[書評]2017年秋に読んで良かったおすすめ本!教育・ビジネス書・雑誌など13選♪
スポンサーリンク
長雨が降って、台風が来て、気がついたら冬になってますね…!
秋は仕事がなかなか忙しく、ブログの更新もなかなかできていません。
読む本の数も、昨年に比べたらかなり減ったのではないかと。
雑誌読み放題のdマガジンのせいかも…。
dマガジン>>180誌以上が月額400円(税抜き)で読み放題!
特にMONOQLOマガジンやLDKで商品比較を見てから買うことが増えました。
インターネッツの情報だと、商品を売らんかなの情報が多すぎる上に、一覧できずいろいろなサイトを行ったり来たりするのが面倒くさいのです。
夏のおすすめ本に引き続き、読んだ本のなかでおすすめをご紹介します。
いわゆる教育書・教育雑誌
今季はあまり読めず…。
「月刊教育相談」を学校で回してもらうよう声かけるの忘れました。
すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校国語 (アクティブ・ラーニング教科別実践法シリーズ)
職場の図書室に入れてもらいました。
国語でアクティブラーニングって難しいよね、動画の授業研究サービスにもあまり数がなくて…と嘆いていた同僚におすすめしました。
羅生門など高校生が必ず読む題材の課題の作り方など具体的でわかりやすいです。
実際に自分がこんな観点で課題を作れるかなというと心配になります。
著者の今井先生は授業公開をされているそうなので、近いうちに見学に伺いたいです。
早速伺った際の記事はこちら。
科学が教える、子育て成功への道
つい、私たちは学校の成績が良いのが賢さで、良い学校に入って高収入を得るのが成功と考えてしまう。
しかしこの本で示される成功は、
「健康で思慮深く思いやりがあり、他者と関わっていける幸せな子供を育て、皆が他者と協力し、創造的で自分の能力を存分に発揮する責任感あふれる市民となること」
よく学ぶためには、事実を覚えず概念深く学ぶこと、学び方を学ぶこと、難しいことも諦めず他の人とコラボレーションして問題解決にチャレンジすること、学んだことを現実場面でどう応用するかいつも考えること。
そしてよく寝て朝ごはんを食べること!
ビジネス書
訳本は、勝間和代さんのサポートメールで1週間レビューされている本を中心に読んでいます。
ジョブ理論
勝間さんのサポートメールで紹介されていた本。
なぜ人が商品を買うかというと、自分の「ジョブ」を片付けたいから買うという形で「雇用」するという理論。
確かに、私の最近の買い物は解決したいジョブがあって買ったものが大半ですね…。
だからこそ、なぜ朝ドライブスルーでシェイクが売れるのか、シェイクをどんなジョブを解決するために買っているのか?
そこまで観察しないと売れるものは見えてこない。これが夕方子どもに買い与える場合、買い手のジョブはまた違うものになる。
教育で解決したいジョブはなんだろうか?
革命のファンファーレ 現代のお金と広告
ブログをついつい読んじゃって、本も買ってしまった!
話題の絵本は学校の図書室にも入っています。
なぜ全編無料にしたのか?
無料にしたことで売れるようになったのか?人気と認知の違いは?
ものを売るためには広告が大事で、いつまで一般の話題にのぼることがいかに大切かがよくわかりました。
学校ではお金については教えてくれない。
その辺が徐々に変わっていくといいなと思いました。
英語教育も大事だけど金銭教育もぜひ。
自分でやった方が早い病 (星海社新書)
「自分でやったほうが早い」は結局「自分でやったほうが遅い」仕事を任せられない人は人を信用していない。
任せることは仕事をふることではない。
責任と仕事をセットで任せること。
これが難しい。
自分はと振り返ると「責任と仕事をセットで」周囲の同僚や生徒に仕事をふれているかどうか?
「この人の周りにいると作業を押し付けられる」ということになっていないか?
まだまだ自分でやったほうが早い病から抜けられそうにありません。
もう少し考えてみたいテーマ。
10倍速く書ける 超スピード文章術
とにかく、著者の文章が読みやすいので好き。
難解な言い回しがなく、漢字とひらがなのバランスがちょうどよいのでいわゆる「名文好き」には向かないと思います。
確かに、何か体験したことをブログに書くときには「どこを切り取ろうかな?」と、頭にエピソードを溜め込んでいることに改めて気が付きました。
それをすぐにスマホや手帳にメモしておいたり、写真で残しておくと「素材」を活かして文章が作れます。
とにかく素材を貯められるよう、エバーノートでもGooglekeepでもなんでも活用していきましょう。
時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS
ショートカットではなくスマートカット、ただコツコツ地道に努力するだけでは大きな成果が得られない。
アメリカでは、議員から大統領になった人はごく少数。
大統領になるためには縦ではなく斜め上を行くキャリアを作らなければならない。
フィンランドでは運動部のトロフィーは飾られておらず、あくまで学校は学習の場と位置付けられている。
教育も成果を出すためには昔ながらの反復練習で良いのか考えさせられました。
遠距離を移動するのに、馬を鍛えるより車の方が速いよね?
