まなびと!

自らが学び続ける教師でありたい。振り返りの記録です。

[家庭科]今年のチャレンジ!授業での絵本の読み聞かせ、夏休み前までに7冊読み切りました報告。

5月に書いた記事の続きです。

 

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絵本の読み聞かせ、挫折しそうになりながらもなんとか7冊読み切りました。

よく考えると、いや考えなくても4クラス教えているのです。

夏休み前だけでも30回近く絵本を読んだんだな…と思うと感慨深いものがあります。

正直、絵本の読み聞かせ上達しちゃいました。

という実感があります。

この実践、自分の子どもが小さいときにすれば良かったんじゃないですかね???

読みながら泣いた読み聞かせが1回、あとはなんとか泣かずに読み聞かせできたので健闘したと思います。

自分を褒めすぎ?!

聞いてくれた生徒さんたちにもありがとうを言いたいです。

絵本のチョイスと感想、後半戦

というわけで、後半に読んだ絵本のご紹介をします。

4冊目:パイルドライバー

生徒は「パイルドライバー」がプロレスの技ということを知らない子がほとんどでした。

抑揚なく読んでしまうと生徒の頭は

「この話、なんのこと??」

になってしまうようなので、

「ぼくは、エッちゃんが好きだ!」

みたいにかなり感情を込めて読んだほうが反応が良かったように感じます。

この小学生の甘酸っぱい思い、伝わっただろうか…?

5冊目:だいじょうぶだいじょうぶ

ちょうど図書室にありました。

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涙腺壊れてるので手に取ったときにはうるうるしてしまいましたが授業では泣かずに読めた〜!!

ぱっと見表紙で

「最後におじいちゃんが死んじゃう」

というネタバレっぽい発言をした生徒もいたが、なかなか良く聞いていました。

子どもの

「こうなったらどうしよう」

な心配事、自分にもあったなぁ…と子ども目線でも大人目線でも読める良書だと思います。

子どもにだいじょうぶだよ、と言える大人になりきれない自分に反省。

6冊目:うさこちゃんときゃらめる

たまたま家庭経済の分野で、お金に関することとして読んでみた。

「なんでミッフィーじゃなくてうさこちゃんなの?」

という疑問が生徒からあがってきました。

内容は、うさこちゃん万引きという衝撃的な内容。

「もし、このまま悪いことがバレずに大きくなったらどうなっちゃうんだろう?」

「今のうちに悪いことの区別がついて良かったんじゃないか」

そんなことを生徒と話しました。ページ数も少なく、生徒も集中して聴けたので来年また読んでもいいかも。

7冊目:おこだでませんように

夏休み前最後のチャレンジ!

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何度読んでも泣いてしまう、読み聞かせワークショップでも号泣した恐ろしい絵本。

先生目線でも親目線でも泣けます。

4クラス中はじめのクラスは頑張って読んでいたけれど、最後のお母さんのところで不覚にも泣いてしまった…が、残りのクラスは泣けずに読めた!

進歩!

だが、泣いたクラスはもらい泣きしている生徒もいたのに、他のクラスはビミョーな空気?

七夕にちなんで読んでみたけれど…絵本読みって難しい!

「親に読ませたい!怒られるとキャベツやモノが飛んでくる」

という生徒もいた…。

9月からどうしよう…?

生徒に授業アンケートを取ったときに、絵本について何かしら感想があるといいなと期待しています。

9月には、できれば12月までに読み聞かせられる絵本を揃えておきたいものです。

8冊くらいあれば良さそうです。

私への、夏休みの宿題ですね〜。

候補としてはこちら?!

関西弁のネイティブに読んでもらいたい。

かあちゃんがつくったる。

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高齢者分野かな?いいからいいから。

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大爆笑、うどん対ラーメン。食分野で読みたい。

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扱う分野に関係するテーマだとなお良いかな。

まとめ

昨年度よりも忙しくなり、気持ちの余裕もない中…なんとか新しいことに挑戦できました。

生徒が静かになって聞いてくれたことが一番嬉しかったかなぁ。

毎日のホームルームが本当にうるさいので、毎日読みたいくらい(笑)。

同じような実践をされている先生、良い絵本がありましたら教えてください。

生徒に希望をもたせることができるといいな〜。

その後の実践報告はこちら!

 

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なんとか頑張りました!

ではまた☆

[実践]Googleフォームを使って清書を省略!投票も。「新聞の読者投稿を書く」授業、その2

前回の「新聞の読者投稿欄を書く授業」続きです。

 

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「生徒の書いた文章を清書するのが大変!」

生徒が書いたものが字から分かってしまわないように、データにすることがあります。

でも、手間がかかる上に、あまりに達筆すぎて?字が読めないこともあります。

学校に生徒が一人ずつ使えるタブレットはない!

勤務先ではスマートフォンの持ち込みが許可されているので、その時だけ清書に利用させてもらうことにしました。

Googleフォームを利用して清書をデータで収集!

