[書評]2017年夏に読んで良かったおすすめ本!教育・ビジネス書・雑誌など12選♪
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夏休み、終わっちゃいましたね〜〜〜。
この期間は定時に帰宅できるのと、長野に旅行した際にカバンに本をしこたま詰め込んでいきました。
この本と同じくらい、マンガもDMMコミックレンタルで借りて読んじゃいました。
子どもがハマってアニメを見ている「僕のヒーローアカデミア」や、発達性ディスレクシアで手品の才能を持つ男の子が主人公の「ファンタジウム」など。
今回の記事では、教育書、ビジネス書、雑誌などをご紹介しておきますね。
いわゆる教育書・教育雑誌
図書室に入れてもらった本を中心に、休み中ガンガン読みました。
本を読み、新しい考えに触れられたり、言葉の意味を捉えなおしたりするのにこの休みを利用させてもらいました。
「世界最高の学級経営」は、日本の教員が意識して取り組んでいることが多く載っていたような気がします。
『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる!
対話のないクラスは、『学び合い』がうまく機能しません。
しかし、対話は自然発生しないのです。
だから、ファシリテーション技術が必要なのです。と帯にある通り。
上手なインストラクションのコツを見て、伝わりにくいインストラクションをやってしまっているなと反省。
『学び合い』は考え方なので、進め方に「絶対」はない。
授業の目的にあった方法を生徒が選んでくれると良いのだけれども、なかなか叶わない状態が。
生徒が安心して授業に取り組めるようなペアワークやホワイトボードを使った可視化などから始めて安心感のある教室が作れたらと思う。
世界最高の学級経営 the FIRST DAYS OF SCHOOL ―How to be an effective teacher
全世界で400万部売り上げたという教育界世界No.1!と帯に書いてありました。
成果をあげる教員は学級経営が素晴らしい、子どもの学びと熟達のために授業を行うことを心得ている、子供の成功に対して前向きな期待を持っているのだそう。
成果をあげる教師は最初の1週間でクラスをまとめる。一貫性が生まれるよう学級経営をしている。
問題行動のあった生徒には、問題について考え、原因を確認し今後の行動計画させ、署名をすることで責任を明確にする…できるのか?
成功をおさめている企業の例が多め。
教育は企業より遅れてるのかもしれません。
「みんなの学校」流・自ら学ぶ子の育て方: 大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ! (教育単行本)
映画「みんなの学校」大阪の大空小学校の実践から、自ら学ぶ子の育て方とは。
大空小に通う子どもたちが多様な国際社会で存分に力を発揮できる人になるためにつけたい力は大きく分けて4つ。
「人を大切にする力」「自分の考えを持つ力」「自分を表現する力」「チャレンジする力」
これらを高めるためには、子どもの置かれた環境がまぜこぜで想定外である方がより生きて働く力となる。
そのためには子どもの姿を見てしっかり学ぶことが大事。
しかし、現実には多くの子どもたちが教室から排除されたまま授業が行われていく。
教師が一人で解決しないこと。
月刊学校教育相談 2017年 08 月号 [雑誌]
今月号の特集は授業やワークでの振り返りについて。
岩瀬直樹先生の振り返りジャーナルの記事あり。
コンパクトだったので職場で紹介してもいいかなと思いました。
また茨城県の取り組みでは振り返りにR80と言うツールを考案。
ALの最後に振り返として、ペアやグループで話し合ったことを再構築して80以内で書く。
その際必ず二文で書くこと。
用紙をpdfでダウンロードできるそう。
↓いま、探してみました。発見!こちらの「電子データ」からダウンロードできるようです。要チェックですよ!
ほか、選択理論で欠席率や保健室利用が減った話、保護者面談で教室を利用しない方が良い理由、合理的配慮にパソコンは必須なのか?など。
実践障害児教育 2017年 09 月号 [雑誌]
なぜか楽天マガジン(月額380円)の読み放題に入ってた。
なぜかジャンルは家事・インテリア?!
特集は「自閉症スペクトラムの困り感と感覚」当事者インタビューが載ってます。
他者とのコミュニケーションが苦手なASDにSSTを行うことへの懐疑的な意見も参考になった。
こういう雑誌を読み放題にすることで、一般の方へも特別支援の現場への理解が深まるかもしれない。
読み放題に教育雑誌が増えないかな?と思ったけど大手の学研が出版してるのね。
他の出版社はムリかしら?
ビジネス書
ビジネス書は、池上彰、佐藤優両氏の知的生産術がヒットでした。
別に記事も書いたほど!
「平均思考は捨てなさい」は、米軍のパイロットのコックピットに不具合があり、改善するために何千人のパイロットの100箇所以上の部位を測り、平均値を出しました。
その値に収まる人が多くいるだろうと考えたけれども…実際にすべての平均値に収まる人はだれもいなかったそうです。
平均思考は工業製品を効率よく作る時代に考えられたもので、我々が平均点や偏差値にこだわることに意味があるものなのか考えさせられました。
私達も、子どもたちも「効率の良い工業製品」ではありませんよね?
また、池上彰さんの本を読むと、世界の宗教や経済を変えたのは「書物」なんだなぁと思い知らされます。
平均思考は捨てなさい
この本が言いたいことは、「平均的な人間は誰もいない」ということ。
これからは個人をシステムに合わせるのではなく、システムを個人に合わせることが大切。
20世紀のアメリカの教育はテイラー主義にならい、平均的な生徒を対象にした標準化された教育を提供すべきで、優れた人材を育てる場所ではなくなった。
平均を下回る生徒は見下されて制約を受ける。
みんなと同じことでみんなより秀でる意味は?
