の講演録。
はじめの講演は昭和43年!もう50年も前なのに読んでいて違和感がないのはナゼだろう?
眼の前にいる子どもたちを教えていくことは、いつの夜にあっても変わらないマインドがあるのでしょう。
「子どもが好きだけではつとまらない」「優しい先生、好かれようとする先生はダメ」「読んできましたか、では読みを教えたことにはならない。口でブツブツ言っている子は黙読できなくなってしまう」など。
終わりの「ことば」の講演も、カッコイイを使わないでどう表現できるか、豊かな語彙を育てたい、日本語への愛が伝わってきた。
2030年 教師の仕事はこう変わる!
工業化社会は、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」しかし、これからは逆の方向へ向かう。
子どもたちを工業製品のように1教室に詰め込んで同じ内容を大人数に教える時代は終わる。
子どもが通う保育園も民営化が進んでいるのを見ると、小中高校も民営化されてもおかしくないんじゃないかなと思ってました。
これからの教員は常に能力を更新する。助成金に応募してみる。
法規を学んでできることを理解する。情報発信力をつける。
生き残れる気がしない、厳しい時代の始まり。
「奨学金」を借りる前にゼッタイ読んでおく本 (青春新書プレイブックス)
奨学金をめぐる動きは毎年変わるので最新の情報を知っておいた方が良いと思い読んでみました。
給付型は、現在のところ生活保護世帯や非課税世帯が対象となっています。
無利子の一種奨学金は成績や収入の基準があり、多くの人は利子ありの第二種奨学金を借ります。
返済時に月額25000円を上限として借りるのが良いとのこと。
また奨学金は入学してから支給されるので入学前の初年度納入金は別に用意します。
最近双子が大学に入学したお母さんから入学前に合わせて320万かかったと聞き大変驚きました。
お金がいくらあっても足りない…涙。
ワーキングメモリと特別な支援: 一人ひとりの学習のニーズに応える
私たちは頭の中にワーキングメモリという小さなメモ帳を持っていて、授業中子どもはこのメモ帳を使って教師の指示を頭に一時的に保存します。
しかしワーキングメモリの大きさには個人差があり、7歳児の上位10%は十歳児の平均とほぼ同一、7歳児の下位10%が平均は4歳児の平均よりも下回る。
個人差はそのまま推移し、学力に影響する。ワーキングメモリの弱さを補うための支援は、四つの側面のどこが弱いのかを把握しておく必要がある。
ワーキングメモリを考慮したユニバーサルデザインのチェックリストや授業の方法が参考になりました。
教師がブラック残業から賢く身を守る方法
カバーなしに読むのがちょっと恥ずかしいタイトル。
教育大で教えている学生が教師になりたがらないためこの本を書いたそう。
教職はなかなかブラックで、基本部活の顧問に全員就くため定時に帰るのは仕組み的に不可能。
ただ先進的な取り組みをしている学校や自治体はあり、18時以降は留守番電話にする、部活に休養日を設けるなどしているところも。
国立大の附属学校でも公開研究会はやめるなどの取り組みに目からウロコでした。
公立の先生向け。私立学校はいかに生徒を長時間預かり面倒の良さをアピールするか合戦…働いてる人の身が持たないよ…。
月刊学校教育相談 2018年 05 月号
参考になります。PBISというポジティブな生徒との関わりを学校単位で取り組むと生徒の問題行動が減る。
「注目を得る」ために反社会的行為を行う生徒も中にはいるため、生徒の行動をできていて当たり前ではなく認めて声をかけていくこと。
カードで感謝を表していく実践も載っていました。
PBISの本読みたい。
別の連載では、保護者への関わりについて。「保護者が「自分の子育てが悪いと評価された」と感じないようねぎらいの言葉をかけることなども大切だけどよく抜け落ちてしまいます。
保護者を責めるような声掛けをしてはいないか気をつけます。
月刊学校教育相談 2018年 06 月号
しんどい思いが癒やされる月刊誌です。
保護者会で子どものいいところをどう伝えるか。子どものどこを観察し、声掛けをしていくべきか。
三者面談なとで保護者と年に数回交流があり、生徒40人プラス保護者40人に気を配っていくってなかなか大変…。
生徒への接し方も参考になりますが、自分の心をメンテナンスするのにいいきっかけにもなりそう。
自分の感情の捉え方のクセを知る、感情日記をつける、など。自分の感情もしっかり扱えないとねー。
家庭科
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事
健康と食品の本はこれ一冊でいいかも。
普段テレビやネットの健康情報に踊らされすぎ。
健康に良いエビデンスのある食事は、玄米などの茶色い炭水化物、魚、オリーブオイル、ナッツ、果物と野菜。白米は糖尿病になりやすく、赤い肉は大腸ガンになりやすい傾向がある。
加工肉はもっとダメ。子どもが好きで食べてるものはほとんど健康に悪いとされてるものばかりだな〜どうしたものか。
エビデンスのみ示されているのでシンプルで読みやすい反面、この食事を家庭に浸透させるのは至難の業かな…でも、子どもも健康になって欲しいし、悩みます。
ビジネス書
知ってるつもり――無知の科学
人間は知っていることを過大評価してしまうのはなぜか?