生徒が書き上げた読者投稿文を、あらかじめ作っておいたGoogleフォームから入力して送ってもらうことにしました。

www.google.com

 

 

 

作文用紙に書き上げたらQRコードでリンク先を読み込んでもらい、

  • 出席番号
  • 名前
  • 読者投稿文

を入力してもらいました。

出席番号は、直接入力してもらうと半角と全角が混ざることがよくあります。

手間はかかりますが、プルダウンメニューを作成して選んでもらうと、あとからデータを出席番号順に並べ替えるのもラクです。

入力してもらった後で、「テーマ」を書いてもらう欄を作ればよかった…と思いました。

スライドには「隣同士でお互いの作文を読む交流時間を持つ」と流れの説明で表示しましたが、書くスピードが違いすぎて授業中の交流は全くできず…。

残念。

この頃は体調を崩す生徒が多く、前回欠席していていきなりスマートフォンから入力を始める生徒も。

授業時間内に仕上がらなかった生徒には、宿題にしておきました。

次の時間も投票にGoogleフォームが大活躍。

スプレッドシートにリアルタイムで清書が集まってきます。

  

最終的に8割の生徒が提出できました。

同僚の先行実践では1/3しか生徒が提出できなかったそうなので、とりあえずこれでよしとしたいと思います。

締め切りをぎりぎりまで伸ばして生徒から集めた清書をコピペして、両面2枚のプリントにして配布しました。

読んでもらい、良いと思った作文を投票してもらうことにしました。

 

選ぶポイントはこれでよかったのか…?

検討が必要ですね。

 

良いと思った理由と、今回の授業の感想を記入してもらいました。

一番多く選ばれたのは、SNSに関するテンポの良い作文でした。

授業に関する内容を書いてきた生徒は3人ほどで、残りの生徒はマナーやSNSなど、日頃感じていることを書いてきました。 

東京新聞の「発言」の内容に引きずられちゃったかな?

自分がいま、おかしい、意見したいと思う内容は授業とズレていたのかもしれません。

授業中に投票の結果が即時モニターに写せたので、その場で大まかな傾向を掴むことができました。

↓こちらは、改めてまとめてグラフにしたものです。

スプレッドシートさまさまです。

そろそろ試験が近い学校も多いと思います。

Googleフォームを利用した、授業アンケートについての記事もありますよ。

 

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まとめ

以上、全3回分の授業実践の報告でした。

今回の課題は、

  • 読者投稿文のテーマ。授業で扱った内容に絞るか否か
  • 良いと思った記事を投票する際の基準

辺りに若干の課題が残りました。

あすこまさんのように生徒が直接新聞社へ送ることは避けました。

生徒に任せると、誰も送らないのではないかな〜と思いまして。

教員側で少し手を入れる必要性もありそうで…。

こちらでいくつか選んで送ることにしました。

何通送るか、投票結果も見て考えているところです。

(学校単位で送ってしまって良いのかも確認しないで実践してしまった…!)

結果など、分かりましたらこの記事に追記したいと思います。

追記

7月の終わりになんとか12人分を新聞社に投稿。

そのうちの1通が8月の発言欄に掲載されました!

生徒に受けが良かった内容ではなく、授業での体験とそこからの学びについて書かれたものが採用されました。

ちょっとホッ。

ではまた☆

[実践]高校生・総合的な学習の時間で「新聞の読者投稿を書く」授業に挑戦。その1

「進路に向け、書く力を伸ばす時間を取りたい」

「新聞の読者投稿を書いて、もし掲載したら生徒の自信につながるのではないか」

今年は総合的な学習の時間の授業を持ち、生徒に文章を書かせる機会を得ることができました。

先行実践を参考にしながら、似ても似つかのものにはなりましたが…なんとか作成から投票まで終えることができました。

手がかりは、あすこまさんのブログと同僚の実践

新聞投書の手がかりは、国語科の先生として超有名なあすこまさんのブログ。

askoma.info

あすこまさんの授業の流れはこちら。

  1. ①事前に10代が投稿した読者投稿を収集しておく(司書さんの協力を得て、120程度集めた)
  2. ②最初の授業でそれを提示し、掲載されている投稿の傾向を分析してもらう。
  3. ③分析に基づいて、自分はどんな方針で、どこの新聞を想定して、投稿記事を書くのかを決める。
  4. ④いったん書いたら、ライティング・パートナーと交換してコメントをもらう
  5. ⑤各自で書き直して完成させる
  6. ⑥任意で新聞に投稿する

新聞によってどのような傾向があるのか比較してみたり、生徒同士でカンファレンスを行ったり…と、丁寧に時間をかけて実践されています。

その上、実践後に「こうすればよかった」という振り返りも書かれていて大変参考になりました。

ありがとうございました!

職場では、同様に総合的な学習の時間で読者投稿欄を作成する授業を行った先生や、図書室の先生にもご協力いただきました。

以前、同僚が送って掲載されたのは東京新聞だと聞きました。

>>東京新聞(TOKYO Web)

