[働き方]私立の先生も疲れてる!「私学共済カウンセリング」をうまく利用しよう!
私学共済に加入している人にはおなじみ、加入者向け広報「レター」届きました。(2014年の記事です)
普段、パラパラ軽くしか目を通さないのですが…気になる情報を発見!
私学共済「メンタルヘルス相談」始まる!
「メンタルヘルス等相談サービスを始めます」
先日、アタマの風邪を引いた時(要するに、メンタルがやられたとき)、ネットつながりのお友達から励ましのメールを頂きました。
お友達は、育休中に育児でメンタルが辛くなり、ダンナさんの福利厚生を使って電話でのカウンセリングを受けて無料だったよ、とのこと。
そのこともあり、レターに目を通す時にもアンテナが立っていたのだと思います。
お友達によると、その時のカウンセリングはフォーカシングという手法で、とても有効だったとのこと。
フォーカシングについては、先日読んだ下園さんの本にも紹介されていました。
下園壮太さんの本は、メンタルヘルスで悩んでいる人は必読といえます!!!!!!!
この記事を再読して、手元に既になかったのでKindleで再購入してしまいましたよ。
こちらの本もおすすめです。
すぐ変わるというよりも、自分の根っこの考え方が少しずつ変化していくような感覚だったそう。
薬にはまだ頼りたくない、どうにかこの気持ちを聞いて欲しい、という人にとっては効果があるかもしれません。
このメンタルヘルスサービスは、外部委託されています。
私学共済の場合、Webによるメンタルヘルスサービス、電話相談、電話カウンセリングは通話料、相談料ともに無料で回数に制限はないそうです。
面談カウンセリングは1回50分、年度内5回まで無料だそう。
ちなみに、体の健康に関する人間ドックは半額補助。
民間企業にお勤めのFB友達の、会社全額負担の人間ドックを受けての優雅なランチ写真を投稿しているのを見て羨ましくなっちゃいますぅ~!!!
人間ドックこそ、全額補助してくれてもいいのにな〜と思う反面、メンタルヘルス相談サービスは充実の方向なんだと少し驚き。
やっぱり、メンタル壊してる人が多いんでしょうかね…。
通勤時に線路をじっと見つめてしまう先生に
みなさんも、こんな症状ありませんか…?
この5.6月は、私が利用する通勤電車が月曜日人身事故でよく止まっておりました。
正常な感覚が保てていればそこまでしない。
「別人化」が進んでしまっているのです。
そうならないよう、私もWebカウンセリング受付のURLとパスワードをお守りにしておこうかな。
加入している組合によって福利厚生もかなり違いますね。
みなさんの加入されている組合はいかがですか?
多くの先生が所属する、地方自治体ではこんなサービスあるのだろうか??
2014年にこの記事を書いたのち、メンタルの調子が悪くなり夏休みに対面カウンセリングサービスを受けてみました。
また、近々その際の様子もご紹介したいと思います。
ではまた☆
[働き方]先生が個人で責任を取る時代に。教員向け個人賠償責任保険、人気らしいです!
先生の仕事をしていて、ヒヤリとしたことはありますか?
私はめちゃくちゃあります!!!!