トイレ、ファスナーなどの仕組みは実際全く説明できない。
家、電化製品など一人で作れるものは殆ど無い。
この無知は政治的な判断にも用いられ、複雑で絡み合った問題に対して正確な理解をすることは難しい。
個人の知識は属するコミュニティに強く依存している。
学校教育は「独立した個人」に教育を施すのではなく、世界や他者の力を借りながら学習し、互いに知識を交換しながら物事を解明する学習のコミュニティを作るべき。
他、偏った考えを軟化する実験などかなり目からウロコな本でした。
誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性
自分のGoogle検索の履歴を見られても全然大丈夫!という人いますか?
この本では、Google検索のトレンドなど公的に入手できるビックデータを利用して、人々が日々どのようなことに悩んでいて、公には口にしていないかを主に研究した本になります。
FacebookやSNSでは見栄を張り、検索窓には人種差別的な発言や性的な悩みを打ち明ける。
この研究が進むと、借金を踏み倒す人とそうでない人の言葉遣いの違いも分かり、テロや自殺を検索する人のチェックまでされてしまう世の中になるかも?
一気に読んでしまいました。おすすめ。
60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。
日経アソシエのインタビューから。
60歳を過ぎて定年退職、母の介護で家にいる生活も退屈だとPCを購入して高齢者向けのパソコン通信を始め、80を過ぎてiphoneアプリを初心者ながらリリース。
「もう◯歳だから」と臆することなく好奇心を持っていろいろチャレンジするのはまさにしなやかマインドセット。
しなやかマインドセットを持っていれば、いくつになっても楽しく生きられるお手本のような存在ですね。
高卒で働き始めるもうつになり、休職しながらも仕事が面白くなったのは40も半ばを過ぎてからとのこと。
こうありたいものです。
幸せとお金の経済学
私達の消費はコンテクストと結びついていて、アメリカでネパールのような住宅を建て、周囲の住民と同じような暮らしをするのはムリ。
何かしら相対化してお金を使っている。
一部の人は大成功し、貧富の格差は昔よりも拡大している。
富裕層を優遇しすぎることはデメリットが大きく、増税と公共政策がアメリカを救うとのこと。
フェラーリで未舗装のデコボコの道を走るか、ポルシェでキレイに舗装された道路を走るのか、どちらが快適かという話。
自分はなぜそれを買う必要があるのか、買う前にちょっと考えたほうが良いかもね。
働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社
人口ボーナス期からの、人口オーナス期の働き方改革に乗り出さない会社はいずれ潰れていく。
これだけ社会が変化している中、学校は人口オーナス期の、型にはまる長時間労働者を生産し、教員も抜け出せないでいる。
危機感を覚えた著者は、学校関係のコンサルティングに力を入れているそう。
我が社も講演会してもらってコンサルティングに入って欲しい!
職員室のレイアウトから…!個人でもできることはないのかな?
意見したら運動部も持たずに文句言うなとかそれでは生徒が集まらないとか言われそう。
もう少し、自分の時間が欲しいだけなのにな…。
一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33
風邪を引いたのでいい機会と思い読んでみました。
年に数回喉が痛くなり、吸入や薬などで早めに対策をしているものの、うまくいってません。
5月も喉の痛みで止められず、痰、発熱してしまい熱が下がらず救急で採血とレントゲンまでするハメに。
仕事も休んで金銭的にも損失が大きかった…。
この本で言うところの超初期症状が分からない。
もしかしたら、最近の風邪は子どもから来てるのかも?