毎週木曜日に掲載される「発言」は、ティーンエージャーの投稿が中心です。

字数が350字と比較的短いという特徴があります。

新聞によって傾向をつかんだり、それぞれの特徴に合わせて文章をかき分けたりする時間は正直ありませんでした。

生徒の実力からもなかなか難しいと考え、発言一本で生徒に書いてもらうことにしました。

新聞の読者投稿を作成する・授業の流れ

全部で3時間の授業時間が取れました。

第1回目は以下のような流れにしてみました。

まず3週間分の「発言」のコピーを読み合わせ、

  • どのような投稿が多かったか
  • どの投稿に共感したか

をプリントに書いてもらいます。

それらを発表してもらい、その上で自分が何について書くかテーマを決めます。

あすこまさんは、新聞毎に読者投稿欄を司書さんに切り抜いてもらい、それらをChromebookに入れてデータで生徒と共有していました。

本校ではタブレット配布などまだまだ先の話なので…ひたすら紙に印刷して生徒に配布です…はやくペーパーレス化して欲しい…。

ちなみに、私も数年前に朝日新聞の声欄に投書が掲載されたんだよ、と簡単に紹介しました。

テーマを決めて投書文を途中まで書くのが第1回目の課題。

私が担当している総合的な学習の時間は、社会や人権をテーマに扱っています。

できれば投書のテーマは今まで学んだ社会と人権の歴史、障害者理解、奨学金などを中心に書いて欲しかったのですが…

投書のテーマを、

  • 今までの授業で学んだ内容から考えたこと
  • 生活する中で「これはおかしいな」と憤りを感じていること

という2つを提示したためか、生徒は「発言」に掲載されていた「マナー」や「 SNS に関する投稿を自分もしてみたい!と感じたようでした。

同僚の実践では、総合的な学習の時間で学んだ3つのテーマから投書文を作るよう指示し、1時間で書き上げてもらい次の時間に投票してもらったそうです。

ただ、難易度の高いテーマだったためか10人強しか提出がなかったとか…。

まとめ

今回、週1単位の総合的な学習の時間ではありましたが、授業時間数に余裕がある曜日であったため3時間まるまる投書の授業に当てることができました。

東京新聞の発言欄は10代の生徒の声を集めているので比較的生徒も読みやすく、共感する点が多かったのではないかと思います。

「発言」の入力フォームはこちら。

>>「発言」への投稿フォーム:入力画面:東京新聞(TOKYO Web)

次の記事では生徒がどのような内容について書いたか、入力や投票の方法などをお伝えしたいと思います。

ネットで他校の方の実践が読めて参考になる時代ってホント素晴らしい。

あすこまさんに感謝。

続きを書きました。

 

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ではまた☆

[セミナー]教員の「働き方改革」はどこへ行く?『学び合い』静岡フォーラムでお会いしましょう!

「いつになったらこの多忙感から解消されるのか」

「毎年仕事辞めたいと思ってる」

そんなふうに感じながら、毎日を凌いでいる先生も多いのでは?

わたしもその一人です。

なぜか、毎日が非常事態宣言。

生徒指導を中心とする、予想外の出来事が起こりすぎ。

教員はシフト制ではないので問題が収束するまで休まる暇が一時もありません…。

今年は特別委員会にも手を上げてしまい、自分のキャパを完全に超えてしまいました。

そんな中、出会った本がこちらです。

働き方を考えさせられた、最近読んだ本

小室淑恵さんのそのものズバリ「働き方改革

一冊目は、何百社も手掛けたコンサル事例です。

株式会社ワーク・ライフバランスの警察のコンサルティングの記事が読み応えがあり、小室淑恵さんの「働き方改革」を読んでみました。

headlines.yahoo.co.jp

なんと、教育委員会へのコンサルティングもありました!

人口ボーナス期とオーナス期の働き方の違いなど、とても腑に落ちました。

事例集に、教育委員会と小中学校の事例も載ってました!

教育関係も働き方コンサルティングしてるんだ〜〜!

その理由も、

「日本の教育自体が人口ボーナス期の働き方を教育の枠にはめていて、人口オーナス期の教育を行っていく足かせになっているから」

という目ウロコなもので、小室さんの熱意に感激しました。

「朝メール、夜メール」を個人の枠でも当てはめられないかなぁと考えたりしましたが、本を読む限りでは組織的な改革、トップが必要性を感じていかないとダメなんだろうなぁと。

個人でやれるハック的なものは育児がありかなり頑張っていると思うのだけれど…。

今年は特別委員会に手を上げ、総合の授業の主任になってしまったこともあり、連日帰りが30分以上遅くなってしまい自分時間が激減。

来年はやらない方向にするのが私の働き方改革になるんだろうか…。

または環境を変える方向で(でも、ホワイトな教育関職場は無い)。

我が社も講演会してもらってコンサルティングに入って欲しい!

地震があったら何人もの人が下敷きになりそうな職員室のレイアウトから…!

意見したら

「運動部も持たずに文句言うな」

とか

「それでは生徒が集まらない」

とか言われそう。もう少し、自分の時間が欲しいだけなのにな…。

西川純先生「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」

上越教育大学の西川純先生による、最後は『学び合い』のススメになると分かっているのにポチして読んでしまう…。

カバーなしに読むのがちょっと恥ずかしいタイトルでした。

教育大で教えている学生が、ブラックな職業である教師になりたがらないためこの本を書いたそう。

教職はなかなかブラックで、基本部活の顧問に全員就くため定時に帰るのは仕組み的に不可能。

ただ先進的な取り組みをしている学校や自治体はあり、18時以降は留守番電話にする、部活に休養日を設けるなどしているところも。

国立大の附属学校でも公開研究会はやめるなどの取り組みに目からウロコでした。

国公立大学は現在独立行政法人となっており、公務員ではないため改革の必要性があり、働き方も公立学校のお手本になるように動き始めているそうです。

本書では、部活の断り方、仕事で上手に手を抜く方法など、みながこのように行動したら全国の学校がオセロのようにブラックからホワイトに変わっていく可能性があると感じました。

公立の先生向けの本ではある。

私立学校はいかに生徒を長時間預かり面倒の良さをアピールするか合戦…働いてる人の身が持たないよ…。

教員も「働き方改革」できるのか…?

私が教員になった20年前から、

  • 部活は社会教育に
  • 週5日制になり、教員の負担が減る

と言われて来たのに、ブラックの度合いはどんどん増しています。

私立学校の7割は週6日制だしね!