新聞を見ていて気になった記事があります。(2015年の記事です)
先生が個人で責任を取る時代に
学校のトラブル「先生のせい」? 増える共済・保険加入
(昔の記事だったため、元記事は削除されてしまっていました…)
記事を引用しますね。
学校のトラブルで訴えられたり、賠償金を請求されたりする事態に備え、教職員向けの共済・保険加入者が増えている。
従来、責任を問われるのは学校の設置管理者である自治体や学校法人だったが、専門家は「個人に責任を求める動きがある」と指摘。
自分の身は自分で守るという意識の高まりが、加入者増の背景にあるようだ。
教職員賠償共済・保険は「生徒間のケンカの対応が不適切だと保護者から損害賠償を求められた」など、教職員が業務中のトラブルで訴えられた際の弁護士費用や賠償金を補償。
「プールの栓を閉め忘れ、自治体から水道料金の一部支払いを求められた」
「校外学習のため給食を止めるべきだったのに失念した」
など、訴訟に至らないケースの補償もカバーする。
組合、生協などで賠償責任保険に加入することができるようです。
例えば、こんな時に相談することができます。教職員共済のサイトより。こちらは月900円で様々な保障がついているようです。
総合共済の教職員賠償責任補償の特長は、
・被害者が死傷した場合だけでなく、財物損壊などの場合の見舞品、見舞金の費用についても補償対象
・加入者が損害賠償請求や訴訟を実際に受けた場合はもちろん、そのおそれがある場合についても補償
・総合共済が契約終了となっても、契約期間中に発生した事由についてはその後5年間補償
(5年以内に提起された訴訟または損害賠償を補償します)・教職員以外の方のさまざまな業務も対象
(免責となる業務もありますので重要事項等説明書等をご確認ください)支払い例
・運動会の組体操練習中に、生徒がメガネを外して足元に置いたところ、気付かず踏んで壊してしまった。
・卒業アルバム作成時に、生徒の名前に誤りがあったが担当の教員が発見できず、修復が必要となった
・学校の施設ではなく、公営の球場を借りて部活動顧問の指導のもと野球部が活動を行っていた際、顧問が2塁ベース付近で打撃練習をさせていたところ、生徒が打った球が球場の電光掲示板に当たり破損した
・学校行事のための駐車場用地として学校に隣接する空き地を借りて教員が草刈りを行っていた際、石が飛んで隣接する駐車場に駐車していた車両複数台に損傷を与えてしまった
ナゼに、先生が草刈り?
それ、仕事じゃなく無いですか?
さすが、定額働かせ放題だな…。
私も壁のペンキ塗りやらされますけどねぇ…。
ちなみに、私が賠償責任保険に興味を持ったのは、以前授業中に違反物のゲーム機を預かって返しそびれて教室に置いてあった間に盗まれてしまい、同じ機械を弁償したという経験から。
同僚、管理職からは
「それは弁償するしかないね」
と言われたきりでした。
(ちなみにこれ、家族で入ってる賠償責任保険でカバーできたりしたのかな?)
自分の身は自分で守らないと…!!!!!
早速、調べてみました。組合員なら入れる共済です。
1年間で1800円。
しかし、4月からしか加入できないことがわかりました。
来年度は時期を見て加入してみようと思います。
現在、加入できてる?
…と、時期を見て加入しようとしたところ、
基本的な医療保険や生命保険に入っている人のオプションなので加入できませんでした。
今のところ、8年前のゲーム機弁償のみで済んでいるのですが…
また、スマホをなくしてしまったりした場合に弁償するのかもしれません。
その際は、ゲーム機15,000円では済まないですよね~。
やっぱり入っておこうかしら…。
ではまた☆
[WLB]レクチャーとランチ交流会レポ!育休後カフェfor教職員・その3
完結編?!です。
関連記事:
山口さんのレクチャー
対話の間に、山口さんが資料をつかってレクチャーしてくださいました。
迷走する両立支援の著者との懇談から生まれた本。
頂きました。ありがとうございます!
仕事と育児の両立を時間軸にしてみる
今まで仕事100と育児100を足して200にしようとしている。
すると、キャパがどうしても足りなくなる。
時間が経つに従い、育児にかけるキャパは減っていく。
その間に効率、能力ともにパワーアップしていると考えるとよい。
40、50代でも挽回できるから、ぜひとどまって頑張って欲しい。
短時間勤務について
中長期的なキャリア展望と、制度利用に伴うマイナス面、パートナーと育児を分担する意識をしっかり持った方が良い。
確かに、私も短時間勤務を2年取りましたが、キャリアの面でも遅れ、収入も減り、その分子どもとは関われるものの家事育児の負担はして当たり前になってしまう可能性は否定できないですね。
といっても我が家はダンナの協力がかなり得られる方なので贅沢は言ってられませんが…。
環境面の整備
勤務先の支援制度、保育園以外にも、民間の育児、家事サービス、町内会などの力が必要。
周囲の力をもっと借りるべき。
また、最新情報を得るアンテナを高く持つ。
情報源として、日経DUALをおすすめされてました。
ランチと交流
こちらの日比谷図書文化館、地下にオシャレなカフェスペースがあります。
なぜかパスタととんかつのコラボ。
不思議だ…!