今回も医師から指摘されました。
仕事も接する人数が多いのでリスク高いんだろうな〜。
今回治ったら読み返して実践し、風邪引かないようにしたい。
空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。
表情が固く、相手に好印象を与えられないことにずっと悩んでいます。
この本では著者が20年間試行錯誤を重ねる中で得た、好かれる表情や話し方を伝授。研修では、私鉄などサービス業で好感度が大幅にアップしたそう。
相手の脳が反応するのは0.1秒とわずかな時間、行動は正しさより感情が勝る。
相手に「ピンクのサングラス」をかけてもらえるよう、先手の笑顔で相手を迎える。
自分の顔をスマホで撮影して表情の確認をする。
自分自身は、いつも笑顔で接客する仕事ではないのでそこの使い分けが難しい!
個人向けのセミナーがないのが残念でした。
日経ビジネスアソシエ 2018年 6 月号
dマガジン。それぞれの分野で活躍している人のインタビューや連載が読めこれだけでもdマガお得。
NHKエンタープライズでサラリーマンNEOなど人気番組を手がけたプロデューサーはワンマンすぎて、番組終了後に誰からも「次の仕事を一緒にやりましょう」と声をかけられることはなかった。
「聞き方」を変えたら仲間と仕事ができるように。
大学ラグビー9連覇!帝京大監督式・3人トーク術ではトップダウンでは勝てる選手は育てられないことがわかり、3人組でなぜこの作戦が必要なのか聞き合う時間を持ったら連覇できるようになった。
おすすめ。
マンガ
BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)
ゴールデンウイークのレンタルマンガ。楽しみにしてて、一気に読んだけど…、あれ、これ岳の終わりと一緒じゃないの〜??
岳の読後感もモヤっとしたけど、こっちもか。せっかく人が死なないマンガと思って安心して読んでいたのだが…。
もっと解散するならやり方もあったはず。
大の演奏に驚くモブの描き方が大げさで、一体どんな音楽を奏でているのだろうと気にはなった。
でも、主人公の悩みの深さや音楽への向き合い方はのだめと比べちゃダメか。。
激しいシーンしかないけど、バラードとかどうなってるのかとかいろいろと気になった(^_^;)。
七つ屋志のぶの宝石匣(1) (KC KISS)
マンガ好きのお友達が貸してくれました。
作品は知っていたものの、のだめと千秋にしか見えなかったので敬遠していました。
お話は質屋の跡取り娘と質流れ品になってしまった名家の男性とのコメディー&ミステリー。
高級品を取り扱っているけれど下町のお話なので嫌味がなく読めます。
のだめの時と同じで作者の取材力の高さと知らないジャンルへの情熱を感じます。
一家離散してしまった男性の家の謎はどうなるのか、続きが気になりますね〜。
マンガで出てきた宝石の紹介は、カバーの見返しにカラーで載っていて、それを見るのも楽しみです。
ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
山梨に住む女子高生5人が秋口から冬にかけてのキャンプに挑戦するお話。
Amazonプライムビデオから、漫画まで購入してしまいました。
この漫画を読むと道具を色々揃えてキャンプをまた再開したくなります。
また今まで訪れたことのあるキャンプ場も何ヶ所か出てきて懐かしく感じました。
タイトルは「ゆるキャン」ですがあまり人が多くないキャンプ場に行きたいという主人公の思いもあり、冬にキャンプをするという設定。
バイクでソロキャンプにも行ってしまうので、ゆるキャンというよりはガチキャンプだと思います…。
癒やされたい人オススメ。
まとめ
読書メーターに、コツコツ記録していた5,6月までの本をまとめました。
いいペースで読めていると思います。
読んだ本を血肉にできているかはナゾ〜〜〜!!!
読書メーターにもコツコツ記録していたものをまとめたこの記事、地道に記録することの大切さを教えてくれます。
皆さんのおすすめ本も、よかったら教えてください♪