まなびと!

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自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[性教育]なぜヒトは性交するの?高校生と、性について考える授業

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勤務先の高校では、一定期間性の授業を行う時間があります。

性の授業は男女ペアで、一斉授業もあれば男女別になったり、少人数で行ったりといろいろな形で展開できます。

毎週会議を持って、実践交流しながらああでもない、こうでもないとやってます。

というか、会議がないと軸がぶれたり、いい実践を取り入れたりできないので、「本当に必要な会議」の一つです。

今年は、初めに「性の3つの顔」なんてことで紹介していきます。

性の3つの顔

1、産む性

これは、動物、人間など生き物に備わっているもの。

人間には発情期がなくて、1年中生殖可能だね~。それも進化なんだね。

2、コミュニケーションとしての性

人間は、1、の産む性以外にも、生殖を必要としない時も性交するのは、コミュニケーションとしての性もあるんだね。

3、社会の中での性

性はみな興味があるので、お金が介在したり、商品として流通しやすい。

なので、結構子どもでも目に見えるところで商品化された性を感じることができる。(中吊り、コンビニなど)ほか、性に関わる犯罪や、性暴力なども起こっている。

ということで、生徒が抱く「性っていやらしい」と思うのは3番目の性から来ているのかもね~と話したら生徒はうなずいていました。

1学期はこの1番の産む性の性機能から入っています。

2学期以降は2番目以降の性、コミュニケーション(恋愛)、DVや、性同一性障碍、IS、同性愛、性暴力なども扱っていきます。

日本の性教育の貧弱さが浮き彫りに

はじめの数回は皆一斉授業。ベテランの先生にリードして頂きました。

おお!と思ったのは、上記の「性の3つの顔」がテーマのとき、

「ではなぜ、人間は性的なかかわりを持つのでしょうか?なぜ人はセックスするのか?」

という問いを生徒全員にしたこと。

「”わかりません”ではなく答えましょう」

とひたすら当てていきます。

みなさんならどう答えますか?

とあるクラスでは、

「子孫を残すため」

「子孫を残すため」

「同じです」

・・・

40人中38人が「子孫を残すため」と答えました。

その中でもたまに

「愛しているから」

「好奇心で」

と答える”勇気ある者”がいるわけです。

「このプレッシャーの中よく答えた!!!」と先生が称えると、クラス中で拍手が沸き起こりました。笑。

高校生という微妙なお年頃ということもありますが、今の性教育の貧弱さを考えると無理もないことです。

なぜなら、中学校までに「受精」は教えても、「性交」は教えては”いけない”からです。

どうやって受精するの?と生徒に聞かれても答えてはいけないそうで・・・

なんてハードルの高い問いだったことか!!!

日本の性教育に関する教科書の扱いはコチラの記事に詳しいです。あすかさんありがとうございます。

ameblo.jp

世界と比較するとさらにこれでいいのかと疑問が・・・

まとめ

誰でも直面する「性の問題」。

教員が教えるのもかなり難易度が高く、常に学びが必要な分野です。

もし、自分が教えることはなくても、最低限以下の本は読んでもらえたらいいな。

図書室にも、性について学べる本が何冊かあると良いと思います。

学校に置いてあったり、もしくは親が手渡すことで、知識だけではなく「性について肯定的であるよ」というメッセージを送ることができます。

以下の本は全てコミックつきになっています。

やまがたてるえさんの本は、女の子に是非読んで欲しい!

「おれたちロケット少年」は、小学校高学年向です。あすかさんの「男子の性」は、中学生以上が対象になるかな。

男子は女子と違い、射精がお赤飯で祝われることもないですし、体の悩みを自己開示する機会も限られています。

そういった男子の悩みに誠実に応える本になっています。

「15歳までに~」では、

「学校で避妊を教わらなかったから、中学生は妊娠しないと思ってセックスしたら妊娠してしまった」

というエピソードが。

今は、性に関して正面から教えようとする大人が周囲にいないのが普通だから・・・残念なことです。

とりあえず、そんな生徒の話を聞くおばさんやってます。

性教育ネタはつきないので、またご報告しますね!

ではまた☆ 

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