ルールなんてあったもんじゃない。

勤務先なんて、数年前に労基署から是正勧告が入ってもまだまだだと感じます。

でも、時代や学校を取り巻く環境、民間企業の働き方から影響を受けないでいられるはずはない…と感じています。

私立学校は

「これやめます」

ということはほぼないので、サービスの積み増しみたいになってるかな…。

最近、iPhone向けのライフサイクルというアプリを使い始めました。

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GPSの位置情報を使ってどこにどれだけいたのか確認してみたら、思ったより職場にいる時間が長いのにショックを受けました。

11時間職場にいると、家庭はなかなか大変です。

職場にいたのは5日間だけど、1週間家にいた時間と同じ。

通勤時間も意外と長いし…。

GPSでどんどん集計してくれるので、初めに簡単な設定をしたらほっといても大丈夫です。

ぜひ、労働時間の可視化をしてみてくださいね。

今年も『学び合い』フォーラム参加します!

で、今年はどうしようか迷っていた『学び合い』フォーラム、記念講演が働き方改革

ピンと来て、参加することにしました。

kokucheese.com

一日目(8月4日(土))
・基調講演 
  上越教育大学教授          西川 純氏
・記念講演 「働き方改革」と教師の協働
  文部科学省初等中等教育局教職員課長 柳澤好治氏
・パネルディスカッション 「学び合う教師の姿」
  文部科学省初等中等教育局教職員課長 柳澤好治氏
  上越教育大学教授          水落芳明氏
  静岡市立大里中学校校長       山下由修氏

二日目(8月5日(日))
・『学び合い』公開授業
・分科会&フリートーク

すでに参加申し込みと振込も済ませました。

まとめ

というわけで、8月は『学び合い』フォーラムで研修することにしました。

静岡でお会いしましょう!

夏は少し休めるはず…です。

前期の実践もブログに少しずつまとめたいな。

ではまた☆

[実践]生徒との面談!ホワイトボードを使って悩みを見える化!すっきり整理し、行動につなげよう!

「生徒と面談すると、話を聞くだけで一時間過ぎてしまう」

「面談が終わっても、なかなか行動レベルに落とし込めない」

今年は3年生を担当しています。

今月に入り、進路に向けて三者面談を行いました。

こちらでメモは取るものの、三者

「いつまでに何をするか」

を口頭でで確認して終わっていました。

自主的にオープンキャンパスに行けない生徒も少なくありません。

口頭のみでなく、可視化して確認しお互い形に残しておきたいと感じました。

先週生徒から個人面談の希望があり、時間が限られていたのでホワイトボードを用いて見える形で確認しながら進めていくことにしました。

これがなかなか良かったので記録しておきます。

ホワイトボードを使って面談してみよう

私は以前、ちょんせいこさんのホワイトボードミーティングの講座にも参加したことがあります。

 

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それ以来、ホワイトボードの魅力にはまってしまい100円ショップで手に入るミニホワイトボードは20枚、A3の連絡用のホワイトボードは1枚常備しています。

今年は机と同じ40☓60サイズのホワイトボードを10枚購入し、ホームルームでも使っています。

とはいえ、ロングホームルームなど教室でのペアやグループでの話し合いに利用しているのみで、面談では利用したことはありませんでした。

しかし面談こそ、アクションプランまで可視化し、落とし込むことが必要だと感じました。

本人の話を聞きながら自分だけが分かるようにメモを取っていても、生徒は頭のなかにある心配事を繰り返すばかり。

1時間近く話を聞いても「聞いただけ」で終わってしまうことも多いからです。

もちろん、「聞いて欲しい」だけならホワイトボードを使う必要もないかもしれません。

しかし、実際には友人関係のトラブル、進路、生徒指導など本人が目で見て確認したほうが理解が進むかなと感じています。

何について話すか?まとめるか?

先週個人的に面談の希望があったテーマは、進路、保護者のことです。

ホワイトボードに、日付と生徒の氏名、箇条書きで今日話したい内容を記入しました。

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  • 進路のこと
  • 保護者との関係
  • 今の自分…この週末どう過ごすか?

大学には行きたいが学部など何も決まっていないこと。

志望大学について、保護者から

「名前も知らないような大学には行くな」

と言われていること。

今週末にオープンキャンパスに行きたいが、どこに行けばいいのかわからないことなどがあげられました。

生徒の言葉を聞き取り、意味は変えずに短くまとめていきます。

その場で、いくつかの大学のオープンキャンパスの日程をスマホで調べさせます。

「何月何日に◯◯大学のオープンキャンパスに行く」

までホワイトボードに記入し確認できました。

写メして記録に残し、後日確認

私も生徒も写メして、同じ記録を共有することにしました。

データを残すことで、私もいつ誰と話をしたか確認することができます。

プリントアウトしてその後実行したか声をかけてその紙に記入していこうと思っています。

まとめ

今回初の取り組みでしたが、

  • 面談にかかった時間は約20分。大幅な時間短縮(私の中ではこれが一番大事)
  • 生徒と文字を読んで確認、データ入力しなくても記録が残る
  • 先生がまとめてくれたことによる満足感

が得られたのではないかと感じています。

年内にあと2回ある面談でも、ホワイトボードを利用して可視化しながら進めて行こうと思います。

ホワイトボードを使って意見をまとめたり、ファシグラするのは全く苦ではないので…!

注意点として、面談時に

「ホワイトボードを使いながら面談してもよいか」

と了承を得てから使おうと思っています。

書きながら話を聞いたら失礼と思われたりするのか少々心配なので…。

また、ちょんせいこさんのメソッドでは、3色のホワイトボードマーカーを用いてアクションは青と色使いを分けています。

練習してそこまで到達できたらいいなと感じました。

ではまた☆

[講座]行き詰まる授業の参考に!gaccoオンライン無料講座「アクティブで深い学びのデザイン」

「忙しすぎて、自主研修をする時間すらない」

「でも、授業がなかなかうまくいかない…ヒントが欲しい…」

私も、新年度早々授業が行き詰まっております!(笑えない…!)

gaccoのオンライン講座をご存知ですか?

