[実践]職場でうまくいっている協同的な学びのためのテクニックを集めてみました!
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年度末、「勝手に授業改善プロジェクト」と称しまして様々な授業を見学に行きました。
10数時間見学する中で、実際、「生徒が失業者になっていない」と思われた授業は本当に少しだけ。
私の授業もかなり崩壊していて、皆さんに偉そうなことは言えないのですが…
罪滅ぼしに、授業を見学して「協同的な学びの技法で、我が社の子どもたちに有用だと思われる(ただ真似るだけで成功するとは言えないが…)」テクニック集をまとめてみました!
協同的な学びに有効なテクニック集
以下に紹介していきます。
机を並べ、くっつける
4人の机をくっつけて、隙間が出来ないようにする。絶対に隙間ができないようにするのは法則化のスキルでもあったような。
年度当初から
「この授業はこうするものだ」
と生徒にインプットしてしまわないと続かなくなる気がする。
途中から実践すると、机をくっつけてくれなくなる。(実際私もそうでした)
丸読み
教科書やプリントを配布し、黙読ではなくグループで音読させる。その際、「。」で次の人にバトンタッチする。(だから、丸読み)
丸読みが終わった班から次の課題のプリントを配布し、取り組ませる。
それぞれが黙読する、では課題に取り組まない生徒が必ず出てくる。作業の協同を徹底するために、グループで取り組まなければ次の課題にすすめないというシステムを作っておく。
1・2・3・4
時計回りに1・2・3・4と番号を割り振り、「1の生徒はプリントを配る、2の生徒は司会をする」など教師が課題を席で割り振る。
班の中で担当を決めさせると力関係で弱い立場の生徒が押し付けられたりして、協同での学習を拒否する生徒が出てくる。
キッチンタイマーで時間管理
課題を全体で取り組む時間を区切り、小テストの制限時間をはかるのに有効。
時間を区切るのは、教師も生徒もけじめをつける上でとっても大切なことですね。
パワポで板書
黒板に板書している時間は、教師が生徒に背を向けてしまい、生徒が手持ち無沙汰になる空白の時間。
この時間が長いと時間のムダになる。
あらかじめパワーポイントに板書してしまい、TVモニタに写すと一瞬で必要な情報が手に入るので、生徒が集中できる。
職場の同僚は、Googleドキュメントなどを用いてスマホを使ってHDMI経由で写してました。
が、私物なので途中電話がかかってくることがあったり、通知が表示されないように授業前にすべて通知をオフにすることがあったらしい…。
機内モードにすればその心配はないですね。
本当は私物を使わなくてもいいように予算を立てて欲しいけど、お金がない。全員がPC使えるわけでもないし。
小テスト用メモ作成
授業中に課題を終えたら、時間の最後に、小テストに持ち込めるメモを作成する。
どんなメモを作っても良い。
最後にテスト、となると燃える生徒が出てくる。
ホワイトボードでグループごとに解答
グループで評価するために取り組んでいる先生がいらっしゃいました。
小さいホワイトボードに答えを書き、時計回りで解答して行きます。制限時間は15秒でした。
答えを間違うと、グループごとに評価が下がるので気を抜けない。ちょっとしたゲーム感覚ですね。
その他、本で読み良さそうだと思った技法
棒で当てる
出席番号を書いた割り箸を持って行き、その場でランダムに当てる、を具体的に見えるようにする。
職場で、iPhoneアプリを使ってランダムに当てている同僚がいましたが、4,6,8,4…と「重複してしまう」らしく困ってました。重複しないアプリありませんか??
課題の進み具合を可視化
名表をマグネットで作り、課題が終わった人、班を可視化する
→わからない人が終わった人に聞ける
これ、やってみたいことの一つです。小学校とは異なり何クラスか教えるので、クラス分作るのは厳しいー!なので、学校ぐるみで作ってくれるのを希望!
「数字マグネットでもいけるかな?」
って思いましたが生徒は他人の出席番号なんて覚えてないですから…。
更にいうと、1年かけてもクラス全員の名前を覚える生徒はごくわずかなので実際に作ってみても我が社で有効かはわかりません。涙
自分の考えを伝えて、相手が理解したら、プリントに評価の丸をつける
丸をつけることが目的にならないように注意すべきですが、答えが1つではないゴールの課題は相互評価させるのもひとつの手だと思います。
まとめ
以上、ざっくりテクニック紹介でした。
考え方も大切だけど、考え方を実現させるためのテクニックも軽視できないと思うのです。
目標を達成するためのテクニック。
テクニックありきにならないよう、気をつけます。
勝負は4月…それまで、やることが沢山ありますね~。ふぅ。
ではまた☆