[性教育]性感染症の広がりを実感!9割が感染してしまった…実験「水の交換」
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先日、えんみちゃんの本を読んで、
「水の交換、効果あるんだー」
とやりたい気持ちがムクムクとわいてきました。
この実験、10年ほど前にも知人の実践で知っていたにも関わらず、手を出してなかったのよね。。。
早速、理科の先生にも手を貸していただき実践!!!
ネット検索してもマニュアルがなかったので、方法など以下に記しておきます。
実験 水の交換
目的:誰が保菌者か分からないこと、性交による性感染症の広がり方を実感する。
道具
- 透明なプラコップ人数分
- 駒込ピペット2本
- 10%程度の水酸化ナトリウム水溶液
- フェノールフタレイン溶液
- ティッシュ、布巾など
- 1リットル程度の水
- 終わった水を捨てるバケツ
方法:20人程度の教室の場合
- コップに、30-40ml程度の水を入れる
- その中に1つだけ、水酸化ナトリウム水溶液を5ml程度ピペットで入れる
- 誰が持っているか分からないように手渡す
- 「水の交換」を行う。一度相手にコップの水を入れて、それをまた注ぎなおして半分にする行為を立ち歩いてよいので4人、4回行うよう指示。水の交換=性交と伝える。
- 交換が終わったところで、フェノールフタレインをそれぞれのコップに1滴ずつ加えていく。
- 意見の交流、振り返りを行う。
注意点
- アルカリなら重曹でもいいだろうと思い重曹粉末を溶かしてみたけれど、溶け残りがでてしまうので却下。
- プラコップを再利用しようとしましたが、洗いが悪いのか水滴にアルカリが残ってしまいました。新しいコップで毎回実験したほうが確実です。
大体10分あれば終わります。
実際に17人の教室で行ったところ、14人はコップの水がピンクに染まり、3人が透明のまま。
「えーーーまじかーーー!!!」
「だれが病気持ってたんだよーーー!これじゃわかんないじゃん!!」
生徒は広がりように驚きを隠せない様子でした。
実際、梅毒は鉄砲伝来よりも早くヨーロッパから日本に伝わったんだよぉ~。
生徒の感想
- 感染症の実験をやったが、9割程感染していて、考えさせられた。
- 性感染症の感染力をはじめて知った。いつもいってるようだけどゴムのありがたみをまた知った。
- HIVのこととかいろいろ知れたし、楽しかった!性病はすぐうつるし怖い。実験でいろいろわかった。よかった。
- 性感染症の実験はすごくほとんどの人が水の色がかわっていて危ないと知った。
- 性病がこんなにうつるなんて
- 性病にもいろいろあって、症状が出なかったりするのは、ほんとに怖いと思う。水のやつは、すごいみんな感染しててやばかった。信用できてないとだめなんだなぁ(信用よりも互いの検査をしたほうがいいと思う…。)
- 授業で、さんざんセックスは怖いものみたいに言ってるけど、こういう授業も大切だけど怖さだけを考えると、少子化にもつながるのではないか。少なくとも俺は、セックスが少し怖いと思ってしまった。(怖いと伝わってしまったようだけれど、知識を持たずセックスする方がリスクも高いし怖いように思います)
今の世の中、高校生は
妊娠も怖いけど、病気も怖いよ!!!
クラミジアは10代で増えて、HIVの感染率も上がるし、後遺症で不妊になるし・・・
>>健康注意報:性交経験のある女子高生の約7人に1人がクラミジア (05/07/14)
こんなに深刻なのに、まだ日本は性教育バッシングが行われていてビックリ。
教科として学校のカリキュラムとして組み込んでいる国も多くあるのにね・・・
細々とがんばりますわ。
ではまた☆