大学教授陣による本格的な講義を、誰でも無料で受けられるウェブサービスです。​​

以前も、gacco講座インタラクティブ・ティーチングをご紹介しました。

 

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5月末から、教師にとって魅力的な講座が開講しましたのでご紹介します。

gacco講座 「アクティブで深い学びのデザイン」

「アクティブで深い学びのデザイン」 

東京大学大学院、大阪教育大学大学院、大阪市立大学大学院の4名の先生による講座です。

課題を提出せず、聴講のみの受講も可能。

講座内容を見てみると、2020年以降順次移行していく新カリキュラムを考える上で参考になりそうです。

「アクティブで深い学びのデザイン」

受講開始日:2018年5月23日

講座内容

昨今、学習者の主体的・対話的で深い学び、すなわち「アクティブ・ラーニング」という言葉が教育界を取り巻いています。 もちろん、これまでも、そしてこれからも、学習の主体は「学習者」です。

しかしながら、その学習を支え促す教材や環境などを「デザイン」する主体は「教師」です。そうした理念に基づいて、本講座「アクティブで深い学びのデザイン」は創られました。

この講座では、基本的な問いである「アクティブ・ラーニングで学習者にいかなる資質・能力を育むのか」というところから、「その学びをデザインする教師の役割はどのようなものなのか」といった問いについて、一緒に考えていきます。

また、形だけのアクティブ・ラーニングではなく、学習者自身が自らの思考を深め、それに基づくアクションを展開できるために、1つひとつの授業においていかなる工夫をし、単元・年間のカリキュラムデザインをどのように構成するのかについて、理論的・実践的に学びます。

加えて、教師がコミュニティをつくることによって、アクティブ・ラーニングを基軸とするカリキュラムを開発するための集合知を構築するヴィジョンも提示します。

主に、教師や教師を目指す学生を対象とした内容となっていますが、広く人事研修・教育に関心のある方にも受講していただけます。

第1週:アクティブで深い学びとは

今、なぜアクティブ・ラーニングなのか アクティブ・ラーニングの教育学的位置づけ アクティブ・ラーニングで育む資質・能力 学習指導要領とアクティブ・ラーニングの接点 教育現場におけるアクティブ・ラーニングの好事例

第2週:アクティブ・ラーニングに求められる教材

「深い学び」の実現に資する教材開発 生活体験の教材化 地域社会の教材化 社会のリアルの教材化 ポップカルチャーの教材化 合科的・総合的な教材

第3週:アクティブ・ラーニングとICT活用の接点

アクティブ・ラーニングとICTの関係 高等教育におけるICT活用事例 中等教育におけるICT活用事例 1 

第4週:アクティブ・ラーニングのためのカリキュラム・マネジメント

アクティブ・ラーニングの成立と充実に資するカリキュラム・マネジメント カリキュラム・マネジメントの要素 カリキュラム・リーダーシップの意義と実践 新学習指導要領におけるカリキュラム・マネジメント

第5週:教師自身のアクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニングの実践に求められる教師の創造性 教師たちのアクティブ・ラーニングの舞台としての校内研修 校内研修における共同的な学び 1 校内研修の持続的発展 校内研修のコンサルテーション

第6週:アクティブ・ラーニングの実践を持続的に発展させるために

アクティブ・ラーニングの留意点 アクティブ・ラーニングの成立条件 アクティブ・ラーニングの発展条件 アクティブ・ラーニングの未来

目次を見るだけでも、気になるキーワードが沢山出てきています。

アクティブラーニングとICT…

校内研修での協同的な学び…

アクティブラーニングの成立条件…

知識として蓄え、今後の参考にしていきたいです。

実際に視聴してみました!

すでに第2週が終わろうとしています。

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全ての講座を視聴しましたよ〜!!!

と言いたいところなのですが、まだweek1の2講義しか聴講できていません。。。

私の場合、主に通勤時間を利用して電車内で視聴しています。

kindle読み上げなら、画面見なくても良いんだけどなぁ…。

2講義だけでも、今までのアクティブラーニングの歴史、どうすれば授業がアクティブになるのか?というヒントが得られました。

ぜひ、聞いてみてください。

聴講後はまとめのテストを受けられますし、ディスカッションを行うこともできます。

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活発なディスカッションが行われています!

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資料の閲覧も可能です。

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まとめ

この動画を見たあとに、おなじみ「Find!アクティブラーナー」が提供元として表示されるのに驚きました!

無料サービスでも教員研修に役立ちたいという思いが伝わってきました。

また、より多くの先生方にアクティブ・ラーニングおよび授業の研究の機会をご提供したいとの思いから…

今週より、「Find!アクティブラーナー」にご登録いただいた先生方に、授業に役立つ便利ツールを抽選でプレゼントするキャンペーンを開催予定だそうです。

今回、先生方に特に人気の、『スズキスクールタイマー』『まなボード』を賞品として

ご用意しているとのこと。

『スズキスクールタイマー』6,800円相当 5名分 

『まなボード』4,500円相当 10名分

さらに、有料会員向けコンテンツが全て無料で視聴いただける初月無料キャンペーンも開催しております。

Find!アクティブラーナーが、今なら無料で動画が見られ、プレゼントも当たる!