私はとんかつ定食とムースをチョイス。
今回参加したみなさんは、仕事バリバリできるな!って感じ。
更に自分を成長させたい、と悩むからこそ、そういう場に参加するんでしすよね。
ちなみに、私は逆に仕事をしていて能力不足を感じた時はどうすればよいでしょう?
と山口さんにご相談。
ホント、この仕事を続けて行くのに能力不足を感じまくり。
マルチな能力を求められるので、ある仕事はできてもまた別の仕事は出来てないと感じることが多いんですが…。
いろいろとアドバイス頂いてありがたかったです。
今回は、ネット繋がりでお会いしたことなかった方とたまたまお会いしてビックリ!
3人目の育休中に、mixiの教職員コミュでお会いしたことのある人も。
2010年はまだmixi時代だったよね〜。
最近ログインしてない。。。
Facebookもそのうち遠ざかるのかもしれない。
育休中のアンテナ
こういうところに参加する人は情報キャッチアンテナが似ているらしく、
受講者もちらほら。
たまたま向かいの席に座っていた人があな吉手帳をお持ちで、マドレボニータで出会ったお友達と参加しましたとのこと。
育休中三種の神器?!
休んでいるうちにこの3つの講座は受講しておくことをオススメします。
と、合わせて育休後カフェを合わせると最強ですね。
利害関係のない(ここ重要)同業者との語らい、たまには必要!
主催者のるはなひさん、ファシリテーターの山口さん、ありがとうございました。
今後の育休後カフェの予定はこちらからどうぞ。
ではまた☆
[WLB]ママ先生あるあるに共感!育休後カフェfor教職員・その2
昨日の記事の続きです。(2014年の記事です)
ワールドカフェ風に、テーブルが一緒になった方とお話させていただきました。
仕事と育児の両立について
こういう場所に参加される方の特徴なのかもしれないですが、大変仕事熱心で、出産前は遅くまで残るのが当たり前、休日出勤もしていてそれをどうこれからの生活で折り合いをつけてやって行くのかというのが課題という声を多く聞きました。
先生あるあるも興味深いです。
私は、
「子どもが嫌がらずに学校に行っているだけで文句なし」
タイプなのですが、
「先生目線(若干辛口)で子どもの先生を見てしまう」
という意見も。
今まで、自分の子どもの担任の先生はハズレではなかったのかもしれません。
いや、この
「ハズレ」
という考え方自体が自分自身を苦しめます…。
あと、
「オンオフの切り替えができない」
問題も。
先生っぽく自分の子どもと接してしまわないよう担任の先生から言われたりするとか。
「だから先生の子は…」
と言われてしまったり。
教員が子どもの課題を家庭での生育歴を原因にすることはよくありますし。
またそれが自分を苦しめるのか…。
人生の中で必ず接する職業なので、相手の先入観が半端なかったりしますね。
なかなか人に仕事を言えなかったり、職業を言ったら色々と言われたり。
「IT関係です」「金融です」とかそういう逃れ方がないと言うか…。
「公務員です」という言い方もアリみたいですけど。
働き方で言えば、担任を持つか、持たないかがかなり大きいです。
子どもが小さいうちは副担任を申し出ても、担任のなり手がいなくてどうしてもお願いされることもあるそう。
メンタル面を崩している教員が必ず何名か職場にいて、特定業務の時に休む、担任を持てないコミュニケーション苦手な若手の先生…。
そういった人員のおかげで、突如担任をもつことになったりして年間の見通しが持てないこともあるとか。
学年で学級通信を出すか出さないか、学年で申し合わせをしていたり、逆に隣のクラスの先生が出しているので出さないワケにはいかなかったり。
「隣のクラスの先生は出してくれてるのに」
って言われますからね。
職場の先輩は実家頼みだったりして、
「なぜあなたはそうしないのか」
と言われたり。
教員といっても全然環境も考え方も違うので、ひとくくりにしないことも大事かもしれません。
キャリアについて
教員のキャリアは、管理職になるか、担任でいるか、研究で大学に進むか位しかないので
「うーん、キャリアね…」
って感じでした。
ただ、公立との先生との違いは感じました。
私学の場合は、倒産もありうるので…。
