まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[性教育]なぜ、性教育をするのか。生徒の自己肯定感を上げ、エンパワメントする。

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昨日の性教育の記事に引き続き、なぜ、子どもたちに性教育を行うべきと思うのか、自分なりに考えてみました。

知識を身につけさせたい、予期せぬ妊娠をしないため、性感染症の予防・・・

いろいろあると思います。

いま、一番に浮かぶのは、

”生徒の自己肯定感を上げ、エンパワメントする”

が大きい気がしています。

性のこと、話していいの?

第二次性徴の授業では、

「それぞれの性徴には個人差があるのが当たり前であること」

を知る。

それにより、

「自分はおかしいと思っていたけれど、これでいいんだ」

と思う。

「私だけじゃなかったんだ」

と思うこと、とても大事です。

そして、授業を受けていく中で知識を身につけ、自分自身と向き合い、考えていく中で

「これって、やっぱりおかしいことじゃないかな」

と気づき始める生徒がいます。

同じように性教育を行っている高校の報告で、このような話を聞きました。

性暴力の授業や講演をを受け、感想欄にこのように書いてきた女子生徒たちがいたと。

「いま、親と一緒にお風呂に無理やり入らされて体を触られたりしている。とても嫌だ」

(このことは親に言わないで欲しい、知られたとなったら家にいられなくなるとのことで感想も返却できなかったとのこと・・・家が安全な場所であるはずなのに!)

「今まで、新しいお父さんからお金を貰ってセックスしていて、そんなものかと思っていたけれどやっぱりおかしいことだと気づいた」

(この生徒は、担任経由で母親を呼び、教員から状況の説明をしたとのこと)

勤務先でも生徒から教員へ相談が寄せられることがあります。

性虐待は表に出ないだけで、結構ポピュラーなことなのではないかと思っています。

性の授業をしていなかったら、声をあげられなかったのではないか?

大学で同じような授業をして寄せられた、たくさんの大学生の声が書かれているのはコチラ。

私も教材にしています。

今年も生徒達へ勇気付けができるよう、取り組んでいきたいな。 

 ではまた☆