まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[書評]職場全員に配る価値あり!のワザがたくさん。「高校教師のための学級経営」

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もう、新年度ギリギリなので急いでご紹介!

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全国の悩める高校教師の皆さん、これは買いです!

教育書は、購入して2、3使えるところがあれば当たりという評価下してますが…これは3年間、机に置いて見返す価値のある本でした。

まあ、できる教師ならばすでにやれてることばかりかもしれませんが…。

忙しい教師でもすぐ読めるように箇条書きだったり見開きで内容が完結していたり、それだけではなく、それをなぜするのか?という、中心になる考え方もしっかり載っています。

元々、実践記録が5年で500枚にのぼり、記録の一部をマニュアルにしたところ同僚から大好評、それらを書籍にしたそうです。

やっぱり記録は大事!

高校教師のバイブルになること間違いなしでしょう!

なるほど!メモ

生徒用の提出物確認ファイルを作る

教員が確認するのではなく、生徒が提出したら丸をつけるようにする。

確かに、チェックを生徒がすればいいなんて思いもしなかったわ!目からウロコ。

まあ、でもウソついて丸つける生徒も続出しそう。。。雑巾2枚とか。。。

信用してないわけじゃないんだけど、裏切られるのよ。。。

担任する生徒名をPCで単語登録しておく

時間を大幅に短縮でき、単語登録しておくと間違えることもなくなる。

こういう、事務的な作業を短縮するワザってキリがないけど開発すると楽しいでしょうね!

このワザ、職場で使いたいけれど、シャットダウンすると初期化してしまう我が社のパソコンはムリ。。ウイルス対策なのはわかるけど、単語登録くらいさせてくれー!

…という小ワザが、これでもか!という位載ってます。

  • 1年間出席簿の日付けを書いておく(これ、やりました。月替りにそのまま書いちゃうダメ先生なのでとーっても助かりましたよ。)
  • 教室環境のため床にカギじるしをつける(これも、こちらの本を購入してから毎年やってます。生徒は気にしないのだけれど、試験前の整備に役立つ!)
  • マグネットシートでネームプレートを作ってしまう(これも、日直を黒板に貼ったり、体育祭の種目を決めるのに大活躍。コレがない生活は考えられん。)

などなど。写真をお見せ出来ないのが残念。

4月の新年度準備の時に全部やっておきたいと思います!!!

なんだかワクワクする!!!

行事のあとにはすぐに写真をまとめる

行事にはデジカメを用意して、生徒の様子を写真に収める。

終わった後は、忙しくてもその日のうちに写真をまとめる。

翌日に学級で写真を掲示する。

ラミネートして飾ると良い。

集めた写真は、終業式のスライドショーの写真にもなる。

渡しの場合、写真は撮るのが苦手。だいたい、カメラ向けても写真撮らせてくれないのよねー。

人柄もあるし、生徒は自分が持ってるスマホで撮ってしまう。。。写真貰えばいいだけかもだけど。

若い先生はPCバリバリ使ってスライドショーやら動画やらうまくまとめられるんだけど、そこまでの技量もなく、水を開けられています。

まとめ

今、読書記録を作るために再度読み直していますが、これはマジ役立つ!!!

著者の上山先生、マニュアル作りが大得意みたいで、「転入学を考えている生徒のためのガイド」「模試の活用法」「入試前日の過ごし方」などなど、これ1枚あると生徒も教師も役立つなぁ〜!って感じました。

できれば、PDFなどで配布してくれると助かるのになぁ…と思いつつ、次年度マニュアル化、いやマニュアル家になろうかな。

職場で誰かが作ってお役立ちサイトに載せておくだけでも仕事が減ること間違いなし!ですわー。

クラス開きの方法、行事指導、生徒指導の考え方もオーソドックスで端的。

多くは自分も取り組んでいる内容ではありましたが、それを更にグレードアップできそうです。

生徒とは一生の付き合いになると思い、一年間真剣に付き合う、という気持ちを忘れずにいたいものです。

そして、生徒と良い関係を作れると良いんだけどなぁ…。

色々と心がけてはいますが、課題です。

しかし…著者が私より3歳年下っていうのがね。もう、そんな時代なんですよね。

高校球児が自分よりどんどん年下になっていった時にも似た気持ちです。

皆さんの新年度に間に合いますように!!