公立であれば、自分から降りない限り、失職の心配がないんですよね。
私学は営業もあるし…その辺の考え方はかなり違うのかな?とも。
最近は、公立も社会人枠があったりして社会人経験を持つ人を積極的に採用する動きもあります。
民間企業から転職した方によると、ムダが多いと感じるとのこと。
居眠りしてる人がいる会議の意味が感じられないとかね…。
確かに長く、人数が多く、伝達のためだけの会議。
紙が多すぎとか。
目指す教師像がある人、辞めるのは考えられないという人、同じような境遇で辞めた人もいて、すごく揺れたという人。
「仕事を辞めたとしても人生そこでおしまいよ、ではない」
という考えも、
「ここでもう一踏ん張りして育児の負担が軽くなるまで耐える」
という考えも、どちらも大事。
しなやかな軸を持てると良いのですが…。
テーブル回れなかったので、すべての人とお話しできなかったのですが、非常に参考になりました。
山口さんのレクチャーと、ランチの様子に続きます。
ではまた☆
[WLB]女性教員の育休後キャリアを考える。充実!育休後カフェfor 教職員・その1
先日、こんなイベントに参加してきました。(2014年の記事です)
今回は、教職員限定!
人生初!!霞が関!!省庁たくさん。
すぐに日比谷公園。
野外音楽堂で有名ですね。
公園内の、日比谷図書文化館の小ホールにて。
都会のど真ん中に、こんな小洒落た建物があるとは!!
JR、丸の内線、日比谷線、千代田線など使えるので、近県から参加しやすそうな場所にあります。
利用料金も公民館並みなので、いつか機会があれば利用してみたいです。(何のイベントで…??)
育休後カフェfor教職員とは?
今回は、以前私のイベントに参加して下さったるはなひさんが主催して下さいました。
参加者にはお友達のさなごんさんもいるし、Twitterで交流のある育休後コンサルタントの山口さんにも初めてお会いできるのでとても楽しみにしていました。
ファシリテーターの山口理栄さんは、総合電機メーカーでソフトウェアの設計開発に携わりながら
「優秀な女性が育児をきっかけに力を発揮できなくなるのは本人にも会社にとっても損失なのではないか」
と2010年に育休後コンサルタントとして独立されました。
今は大学生、高校生のお子さんを持ちながら企業や自治体などで育休復帰講座などを持たれているということでした。
2013年にはこんな本も執筆されています。
ツイッターのワークライフバランスカフェのファシリテーターをしてくださっていたりして交流はあったものの、最近は子どもと一緒に寝てしまうのでなかなか参加できず…。
あと、育休から復帰してすでに2年すぎていて、上の子も大きいので育休復帰直後の大変さという面ではすでにクリアーしているのでなかなかカフェに参加できずにいました。
今回は、フルタイム復帰をきっかけに体調を崩してしまったので、今後の生き方を考えたいなと思い参加しました。(とは、自己紹介では伝えてないけど…)
参加者は12名。
連休の中日に…お疲れ様です!!
当日の流れ
まず、主催者、ファシリテーターのご挨拶と、全員の自己紹介から。
お子さんの年齢、どこから来たか、お仕事先、今日話したいことなどを交流しました。
やはり、仕事の特殊性?からか、一般的な育休後カフェでは一般企業にお勤めの方と話してもなかなか共通項がなかったりして、もっと同業の方の工夫や乗り切り方を知りたいという声が多かったです。
教職員って女性が働きやすそうで育児の先輩が沢山いるイメージがあるかと思いますが、30代から40代の世代にぽっかり採用の穴があり、前を歩いている先輩が50代だったりすることも。
小学校はまだ女性が多いですが、部活などの負担からか中高と高等教育になるに従って女性の割合は激減します。
参加者の多くは小学校の先生。
中学、高校もちらほら。
高校の先生もいらして嬉しい。
私以外、みな公立の先生方でした。
まだ育休中の方も多くて、これからの生活に不安を抱えている方も。
なんだか懐かしい感覚。
その後、30分、20分の対話。
テーマ別になっていて、はじめは仕事と育児の両立について。
次に仕事のキャリアについて考え話す時間をいただきました。
仕事と育児の両立かぁ…。
長くなったので続きます!