私も、スクールタイマーとまなボード欲しいです…(でも、学校会員だった)

よかったらどうぞ!

find-activelearning.com

ではまた☆

[働き方]人生、仕事に睡眠に…どれくらい使ってる?一週間をグラフに表してみた

今回は人生と働き方がテーマです。

「仕事の量と勤務時間がどうしても釣り合わない!勤務時間を長くしないと仕事が終わらない…!」

「毎日デッドラインに追われてるのはなぜ?今年の仕事量を可視化したい」

と思ったのがきっかけ。

でも、とりあえず仕事よりも自分の一週間の暮らしぶりを可視化してみることにしました。

この記事を書く前、一週間以上熱と格闘!

このブログを毎週月曜日に更新するように努力してきました。

しかし、先週は記事の更新ができませんでした 。

その理由は、5月の下旬からずっと咳や熱でダウンしてしまったからです。

咳が一週間、熱も一週間以上続いてしまいました。

熱が出ていてもとりあえず出勤していましたが…結局熱が下がらず。

地域の総合病院の救急にお世話になる羽目に。

レントゲンや採血をしても原因不明、欠勤したのは二日間だけでしたが、家で五日間ほど寝込みました。

「このまま寝たきりになったらどうしよう」

と不安に苛まれる日々を過ごしました。

翌週にどうしても出勤しなければならなかったため、再度総合病院で診てもらい、結果は「回復傾向」ということで仕事へ。

仕事はものすごく溜まってしまい、しかし遅くまで残ることもできず。

久しぶりに苦しい思いをしました。

教員で共働き世帯の現実は?

我が家は夫婦で教員をしています。

子どもが3人、私の実家が近くにあり、家事や子育てを少し手伝ってもらっています。

まずは、自分の一週間を仕事・家事・育児・通勤・自分時間など大まかな時間に分けてパーセンテージで表すことにしました。

Google スプレッドシートを利用したところ、グラフを画像として保存でき大変便利ででした。

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実際に保存した画像はこちら。

1週間の時間の使い方です。

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実際に数値化しパーセンテージで表すことにより、人生を何に使っているか改めて理解できました。

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通勤時間はやはりネックかも!

自分時間よりも通勤時間が多めであることにショックを受けました…。

仕事をしている時間と睡眠時間はだいたい同じ程度?!

平日は朝1時間、夜三時間を家事・育児に当てているので、子どもと接している時間も少ないですね。

保育園、学童にお任せしすぎたかもしれません。

子どもと一緒に寝るようにしているので、睡眠時間を毎日7時間半は確保できているのが救い。

「自分時間って何だろう」

というのも改めて考えさせられたことです。

今のところ朝5時に起き、6時までブログを書いたりインターネットで調べものをしたりしています。

そこを自分時間に当てました。

また、休日は朝から週1でランニングをしていたり、趣味の合唱に費やしたりしているので毎週自分時間が1時間ということはありません。

自分時間と言っても、教育に関係する本を読んだり、仕事に関わるブログを書いていたりしているため、これが自分時間で良いのかな…。

もっと、仕事と離れた趣味に力を注ぐべき?!

夫は土曜日は授業で出勤、日曜日の半分くらいも現在は広報の仕事で相談会に参加しています。

そのため、夫に子どもを預けて一人で出かけたりすることもままならないため土日の育児や家事時間がかなり長いことも見えてきました。

現実から見えてくる理想的な働き方、生き方

大きな見出しをつけてしまいましたが、とりあえず今のところは健康が前提であれば仕事時間と睡眠時間のバランスは悪くないと思います。

ただ、これは育児のために早く帰宅してるためというのもありそうです。

育児が終わったとしたら、このバランスは大きく崩れると考えます。

とはいえ、育児しながらでも午後9時頃まで働いている女の先生は結構多いです。

甘えてばかりはいられないかな…。

もう少し、時間に追われずに働きたい。

まとめ

つらつら書いていたら、とりとめのない内容になってしまいました…。

時間は目に見えないものなので、

「1日24時間のうち実際にどのような活動をしているのか」

可視化してみると新たな気づきがあるかもしれません。

私も自分時間より通勤時間の方が長いということに少しショックを受けています。

次は仕事の内容を洗い出し、自分がどんな仕事にどれだけ時間をかけているのか確認してみます。

残念なことは、その洗い出しができたからと言って自分で仕事の分量をコントロールすることが難しいということです。

どの仕事も、不要だからやらなくていい、とはならないでしょうし…。

ではまた☆  

[家庭科]今年のチャレンジ!授業での絵本の読み聞かせの経過報告、静かに高校生は聴けている?

小学校ではよく取り組まれている、絵本の読み聞かせ。

実践の記録を読んだことがある人も多いのではないかと思います。

高校の家庭科でも絵本の読み聞かせをしているという声をちらほら聞きます。

本の選び方によっては、勤務先の生徒も絵本を読み聞かせることで聞く姿勢ができてくるのではないかと考えました。

ということで、今年は1年間絵本の読み聞かせに取り組むことにしてみました。

 

manabito.hateblo.jp

 4月は9つも目標を立ててるんだ…あとで見返してみないと!

動機は、知人のフェイスブック投稿から

相変わらず Facebook が仕事の良い情報を得るきっかけになっています。

Facebook ではもっと詳細を書いてくれているのですが…過去のはてなブログの記事から絵本の読み聞かせの記事を書いていらっしゃるのでこちらに貼っておきます。

kumasan5580.hatenablog.com

家庭基礎に単位で一年間絵本の読み聞かせをしているそうです。

学力的にも勤務先と変わらないようなので、これなら自分も続けられるのではないかと感じました。

絵本の選び方が難しい!

