まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[セミナー]幸せ度世界一!?オランダの子どもたち。リヒテルズ直子さんの講演会に参加!

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オランダの教育について、お子さん2人をオランダで育てた経験を元に日本にも広めているリヒテルズ直子さん。

本は何冊か読んでいたものの、お話を聞く機会を逃していたので

「講演会があるよ」

との噂を聞き、行ってきました!

私立小学校での講演で、一般参加可でした。ラッキー!

参加者のほとんどは小学校の保護者のようでした。

小学校から私立を選ぶだけあって、教育について深く考えている方が多そうです。

講演は、パワーポイントの資料と、オランダの実際の教育の様子を動画で見ながら丁寧に説明していくスタイルでした。

今回子連れでも参加したのは、テーマが気になったから。

「これからの時代を幸せに生きる子どもたちを育てるため親ができること」

自分にとっての幸せとはなにか?

幸せを感じとれる大人になって欲しいと個人的に考えているので個人的にはヒットでした。

こんな本が出ています。

講演会場でも売ってたけど、買いそびれた…!

なるほど!メモ

幸せ度の高い、オランダの子どもたち

2013年の先進国29カ国の調査で、第一位。

オランダの子どもたちは、

「級友は親切で助けてくれる」

「母親、父親となんでも話せる」

割合が8割を超えており非常に高い。

  • 日本とオランダの15歳での学習到達度はほとんどは変わらない。
  • オランダの子どもたちは、親とよく話をしている。親子の接触の時間が長い。
  • 学校でも、家庭のような雰囲気がある。

学校の自分の席は一つではない。本を読むなど、それぞれの仕事にはふさわしい場所がある。

安心の場の必要性は、脳科学でも証明済み。

つながりの感情がないと、自分を認めてくれる存在がいない、無気力、攻撃性が出るなど問題がある。

#岩瀬先生の教室でも、リラックスできるように畳スペースやクールダウンスペースを作ったりしていましたね。

  • 自立とは、自分が出来ること、できないことを知り、出来る人に助けてと言えること。

身の回りのことは出来るだけ自分でさせるため、保育園には1歳を過ぎた子どもが自分で登ってオムツを替えてもらう交換台がある。

幸せに生きるために

  • グローバリゼーション、環境問題、高度科学技術発達などの変化に対してネガティブな面を見るだけではなく、プラスの面を見られるようになることが大事。
  • 子どもたちの到達度は、面談時にタブレットでグラフにして表せるよう半年ごとにテストがある。各教科ごとではなく、読む力などもっと細かく分かれているらしい。
  • 特に、イエナプランの小学校では、朝、夕にクラスがサークルになり対話をする時間を設けている。そこで言いたいことを言う力、聴く力、調整していく力がついていく。
  • 親が子どもとの関わりを深めるため、夫婦で働き方をワークシェアにシフトすることが多い。2人合わせて7日位働くので、必然的に親子で過ごせる時間が長くなる。
  • 子どもの頃から社会のニュースに触れ、考える機会を持っている。サークルの対話では311の話題も出ていて、リヒテルズさんが見学で訪れた時に子どもから質問が出たりしていた。
  • 教育は社会の鏡。社会がダメだと教育もダメだとなんでも社会のせいにせず、まずは教育から変えていくことが必要。オランダも40年かけて変えてきた。
  • 日本の子どもは、オランダとは逆に良いものを捨てさせられながら成長していくように感じる。

この講演を聴いて、会場になった小学校の先生が、

「この小学校は民主的で理想的な学校だが、社会はそうではないと出ていく人もいる。しかし、教育から変えていくことの重要性も語って頂けて大変元気が出た」

とおっしゃっていたのが印象的でした。

まとめ

私が学んでいる間、子どもたちは外で裸足になって遊んでました。

子どもたちよ、ありがとう〜!

幸せ度の高い、自立した大人に育てたいと思うものの、実際には難しい?!

仕事を続けていく上でも役立ちそうです。

(この記事は、2014年の雑記ブログ記事をリライトしたものです。)

ではまた☆