ではまた☆
[家庭科]夏休みの宿題に家事調べと1日体験。高校生のいる家庭も、家事は母親中心なの?!
そろそろ夏休みが待ち遠しい季節ですね。
なんで6月は一日も祝日がないんだろう?
以前、夏休みにこんな宿題を出してみました。
高校生が取り組む!家事調べ&一日家事体験
家の家事を誰がどのくらいの時間取り組んでいるか調べ、そのうち5つを実際にやってみること。
項目は以下のとおりです。
家事調べの項目は…
例 ごみ出し 兄 5分
- 買い物
- 食事の準備
- 食事作り
- 食事の後片付け
- 洗濯(洗う、干す)
- 洗濯(取り込む、収納)
- アイロンがけ
- 部屋掃除
- 風呂掃除
- トイレ掃除
- 玄関掃除
- ごみ出し
- ペットの世話(いれば)
他にも家事、ありそうだけれども…。
提出された宿題を確認
- 誰がやっているか・・・「ほとんど母」の家庭が多数。自分が良くやっている、兄弟がやっている、家族全員で取り組んでいる家庭もあった。
- 高校生のやっている家事で多いのは、「食事の片付け」「風呂掃除」「ゴミ出し」。
- やってみた家事で多かったのは「部屋の掃除」。久々にやったため、一日仕事になった生徒続出。
「もっと普段から部屋は掃除しないとダメだ」
との振り返り。
気づきとしては、
「母に大きな負担がかかっているので、自分も協力したい」
と書いてあることが多く、今後も協力してくれたらいいなって思いました。
生徒から、最近の家事事情が見える
この宿題、2000年前半から出しているものです。
今回この記事を書くにあたって振り返ってみたところ、
- 家事のAI化、省力化
が激しいかもって思いました。
掃除はルンバ、食器洗いは食洗機で、洗濯物は乾燥機、買い物はネットスーパー。
そのうち、宿題で取り組む家事自体が絶滅しそうな予感…!
最後には何が残るんでしょうね??
私が敬愛する勝間和代さんもロジカル家事をおすすめしていて、実は私も実践中。
夫と子ども3人抱えてのワーママ暮らしをスムーズにするには、さまざまな工夫をする必要があります。
生徒の生活から、時代の移り変わりが見えますね!
また、先生方の家事も省力化できるならしたほうがいいかもしれません。
特に共働き世帯の方、家事分担の見える化をされていてはいかがでしょうか?
まとめ
以上、家事調べの宿題と雑感をご紹介しました。
うまく家事分担を行わないと、お子さんが中高生になっても、
「母の負担が大きいなぁ・・・」
と宿題に書かれてしまうかも。
(高校生になると、専業主婦家庭のほうが少ないです)
なんちゃって。
家事調べ、家庭科の授業内に組み込んで家事の変遷を見てみても面白いかもしれません。
三丁目の夕日では、冷蔵庫は氷を入れて、洗濯板で洗濯してましたもんね。
ではまた☆
[ICT]情報機器を授業に活かす!研修会報告。「なんで使わないといけないの?」の声に戸惑い。
先日、職場にて以下のリンクのような研修会を行いました。
実施報告を作ってくださいとの依頼があり、作成して配布しました。
その内容をざっくりご紹介します。
テーマ:情報機器の使い方について交流しよう!
