まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[家庭科]結婚について考える授業。恋愛は出来ないと諦め気味?

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毎年行っている授業です。

昨年結婚相手の9つの条件に、順位付けした記事は↓コチラです。よかったらご覧ください。

manabito.hateblo.jp

今年実践してみて、条件の順位付け、結婚の方法について気になることがあったので記しておきます。

①結婚の条件

「私を理解してくれる 」「収入」「見た目」「性格」「共通の趣味」「健康」「職業」「家事育児」「学歴」のうち1番に選んだものを紹介してもらいました。

比較的内向的な(ちょっとおたくっぽい感じ)生徒は、「共通の趣味」で、共通の話題があるほうが話が続きそう、と考え、

外交的(ちょっと派手めの外見)の生徒は「見た目」を選んだ子が多かったような。

ただの印象なんですが。

「共通の趣味?会話が続く必要なんてあるの?」と話していた派手め女子が印象的でした。

一番に選ばれる条件で多いのは、やはり「私を理解してくれる」「性格」です。

②恋愛できないかも・・・と諦め気味

スウェーデンの中学社会科教科書は、身近なトピックから社会を考える仕組みになっています。

そこから抜粋した「インドの先生が考える恋愛と結婚」の文章を読み、自分ならどんな結婚のプロセスを取りたいか考えます。

<インドにおける恋愛と結婚>インドを含めた多くの国では、親が子供の結婚相手を決めるのが普通です。

インドでは、親も子どもも、この形での結婚をきわめて当然のものとみなしています。

インドの先生、

「私たちは、子どもたちの人生がに任されることを受け入れられることが理解できません。パーティなどでのたった一度の出会いが人生を決定してしまうのですよ。もし、子どもが結婚相手を見つけられないときはどうするのですか?親は何もしてやらないのですか?私はまた、恋愛や好きだという気持ちをとても大切にすることも理解できません。お互いが好きだということが結婚後もうまくいくという保障にはなりません。好きだという気持ちは、時が経てばどこかにいってしまいます。私たちの場合はまったく逆です。結婚するとき、2人はお互いにあまり良くは知りません。愛情についてはまったく語られません。しかし、年とともに愛情は深まります。重要なのは、結婚するときに愛情が強いことではなく、一生を通じてお互いが好きでいることです。」(あなた自身の社会)

まあ、インドも児童婚があったりで問題アリアリなんでしょうが、その辺は置いといて。。。

日本は現在、9割が恋愛結婚、見合い結婚は1割以下。30代の男性の半数、女性の1/3は独身です。

 

>>第12回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所

>>図録▽未婚率の推移

以上を踏まえ、生徒に「自分ならどんなプロセスで結婚したいか」聞いてみました。

多くは恋愛結婚。

気になったのは、やはり内向的な生徒。(特に男子)

「恋愛なんてとてもとても、ムリ」

「狩りに出るとか、できないし」

「インドの結婚、相手は決められないけど”全員が結婚”できるんだよね?」

「そっちの方がいいかも」

まあ、確かに日本でも戦前は親が結婚相手を決めていたのよね。

時代も進み、結婚しない自由、相手を選ぶ自由も出来たけれど、誰しもが自由を謳歌できるわけじゃないのかもなぁ。

まとめ

今の若者は弱っちくなったのでもなく、昔から一定いた層なのでは。

恋愛大国とか言われている各国では未婚率は低くて、こういう現象は無いのかな??その辺ちょっと気になりました。(調べるリストに入れておこう)

今の家庭科ってどんな授業しているの?と気になった方はコチラをどうぞ。

新書ながら、生活に必要な色々なエッセンスがつまっています。

 ではまた☆