これからの教育は、ディプロマでなく資格証明書、成績ではなくコンピテンシーが重要になってくるはず。日本の教育はいつ変われるのかなぁ…。
僕らが毎日やっている最強の読み方 新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
ジャーナリストと作家、お二人の情報収集の方法。
まずは新聞!ネットのニュースも一次情報のソースは新聞であることが多い。
ネットの情報は自分の興味あるものしか「見ない」ので極力触れる時間を減らす。
「ネットは読む」とは言わないのでやはり密度が薄いとのこと。
確かに、「ネットサーフィン」「ネットを見る」って言うわ。
仕事で必要な情報は書籍で。原典にあたることが大事。
つい咀嚼された教育書ばかり読んでしまい、訳本は読みづらくて敬遠してしまうのを反省。
教養は教科書や参考書、スタディサプリも使う佐藤さん。
最近の教科書はオールカラーでかなり表現など噛み砕いて分かりやすくなっているので、佐藤さんの勉強法は大人でもアリだと思います!!!
池上さんの「テレビは出るもので見るものではない」さすが!これはマネできません…。
世界を変えた10冊の本
以前読んだ池上彰さんの本が良かったのでこちらも読んでみました。
アンネの日記や沈黙の春は読んだことがあるものの、聖書やコーラン、資本論、資本主義と自由など全く手を出してない本が世界にどのような影響を与えたのかがよく分かりました。
そういえば月経を「アンネの日」って言ってたよな(年齢がバレる…)とか、今の新自由主義はこの本が主張していたことで、出版当時は非常識な考え方だったとか、キリスト教のプロテスタティズムが今の資本主義につながったのかなど、改めて本の凄さを再認識しました。
池上さんのおとなの教養の参考書籍ともかぶってました。
おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書)
読みやすい。
するすると頭に入ってくるのがすごい!現代のリベラルアーツを池上さんなりに7項目に分けて歴史的背景などを簡潔に説明しながら「私たち人間を知る」手助けをしてくださいます。
キリスト教もイスラム教ももとは一つの宗教だったのか!とか、周囲の自然環境に合わせた不可思議な現象を神と思ったなど「へ〜」がいっぱいでした。
ブッダのシャカ族のところで聖☆おにいさんの「シャカ族はもう滅んでますよ〜」のギャグを思い出して吹いちゃった。勉強が苦手な高校生でも読めそうなのでぜひすすめたい。
性教育・ジェンダー
安冨歩さんの本は、他にも読んでみたいです。
男性装と女性装のときの差がすごい!
なぜ、安冨さんが男性装のときはひげもじゃだったのか、理由もめっちゃ意外でした。
みんな、こんな風にしなやかに生きていけるといいのになぁ。
ありのままの私
ネットでよく記事を見かけるので本も読んでみた。
自分の体型に合う服を探したら女物で、弱い皮膚にもやさしい肌触り。
女性装が本人にはフィットしたとのこと。
男性装の時は全く声がかからなかったマスコミから声をかけられてテレビに出ることも多くなったが…しっかり理解した上で取り上げてくれたマスコミは少ない。
読んでいて共感の持てる内容でした。
ありのままは難しいけどね。
雑誌・読み放題サービスを比較中!
dマガジンと楽天マガジンの読み比べ、とても楽しいです。
LDKやMONOQLOの特別付録を読むだけでもdマガジンは元がとれます。
楽天マガジンも、私はクレジットのポイントで支払えるのでお金が減っている自覚が薄いです。
実践障害児教育も参考になるので、このままどちらのサービスも使ってしまいそう。
dマガジン>>180誌以上が月額400円(税抜き)で読み放題!
楽天マガジン>>月額380円(税抜)で約200雑誌が読み放題!楽天マガジン
MONOQLO(モノクロ) 2017年 09 月号 [雑誌]
楽天マガジンとdマガジンを読み比べています。
同じ出版社が出しているLDKと同じく、楽天マガジンでは122p、dマガジンは242pでdマガジンに収められている方がボリュームがあります。
アマゾンベストバイは、普段アマゾンをよく使っていても知らない商品がたくさんあって驚きました。
たまに自分が使っている道具がベストバイとして紹介されていると地味に嬉しくなります。
クレジットカード特集では、アマゾンをよく使うのであればカードを作った方が2%還元で良いかも。
広告がないのでネットの比較サイトよりも参考になります。
LDK(エルディーケー) 2017年 09 月号 [雑誌]
dマガジンと楽天マガジンを試し読み中。両方で読めたので比べてみたところ、なんとdマガジンの方がページ数が多かったです。
dマガジンは238ページ、楽天マガジンは71ページ!少なっ!着やせの新方程式、別冊付録の洗剤比較などはごっそり抜けてて、楽天マガジンにはついていませんでした。
楽天マガジンなら使い道のないポイントをうまく消化できると思っていたのでなかなかにショック。
洗濯洗剤の特集では、我が家で使っている洗剤が低評価でした。
汚れ落ちを普段そこまで気にしてないからね。高評価の洗剤に乗り換えようかと思います。
まとめ
というわけで、夏も読書がはかどりました。
読んだ本の数だけ、授業力や指導力がつくといいのになぁ…。
みなさんのおすすめの本も、ぜひ教えて下さいね♪
同じ本を読んだ感想も交流したいです。
ではまた☆