きっかけ
今回の教研を行うきっかけになったのは、家庭科の講師の先生から、
「iPhoneの画面をモニターに表示するためのケーブルを買ったので、ぜひ使い方を教えて欲しい」
というリクエストがあったためです。
今年度、家庭科に新しい先生が来られたのをきっかけに今までの授業のやり方や流れをウェブでも共有しています。
新しく入った人が困らないシステム作りもできると良いと思い実施することにしました。
集まった先生方との交流
集まってくださった先生方の困っていることや、知りたいことは以下の通りです。
A4の紙にキーワードを書いていただいて、KP法のようにご報告頂きました。
- 遠隔でスマホを操作したい(AppleTVのことのようですが、すでに販売されてなくて残念!)
- スマホからパワーポイントを映したい
- youtubeをスマホから流していると切れてしまうので困っている(通信が切れちゃったんですかね~~?)
- CDをスマホに入れて、流したい(ご質問された方は、itunesの存在を知らず…)
- 紙で英単語を黒板に貼ってる時代のままではいられない。板書の時間を減らし生徒の活動時間を増やしたい
- フラッシュカードを作りたい
- 生徒が作った作文をすぐに映して全員で共有したい(実物映像機??すぐに写せるプロジェクターがあればスマホのカメラでも共有できそうです)
- パワーポイントや動画の再生の練習をしたいのだが、いつどこでやればいいのかわからない(講師の先生の悩みって、聞いてみないとわかりませんね…)
- とにかく簡単に使えるようにならないの?(それでもかなり、簡単に使えるようになったと思うんだけど…)
参加者のわかる範囲で交流を行いました。
実際に情報機器を使ってみました
PCに詳しい先生にご協力いただき、パソコンをモニターにつなげて表示していただきました。
- Googleドライブの作り方
- Googleスライドの作り方
- 動画の再生をパソコンで行う理由(早送り、巻き戻しが容易に行えるため)
- スマホをモニターにつなげる方法
- Googleスライドをモニターに映す方法
- 他、便利なアプリの紹介
- 個人のスマホを使うときに注意すること
学校でスマホのコネクタを購入したので、これからは気軽に使えると思います。
これからの授業に活かすためには?
- Wi-Fiが必要、ないとお話にならない?
教室でスライドや動画を見せる際に、Wi-Fiがないから不便だな…と思う時がかなりあります。
教員の個人の通信データを使っているため、通信制限がかかってしまうと表示できなかったりしてしまうので困っています。
また、次の項目とも関わりますが、生徒が調べ学習をしたい時にiPadがネットに繋がっていないとブラウザで調べられません。
Wi-Fiを早急に導入する必要性があると感じました。
- 教員が一方的に情報機器を使っているだけではダメ
今回の教研では、
教員が情報機器を利用して板書の手間を省いたり、
言葉で説明しづらいことを写真や動画で見せる
など教員にとって便利な手法の共有にとどまりました。
しかし、ICT教育というのは生徒も情報機器を用いて相互に学びをすすめていくものなのだろうなぁと改めて感じました。
いま、近隣の公立中学校では生徒にiPadが全員支給されているそうです。
子どもが使っているスマイルゼミなど、タブレット端末での学習を見ていると、英語の発音の手本が流れてそれを真似すると声紋チェックをしてくれます。
情報機器での学習をすでに行なっている子どもたちがどんどん入学してくるという現実を知っておく必要があるでしょう。
まとめ
今度も、リクエストがありましたら同じような内容で実施していきたいと考えています。
不明な点がありましたら、わかる範囲でお答えしたいと思いますので気軽に声をかけてください。
(ただ、ある程度検索で調べる練習もしましょう〜。例「iPhone 電源 おちる」など)
さらにまとめ
当日は、
「情報機器で何ができるか」
を交流しようと思っていたところ、
「なぜ、情報機器を使う必要があるのか」という手前の考えを持っている方も参加されたため、最後の質疑で
「カタカナ語ばかり。まず言語の違いを感じた。もっとわかりやすいようにして欲しい(途中参加でそこまで言われても…??)」
「そもそも、情報機器を利用するメリットはなんなの?なんで使わないといけないの?」
という方も参加されていて戸惑いました。
思わず、
「ご自身にメリットが無いと思えば、別に使わなくてもいいんですよ」
と答えちゃいました。
情報機器は単なるツールであって、目的ではないのですから。
とはいえ、利用できれば声が届かない生徒に画面で見せられたりとメリットもそれなりにあると思うんですけどね。
画像や動画を見せる必要性を感じている教科(理科、家庭科、社会科、英語科)と、そうではない教科(国語科、数学科)との違いなんでしょうか??
