まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[家庭科]世界の食は刺激的!本「地球のごはん 世界30カ国80人の”いただきます!”」

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このシリーズ大好き!

写真と文章が、ものすごい説得力で語りかけてきます。

家の中のモノを出して並べた「地球家族」が始まりだったようです。

これも、日本人が多くのモノに囲まれて行きているということがよーくわかります。

もう20年以上経ったのか…今写真を撮ったら、どの国も似たり寄ったりになってそうですね。

家庭科の教材としても用いられています。

各国の人たちは、どんなものを食べて生きているの?

今回は地球の30カ国、80人のごはんをカロリー順にならべています。

なんと800から12300kcalまで!

ほとんどの人たちは2000から4000の中に入っています。

低い人は総じて貧困、途上国。

HIV感染のアフリカ人女性900kcal、

バングラデシュで家を出された駅で暮らす少年1400kcalなど。

これ以上は養えないと母から言われて都市部に出てきたと。

裏を取るために母に電話して確認したがそんなことはないと言い、しかし帰ってきて欲しいとは一言も発せられず。

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以前高かったであろうアメリカ人男性と少女は、1600kcal前後を摂取。

胃を摘出する手術を受けるにも脂肪が多すぎて危険なので安全に手術を受けられるまで痩せなければならない。

が、つい盗み食い…。

バスの運転手だったが、体重のせいで職すら失った。

減量キャンプに通う少女は、太った原因を

「学食がビュッフェだったので取りすぎてしまった」

確かに、スーパーサイズミーで出てきた学校のビュッフェは揚げ物、加工食品ばかりでひどかったのを思い出します。

12300kcalと最もハイカロリーだったのはイギリスの主婦。

振り返ってひどい量だった、今は減量していると連絡があったらしいが…。

カロリーの低い国は途上国。高い国は欧米が中心。

でも高地に住んでいる、乳製品を中心に取る人も結構カロリー高かったな。

それでもだいたいスリム。住む環境、労働が過酷なんだろうか。

途上国ほど伝統食、先進国ほど缶やペットボトルなど加工されたものが多かったのも印象的。

日本もどんどん加工食品に囲まれていますからね~。

高校生の捨てるゴミは、コンビニの包み紙で溢れています。

ちょっとやばいモノを感じる。

日本からは力士と自転車のメッセンジャーが参加。

平均的な日本人より多目の摂取量ですね。

食を通して、世界の人々の暮らしが浮き彫りになっています。

時折挟まれているエッセイも秀逸でした。

  • 調理の起源…ヒトはいつから調理をするようになったのか?それによる恩恵は?
  • 料理がなくなる日…テレビで料理番組を見るのは好きなのに、調理時間は減っている。
  • カロリーはどうやって考え出されたか?…少量でもエネルギーを含む食料を食べれば飢餓から脱出できるのでは?しかし現代のカロリーの意味はどうなっている?

取材した著者のコメントに、楽しかったのは屋台のある国と。

台湾、スペインなど。

日本が入らなかったのがザンネン。

いつか行きたい旅行先に、台湾候補にいれてみようかな。

逆に、加工食品にあふれている国は魅力的ではなくなってくるのかな。

まとめ

この本で触れている点は、勝間さんが野菜を食べよう!砂糖を取らないようにしよう!とメルマガで書かれていることとかなり一致していました。

もう少し食に気を配った方がいいかも。

職場の図書館にいれてもらおうかしら。

A4版カラーでなかなか重いので、図書館で借りる際はご注意を!

ではまた☆