上山先生のブログ。

明治図書の紹介リンクです。

まえがき
本書の使い方
CHAPTER1 高校学級担任の仕事とは
1 高校教師の仕事とは?
2 高校教師に必要な力とは?
3 高校赴任が決まったらすること
4 学級担任・副担任の心得(Dos&Don’ts)
5 高校3年間の進路指導イメージをもって指導にあたる
6 学校は4月1日から慌ただしく動き出す
7 学級担任の一日の仕事
8 学級担任の仕事術の基本
CHAPTER2 新年度準備の仕事術
1 「準備リスト一覧」を作って仕事を進める
2 「氏名印」の横に出席番号を書く―使った後に順番通りに戻しやすい―
3 生徒用の「提出物確認ファイル」を作る―担任の○つけ作業を短縮―
4 「自己紹介・面接シート」を作る―適切な指導は生徒を知ることから―
5 「出席簿」に一年間分の日付を書く―毎朝が楽になる―
6 「日直の仕事」を明確化する―すべきことが明確に分かる―
7 「学級の係」を一人一役にする―不公平感なく担任は助かる―
8 担任する生徒名をパソコンに「単語登録」する―名前の入力が早くなる―
9 生徒名はマグネットシートで「ネームプレート」―用途は多数―
10 リサイクルのゴミ箱には「ふた」をする―注意軽減―
11 「教室環境」を整備する―リストでもれなく仕上げる―
CHAPTER3 入学式・始業式の仕事術
1 出会う前に「クラス全員の名前」を覚える
2 「特に支援を要する生徒」への配慮を学んでまとめる
3 生徒の「学習・生活のルール」をまとめガイダンスする
4 「どのような学級」を目指すのかを考える―学級開きまでに明確化―
5 学級開きの自己紹介は「スケッチブック」が役立つ
CHAPTER4 学級開き「最初の2日間」の仕事術
1 最初の2日間とその重要性について知る
2 最初の2日間に向けての担任準備(一覧)
3 最初の2日間① 初日 はじめて出会った生徒が笑顔で握手する
4 最初の2日間② 初日 入学式と学級開きをどう行うか
5 最初の2日間③ 初日 入学式や始業式の放課後には何をするか
6 最初の2日間④ 2日目 学級の係・委員会を短時間で決める方法
7 最初の2日間⑤ 2日目 学級のシステムを伝え稼動させる
8 最初の2日間⑥ 2日目 教室掃除が短時間で終わるシステムをつくる
CHAPTER5 生徒指導の仕事術
1 「生徒を知る」ための5つの方法
2 「部活動見学」は生徒の新たな面を知るチャンス
3 「生徒と教師の人間関係」をどうつくるか
4 短時間でも全員と面接できる「面談準備シート」
5 短時間でできる「席替え」で新たな人間関係をつくる
6 情報を集約して活用する「個人記録表」
7 「授業の中で生徒指導」をする視点とは
8 問題行動への「基本的な心構え」を知っておく
9 「携帯電話」の指導で担任が知っておきたいポイント
CHAPTER6 行事指導の仕事術
1 行事指導で「大切なこと」
2 行事は「生徒との関係」を深めるチャンス
3 「合唱指導」をすることになったら―心構えと指導技術―
4 修学旅行では学びをまとめる
5 行事の後にはすぐに写真をまとめる―学級経営のうまいコツ―
CHAPTER7 保護者連携・三者懇談の仕事術
1 保護者との連携・面談のポイント
2 保護者との初顔合わせは誠意をもって準備する
3 三者懇談の効果的なやり方①―準備編―
4 三者懇談の効果的なやり方②―当日編―
5 保護者に成績を郵送する!早くて確実に封筒詰めする方法
6 転学を考える生徒をどうサポートするか(進学相談)
CHAPTER8 進路指導の仕事術
1 大学進学に関する月別重要事項と指導ポイント
2 進路指導を学ぶ① 予備校研修会の活用法
3 進路指導を学ぶ② 模試結果分析会議の活用法
4 生徒に教える!模試の活用法
5 入試業務① 「志望理由書」の書き方を指導する
6 入試業務② 推薦入試の「推薦文」はどう書くか
7 入試業務③ 「面接指導」では何をどう教えるか
8 入試業務④ 「通知表・調査書所見」をスムーズに書く方法
9 入試を応援① 受験日までのカウントダウンで臨場感を高める
10 入試を応援② 入試スケジュールの組み方のポイント
11 入試を応援③ 入試に関わる手順・確認事項を伝えるチェックリスト
12 入試を応援④ センター試験前日・当日の過ごし方
13 入試を応援⑤ お守りと試験後の心構え
14 生徒から学ぶ!後輩に伝えたい受験勉強の成功事例
CHAPTER9 終業式・卒業式の仕事術
1 年度末の仕事術① 指導要録を早く書くワザ
2 年度末の仕事術② 3月中に今年度のまとめと新年度の準備を
3 最後のホームルームはスライドショーで思い出を
4 実録① 高2担任 最後のホームルーム
5 実録② 高3担任 卒業式の一日

ではまた☆