[書評]池上彰・佐藤優「僕たちがやっている最強の読み方」から、知的生産のためにすぐできること
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この夏休みは、読書されましたか?
私は、家族旅行の間に何冊か本を読了することができました。
その中から、お勧めの1冊を挙げるとするとこちらになります。
日常の習慣を変えるほどの力を持ったほどの本でした。
著者のお二人は、大学でも教鞭をとられています。
同じ、教育関係者として参考になることもあるでしょう。
どのあたりが参考になったのか、皆様にもご紹介したいと思います。
池上彰、佐藤優の知識と教養の身につけ方とは?
池上彰さんは、わかりやすいニュースでお馴染みのジャーナリストです。
佐藤優さんは、元外務省主任分析官で現在は作家をなさっています。
お二人とも大変本を読まれており、佐藤優さんは月に300冊ほど本を読むとのこと!
また、カラーページにはお二人の研究室や仕事場の写真があり、本にまみれています。
それぞれ、本は何ヶ所かに置いてあり、なんと数万冊あるそうです。
お二人ともに共通するのは、
- 新聞を複数読む。インターネットの記事も、出典元は新聞だったりしてまだ一次情報としての役割は外せない。
- インターネットは賢く利用する。スマホ依存にならないよう、ある程度スマホ断ちをするのがオススメ。東大や東工大の学生は歩きスマホをしない。インターネットサイトは公式サイトをチェックする。
- SNSはやらない。インプットよりだとついダラダラと見てしまう。SNSはアウトプットが大事。
- すきま時間には、本を開く余裕がない場合に雑誌の定額読み放題を利用している。スマホでネットサーフィンをするよりも電子版の雑誌の方がインプットの効率が良い。
- Google検索は意外と効率が悪い。自分のページが検索上位に来るようにと、サイトマスターとGoogleのいたちごっこが続いていて必要な情報が出にくくなった。
- ウィキペディアでは出生地や出身高校が間違って載っており、生徒から講演を依頼され困ったことがある。ネットだけでなくいくつか裏を取る必要がある。
- 池上彰さん曰く、テレビは出るもので見るものではない。
- 基本的な知識は教科書、学参から。佐藤優さんはオンライン講義のスタディサプリを利用している。安価で質の良い授業が受けられるのでおすすめ。
- 書籍や英語、語学は使うためのもの。特に、語学は教養としては身につかない。
他にも項目を読むごとに、なるほどと思うような情報が多くありました。
本当に同じ24時間を生きているのか?
この人たちだけに倍の時間が与えられているのではないか…と思うほど濃密な時間を過ごしているような気がします。
情報収集、マネできそうなところは?
私も、普段からなるべく本を読むようにしています。
しかし、スマートフォンを触っている時間もかなり長い方だと自覚しています。
インターネットの一次情報は新聞や白書などが多いな…とは常々思っていました。
また、身近な人が発信している情報が意外に役に立つため、TwitterやFacebookを見る時間が長くなっていました。
授業で参考になる情報をインターネット上で探そうと思うとなかなか見つからず、新聞や書籍の情報を参考にすることが多かったことに気がつきました。
以上のような気づきから、
- 情報収集は、新聞や本を参考にする。まあ、新聞はさすがに一紙しか取っていないので気になる記事があれば図書室を利用する。
- スマホの利用時間を改めて確認する。すきま時間にスマホのSNSばかりを見ないようにする。
- 普段、通勤の行き帰りも忙しく本屋に寄る暇がないので、定額制のdマガジンなどを活用する。
ことを心がけることにしました。
まとめ
お二人が仕事柄必要な情報のインプットとアウトプットをどうされているのかということがよくわかる1冊でした。
もちろん、目的によってはSNSやインターネットもアリだと思います。
早速、スマートフォンの使用時間を測るアプリを入れてチェックを始めました。
そこで見る利用時間は驚くほど長時間で、スマホがない時代は一体この時間に何をして過ごしていたんだろうと思う位です。
また定額制の雑誌読み放題サービスも利用し始めています。
インターネットでの比較サイトよりも一覧性があり、興味がなく検索してもみなかった情報が手に入るので大変効率が良いと感じています。
もっと早く利用すればよかったと思うサービスでした。
自分の情報収集のスタイルを改めて見直すことができるおすすめの本です。
残り少ない夏休み、良かったら読んでみてください。
ではまた☆