まず、先行実践を追試するところから始めてみたいと思います。

Facebook でも1年間どんな本を読んだのかどんなテーマで読み聞かせているのかということを伺っていました。

まずは、地域の図書館で借りられそうな絵本は何冊か借りてみました。

借りて読んでみて、

「この絵本なら高校生に読み聞かせられそうだ」

と思ったら、職場の図書室に購入してもらえるようリクエストしています。

私が考える読み聞かせ絵本の基準は、

  • 3分から5分で読み聞かせが終わること
  • 高校生が読んでも面白いと感じられるクオリティのもの
  • 人生について何か考えられるようなテーマ性を持っていること
  • 授業のテーマに沿っている内容であること

といった感じでしょうか

他にもこんなテーマで読み聞かせをしているという方がいらっしゃいましたら教えてください!

実際に取り組んでみました!

今年度から、家庭科の授業で読み聞かせを始めてみています。

4クラスを担当しているということは、一冊の絵本を4回読み聞かせるということです。

授業は2時間続きのため一週間に一冊用意できれば大丈夫。

1年間で必要になるのはだいたい20冊前後と考えています。

「一冊を何クラスも読むのは大変だなぁ…」

と思っていたら、Facebookの知人もおなじように一週間に4回読んでいるようでした。

ガイダンスを除いて、3冊ほど絵本を読んでみました。

現在は、保育分野の授業をしています。

妊娠出産を扱う内容の時の本は…

1冊目:うちにあかちゃんがうまれるの

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写真絵本を用いて出産の様子を絵本で伝えていきました。

この絵本は四人目を自宅出産した時の記録を3人目の娘さんからの視点で描いたものです。

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ご家族全員で出産を応援!

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赤ちゃんの表情の変化が、見ていて可愛らしく感じます。

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赤ちゃんの体の成長については…

2冊目:あかちゃんてね

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という写真絵本を用いてみました。

これは、赤ちゃんが生まれてから1年目までを1ヶ月ごとに写真で伝えていく内容です。

こちらも上のお姉ちゃんの視点から、赤ちゃんでこんななんだよ!と語りかけてくれています。

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教科書に載っている赤ちゃんの成長の様子とリンクしているので、

「教科書のここに載っていたよね」

と生徒と確認することができました。

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一年でこんなに大きくなっちゃうの!

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私は、5,6ヶ月くらいがかわいくて好きです。

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おねえちゃんとのペアルックが、だいぶ人間らしくなってきたと感じさせますね。

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子供の児童文化財についての授業の際は、名作絵本として…

3冊目:ぐりとぐら

を読み聞かせてみました。

生徒が内容を知っているので次にどうなるか応答しながら読み聞かせることができました。

今まで何回か読んでみて感じたことは…

読んでいる間、生徒は何とか静かに聞くことができました。

ただ、うつぶせになったり、スマホをいじったりしてしまう生徒も見受けられるようになりました。

私の読み聞かせがヘタなのか、選書が悪いのか…?

「どうすれば集中して静かを作り、聞く姿勢ができるか」

ということについてもう少し考えてみたいと思います。

まとめ

保育分野は終わっても何かしら絵本を読み聞かせて行こうと考えています

生徒が色々考えてくれるように、楽しいだけの絵本に偏らないようにしていきたいと考えています。

ただ、私の場合、感動的な絵本を読んでしまうと泣いてしまう…という課題があります。

そこをなんとか克服できれば、読める絵本のバリエーションも広がるのではないかと考えています。

先日も、職員室にあった、

  • だいじょうぶ だいじょうぶ

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という絵本を音読いるうちに、涙が出てきてしまい困りました。

とほほ。

高校生に読み聞かせる絵本で、おすすめのものがあったら是非教えてください!

夏休み前までの絵本読み聞かせまとめの記事も書きました。

 

manabito.hateblo.jp

 

その後の実践報告はこちら!

 

manabito.hateblo.jp

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よかったらどうぞ。

ではまた☆

[働き方]15年前、私が私立学校を転職しようと思った3つの理由

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教員のお仕事シリーズ?!です。

 

manabito.hateblo.jp

 

教員になり、20年近く経ちました。

大学を卒業して初めて勤めた職場を5年で退職し、現在の職場に移りました。

当時と現在とでは時代が違いますが、自分の棚卸しとして記録しておきたいと思います。

15年前なので、21世紀になった頃、ガラケーはあるけどスマホはない、パソコンでインターネットを見ている時代です。

とはいえ、今でも同じような境遇にいる人も少なくないんだろうなぁ。

では、私が退職の決め手になった主な理由を3つあげてみます。

トップダウン激しすぎ…?

務めるまで、私立学校のシステムがどんなものか全く知りませんでした。

初めに勤めた学校は、創設者の親族が校長や理事長を務めていました。

創設者の親族が亡くなった際には職員がや生徒が法事に駆り出され、受付や接待を任されるような職場でした。

今まで公立学校しか経験がなかったため、私事なのでは?と思うようなことを職員ににやらせるというのが個人的には腑に落ちないませんでした。

学校も職員も、私物のような扱いを受けていたように感じます。

当時は職員が自由に意見を言えない雰囲気もありました。

職員会議で意見を言う人間を危険人物としてチェックしているようでした。

会議では決まったことがどんどん発表され、職員間で議論ををするようなが経験が全くなかったのを覚えています。

もしかしたらこれが私立学校のスタンダードな姿なのかもしれませんが…。

家庭科の単位が毎年ドンドン減っていく

生徒減もあり、方針転換を迫られて進学校を目指したため、カリキュラムが事前予告もなく毎年発表されていきました。

毎年英語や数学の単位が増え、美術や音楽、家庭科の単位がギリギリまで減りました。

家庭科4単位が高校で1単位までになってしまいました。

ホントは単位ごまかしじゃないのか…?

