まなびと!

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まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[考え]高校生でも分数が理解できない?!10歳の壁は乗り越えられるのか。

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普段、高校段階の授業についていくのが難しい生徒とつきあっています。

「授業がわからない」

と嘆く生徒。

むしろ、授業内容が簡単すぎて、

「他の高校じゃこんなことやってないよ。やっぱりウチの学校バカ学校だからなぁ」

劣等感満載の生徒も多くいます。

そんな中、10歳の壁という言葉に行き着きました。

10歳の壁(9歳の壁)とは?

・低学年の単純な計算問題から、割り算や分数などの抽象的な概念を理解することが難しく、学習につまずいてしまう状態

を指すようです。

以前、NHKクローズアップ現代でも取り上げられていたようです。

生徒と学習歴について話をすると、ほとんどの生徒が

「小学校3・4年で勉強についていけなくなった」

といいます。

私の勤務先に入学する生徒は、中学校で最低の成績を取っている生徒ではないです。

絶対評価で、オール2に3がちょこちょこあるくらい。

それでも、分数、掛け算がイマイチ・・・という生徒がいます。

普通高校での困り感

例)
・調理実習で、大匙1/2が計れない

・部活で、「レシピの3倍」と言ったとたん「数学分かりません(いや、数学じゃないよね)」と固まる

・割引率の話をしていて、1000円の2割引が分からない

・境界知能(IQ70~84前後)は、14%の割合で存在する

・このレベルの児童は、教師の力量がもっとも反映される。9歳前後に、良い教師に当たった子どもはこの壁を突破し、正常知能に移行する。そのような教師に恵まれない場合、知能自体知的障害のレベルに下がってしまっていた

・非行の事例において、ことごとく境界知能を示すことがわかっている。特に国語力の不足が内省力の不足に直結し、悩みを保持することが出来ず非行に走りやすい

・境界知能の児童については、個別の特別支援教育が望ましいが、学校は学習が振るわないことを気にする様子が無いことが多い

このことに関してツイートしたところ、同業の方から以下のようなお返事を頂きました。

・確かにクラスの子で九九はできる。 けど、勉強は一人では理解出来ないから、どう進めていいのか、何をすればいいのかわからないみたい。だから、授業は居るだけになってる。センターでの検査も進めてるけど、親の協力は得られず、うちの子バカだからで済ませちゃってる。幼いうちからの支援って大切だと実感してます。(中学の先生)

・塾に行けばよい、と考える人が多いのではないでしょうか?塾の実態って、わからないところを教える場所ではなく、学校に重ねて課題を出して、量で勝負という感じですよね。解き方のコツを覚えさせる、塾に行ってる時間だけは勉強させる、という意義しかなさそうですよね?(大学の先生)

まとめ

10歳の壁に関しては以下のような本も見つけました。

「10歳までに○○しないと!」というような早期教育の煽りへの警鐘が中心のようです。

個別支援すれば10歳の壁を越えることが本当にできるのでしょうか?

公立のチャレンジスクール(高校)などで行われている、公文のような算数ドリルの反復練習で今から間に合うのか?

もっと深めてみたいテーマです。

ではまた☆

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