メリットがないと仰っている先生は国語科でした。
また、研修会の振り返りを行った際、
「機械音痴の先生は年寄りばかり。時間が解決する」
という意見も…。
そんなの待ってたら、学校無くなりそうですが大丈夫?
逆に、
「情報機器にチャレンジしない先生は、先生失格」
と、いう声もありました。
こちらのまんがでも、ITにチャレンジする先生の奮闘を励ます内容が載っていましたね。(ただ、なんでいつもITオンチは年配の女性教員なんだと思ったりもする)
普段の研修会の倍の人数が集まったためニーズはとてもありそうです。
継続してこの研修会を行いたいと思っています。
まあ、使える人はこんなのに参加しなくても自分で試行錯誤してできちゃうと思うんだけど…。
「まんがで知る教師の学び」シリーズのご紹介はこちら!
ではまた☆
[ICT]教員のための、「情報機器を授業に活かす!」研修を行いました。
今年度、研修担当になりました。
同僚の講師の先生から、
「iPhoneをモニターに映すやり方を教えてほしい」
と言われており、
「それならば研修でやってしまおう!ニーズとして、他の職員の方の関心も高いはずだ!」
と早速、5月中旬に
「情報機器を授業に活かす」
をテーマに学習会を行いました。
以下、当日のレジュメをこちらに残しておきます。
本日の流れ
1.参加者の自己紹介&情報機器を授業で使う上で、困っていることや知りたいことについての交流
2.情報機器を授業で使用する上で効果的な使い方、注意点を紹介
情報機器を仕事に活かす!
Googleアカウント取得
Googleスライドを使うために、Googleアカウントを取得します。
職場のブラウザchromeを使用する際もログインすれば家のパソコンと同期できて便利です。
Googleスライドで、板書の手間を減らす
Googleドライブから、新規でGoogleスライドを作成します。
Googleスライドには、無料で使えるイラストを貼り付けたり、画像やYouTubeを貼り付けたりすることができます。
スライドの作成にあたっては、スマートフォンよりもパソコンから作る方が手間がかからないと思います。
作成したら、コネクタを使ってTVモニターに映してみましょう。
Googleアンケートからの、スプレッドシート集計
Googleでアンケートを作成できます。
保育園の交流会出欠アンケートで利用したことがあります。
授業で使ったことはありませんが、作成したアンケートに入力するだけで、スプレッドシートに数字が入力され、集計まで済ませることができます。
生徒のスマートフォンを用いてQRコードで読み込ませ、アンケートに参加してもらうというのはいかがでしょうか?
YouTubeで反転学習
埼玉の県立高校の生物基礎の授業で行われた実践です。
『学び合い』形式での授業で生徒が自由な座席で相手を変えたりしながら、その日の目標になっているところまで各自が学習をすすめていきます。
生徒に配布されている資料にQRコードがついており、先生が解説している10分程度のYouTube動画にアクセスできるようになっています。それらを見て、学習を深める生徒もいるのだそうです。
世界に公開されるのが怖い方、リンク先を知っている人だけの限定公開もできますよ。
ウェブでQRコード作成
QRコードは、ウェブ上でQRコードが作成できるようになっています。(iphoneなら、QR Readerなど)
または、スマートフォンのQRコード読み取りアプリを使えば簡単です!ぜひ、利用してみてください。
生徒の感想を音声入力で行う
いま、タイピングよりも早いのが「音声入力」
都立高校の大野先生が生徒の授業の感想を音声入力されているそうです。
私も、通知表の所見を書く際に音声入力を利用しました。8000字を2時間程度で入力できたのでとてもオススメです。
生徒にプレゼンさせる
大野先生の授業では、生徒が自然観察をした際にスマートフォンで画像を撮影し、その写真をプロジェクターに投影しながら1分間のプレゼンを行わせていました。
何かしら生徒がプレゼンをする際に、スマートフォンを接続できるようにしておくのもありなのかなと感じました。