学校で求められる成果もドンドン変わってきているはず。
訳本のビジネス書は、教育について触れていることが多いです。
教育書よりエビデンスあったりするので侮れない。
性教育・ジェンダー
意外と読んでました。
特に、男性も女性も仕事と家庭の両立をするにはどうしたら良いのか?
子どもが大きくなるまでに解決されている気がしない…!
アスピーガールの心と体を守る性のルール
「アスピーガール」=アスペルガー症の若い女性に向けて書かれた心と体を守る性のルール。
これはアスペルガー当事者でなくとも知っておいたほうが良いと思うことが多かったです。
教師が性教育を行う際、自分のエピソードを安心して語ることはとても難しいしリスクがあります。
そこで、著者が今まで自分の身の回りに起きたことを題材に生徒と性について理解を深めていくことはとても有意義な学習になるのではないかと感じました。
「できれば彼氏にしないほうがいい人は?」
「怒ることは悪いことではない。怒ってもいい」
現実から始まる性教育、おすすめ。
男も女もみんなフェミニストでなきゃ
辞書によると、
「フェミニストとは、社会的、政治的、経済的に両性が平等だと信じる者」
もっと多くの人がフェミニストということばをリフレッシュしなければならない。
著者自身のフェミニストの定義は、男であれ女であれ
「そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ」
という人。
軽やかな語り口で読んでいて胸が熱くなりました。装丁もシンプルで本棚に一冊あるといい感じ。
女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと
西原理恵子さんの波乱万丈な人生と、そこから学んだ女の子へのメッセージ。
寿司を男性に奢られるように頑張るんじゃなく、自分で寿司が食べられるような稼ぐ力をつけなさい。
最近読んでいる「男も女もフェミニストでなきゃ」という本にも通ずるところがあると思った。
これだけ成功していたら「努力足りないんじゃない?」と自己責任論を振りかざしそうなところだけれど、弱者にもやさしいことばがたくさん。
多くのエピソードは「毎日かあさん」14巻にも載っているのでぜひ読んでみてください。
図書室にも入れてもらえるようリクエストしてみよう。
仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント
ワーキングマザー向けの本はかなり読んできて、もういいかなと思ったけど読んでよかった。
「仕事と家庭の両立は女性の問題」
にしてはいけないということを痛切に感じた。
最近職場で家事育児を妻と平等に分担している若手男性が
「保育園の送りに余裕がないので育児時間を取りたい」
と申し出たところ上司から却下。
勤務先の育児時間勤務は女性の為の制度であり、男性のためではないのね。
理解してくれる同性の同僚が一人もいないと嘆いてた。
育児をしたい男性への風当たりの強さは女性以上なんですね…。
職場への理解のため、この本をすすめたい。
母ではなくて、親になる
タイトルに表れている気持ちそのままが文章の隅々まで感じられました。
子育てエッセイの類になるのだろうけれど、作者自身の仕事への悩みや苦しみについて書かれている部分もかなり多かったです。
書店員さんである旦那さんとの仲も良さそうです。
最近赤ちゃんの里親になった知人が
「里親の自助グループで話してたら『お母さんと似てないのね、お父さん似なのかな?』といった話題が結構里親の悩みみたいなんだよね」
と言っていた。
この話題が出ていたのもタイムリーでした。
もっと多様性を気にかけられる世の中になったらいいなぁ。
マンガ
インベスターZ(21) (モーニング KC)
思ったより早く完結しちゃった!
お金好きなお子さんにぜひ読ませてあげてください。
学校では絶対に教えないので。
高校生へのおすすめマンガにしてしまおうかしら。(高校生が絵柄を好むかどうかだけが心配)
最後のエピソード、3年の先輩の進路を知って
「このこと、自分は日常の中で忘れかけてしまっていたな…」
って思うことだったので最後じんわり感動して終わったマンガになりました。
週末、Kindle5円セールやってたけどもうやらないのかな?
まとめ
読んだ本を記録しておくと、あとで読んだかどうか確認できていいですね。
私は読書メーターを利用しています。
7年位かけてコツコツ記録していたら、1350冊登録してました。
インプットしている割には、仕事で思うようなパフォーマンスが出せてないのが焦ります。
同じ仕事している夫は教育書を1冊も読まないのですが、いい仕事してるなぁって思うので…。
ではまた☆