情報の免許もないのに、

「情報の教員が足りないから何クラスか情報を持って欲しい。WordとEXCEL使えるよね?」

と、情報を持たされていた時もあります。

被服室は普段使わないからと教室になってしまいました。

結婚退職をすすめられた!

職場内で今の夫と出会い結婚することになりました。

今まで結婚してそのまま職場に残っているケースはありませんでした。

そのため、どちらか仕事を辞めるように言われたのですが…校長に呼び出されて辞めろと言われるのは私のほうでした。

「結婚退職じゃダメなの?」

と、何度言われたことから。

夫は言われません。

よほど仕事できないんだなぁ…。

私なんて、いらない存在なのね…。

と、結婚の喜びよりも、仕事の上で評価されてないことの方が辛く感じる時もありました。

公立の教員採用試験を合格すればいいだけの話なのでしょうが…当時は就職氷河期で、教員採用試験の倍率は10倍以上。

一次すら通るのも大変です。

結局、結婚して残らせてもらっている一年の間に転職活動をして、今の職場に落ち着きました。

まとめ

今回、初めて自分の転職経験を記録してみました。

私立学校なら当たり前なのか、それとも違うのかよく分かりません。

民間企業と同じで、それぞれの職場文化があるのでしょうか。

最近の私立学校は、期限付きで専任教諭と同じ扱いをする学校も多いようです。

「専任教諭への登用があるかもと3年間言われ続けたが同期と共に全員クビを切られた」

「担任まで持たせて、結局は有期雇用でした」

という声をここ何年か入ってきた新人さんから聞きました。

各学校の教員採用のお知らせを見ても、あらかじめ有期雇用と書いてある学校も少なくありません。

教員の雇用環境は、これからもどんどん厳しくなりそうですね…。

ではまた。

[働き方]「教師向いてないかも?」と思い余って転職エージェントに登録した話

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「この仕事、本当に自分に向いているのかな?」

「教員が転職するとしたらどんな仕事があるの」

教師の転職、考えたことありますか?

私はあります。

新卒で勤めた私立学校を5年で辞め、今の勤務先に勤めはじめてはや15年。

とはいえ、3人の産育休でキャリアは11年。

今の職場で仕事をし始めてからも、

「生徒に上手く指導ができない。この仕事は自分に向いていないかも」

「子育てしながら専任を続けている女の先生はデキる方ばかり。ひとたび生徒指導が起きれば、退勤が21時過ぎかなり遅くなってしまう。多分続けるのは難しいのではないか」

という悩みにぶち当たり、育休中や復帰してすぐは

「辞めるか転職するか、何かしらアクションを取らないと」

という思いでインターネット界隈をウロウロしていた思い出があります。

今回の記事では、自分の価値を知るために転職エージェントに登録してみた話を書いてみたいと思います。

今はなき転職エージェントに登録してみた

3人目を出産した2010年頃、

「転職エージェントに登録して、自分の市場価値を知る」

みたいなことが私の周囲のブームになっていました。

教員の価値は市場ではあまりないだろうなと思いつつ、エージェントに登録。

gmailのメールボックス内で検索をかけると、昔のメールが出てきました!

会社名でググってみましたが、すでになくなっているようです。

市場価値のない、見込みのないアラサー女性にもご丁寧なご連絡をいただきました。

転職エージェントから「第二新卒」扱いを受ける

以下が、頂いた返信の内容です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

○○様のご希望されている職種に対してですが、 現職からの転職の場合、第二新卒の方と同じような評価となります。

教員(家庭科)という職種がとても限定された職種であり、 学校と企業という環境の違い、対学生と対社会の違いなどから、 キャリアを活かしの転職となりますと、塾講師のお仕事になると思います。

しかしながら、当社で塾講師の求人を取り扱っていない為、 ご紹介が難しい状況です。

折角ご応募いただきましたのに、お力になれず申し訳ございません。 また何か機会が御座いましたら、宜しくお願い致します。

ご紹介させて戴くお仕事に関しては、多いものですと営業職や事務職が 御座いますが、業界や職種など皆様のご希望をお伺いし、 ご希望にマッチできるお仕事を紹介させて戴いております。

評価と同じように、年収も業界や職種、業務内容によって異なりますので、 一言でお伝えする事は難しいです。

また、第二新卒の扱いになるという事は、社会人経験はあるが、 未経験の扱いとなりますので、給与面に関しては新卒の方と 同等の金額からのスタートだと思って戴くと解りやすいと思います。

簡単な説明しかできず申しわけ御座いません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一般企業で働いた経験がないので、妥当なお返事だと思います…。

まとめ

8年前、なぜ転職エージェントに登録しようと思ったのかナゾ。

教員ならば、各都道府県の教育委員会や私学協会の講師登録をするのが真っ当なやり方ですよね。

でも、このときは教員自体向いてないと感じていたので、ここではないどこかに行きたかったみたいです。

民間から教員になる人も多い一方で、教員を辞める人も結構多いと思います。

その後、一体どのようなお仕事に就かれているのか気になるところです。

いま、「教員 転職」でググってみるといくつかためになりそうなサイトが出てきました。

マイナビだと、民間の教育関係のお仕事が出てきました。

tenshoku.mynavi.jp

塾講師中心で、30代までが限界ですね〜。

以下の記事が載っているeducation carrierは、教員専門の転職エージェントなのだそうです。

education-career.jp

ten-navi.com

 

現在ではいろいろなサービスがあることがわかりました。

ではまた☆