例)調べ学習した際、スクリーンショットを見せながら発表する
メールを用いて、生徒の課題を提出させる
国語の授業で、メールを用いて生徒がスマートフォンに入力した小論文を送ってもらい教員の入力の手間を省けるというものです。
提出用のフリーメールのアドレスを取得し、生徒に送るよう指導している先生もいらっしゃるそうです。
タイムキープのアプリ
デフォルトの時計アプリにもタイマーがついていますし、もっと大きな画面でタイムキープしたい場合はタイマーアプリがありますのでダウンロードしてみてください。(Quick Timer!など)
ランダムに指名するアプリ
生徒をランダムに指名するときのアプリです。
教員がランダムに指名したと思っても、実際には特定の生徒ばかり当ててしまうことが多いと思います。
そんな時に、ルーレットアプリを利用すると1回しか当たらないので便利です。
(私はルーレットワード!!Freeを利用しています。他にも良いアプリがあれば教えてください。)
スキャンアプリ
写真を撮ってスキャンするアプリもあります。
グレーではなく白黒で読み込んで画像として保存もできます。
Wordなどに貼って印刷することもできますよ。
チェックリストのアプリ(仕事効率化)
付箋にメモを書いて、終わったら線を引くようにしている人も多いと思います。
毎週のことであれば、チェックリストのアプリを使うのも手です。取り組む価値はあると思います。
私も、チェックリストアプリを使うようになり、やり忘れることが格段に減りました。
例)ふきんを乾燥機に入れる、発注をかける、など
記憶より記録!(iphoneのチェックリストでもOK)
私がここ数年愛用しているアプリはこちら。
カレンダーがそのままチェックリストになるので重宝しています。
実践する上での注意!
実際に授業で利用するモニターを利用してリハーサルをすること。
どのような状況であれば見られるのか、など確認しておく必要がある。
特に、アンドロイドでは機種によって特定のアプリだけミラーリングできたりできないということがあるそうなので必ず確認をしましょう。
また、通信制限がかかっているスマホでは動画やスライドが表示できなかったりするのでご注意ください。
情報を管理するうえで注意することは…
個人のスマートフォンを使用する場合、ミラーリングすると画面全体が見えてしまうなど個人情報に注意!
通知が見えないように、通知をオフにしたり「おやすみモード」にすると安心して表示できますね。
モニターにスマホを置いておいたら生徒が触ることがあります。
そのほかにも、
「こんな風に使っているよ」
「やってみたいことがあるけれどどうしたらいいの?」
ということがありましたら教えてください。
まとめ
以上、当日の資料からのシェアでした。
交流してみて、
「教員の一手間を省くための情報機器の活用法」
についての交流だったなぁと今更の気づきが…。
生徒が情報機器を活かし、教員とインタラクティブに交流して調べ学習をまとめたり、成績の推移を確認したりするためにはまだまだ学習が足りないですね。
環境も全然追いついてないですなぁ。
学区になっている自治体では、中学生全員にタブレット端末を配布しているという情報もゲットしました。
すでにそういった環境におかれている生徒が、黒板とチョークのみの学校に進学したら…どう思うんでしょうね??
聞いてみたいです。
実際に実施したレポートも職場用に作りました。
またシェアしたいと思います!
ではまた☆
[考え]自己理解に必須!教育重要キーワード。メタ認知ってご存知ですか?
メタ認知。皆さん、ご存知ですか?
私は3年位前、勝間さんと和田秀樹先生のポッドキャストで初めて知りました。(2011年の記事です)
最近は、教育現場においてメタ認知は重要視されているらしく…
って生徒が書いたらしいです。笑
いやでも、そのくらいメタ認知大事なんですよ。
ググッたらいくつか参考になりそうなものが出てきたのでご紹介します。
メタ認知とは?
もてる方法2.0より。(これ、結構面白い!)
メタ認知能力とは、自分をあたかも外から見ているように客観視する能力のこと。
メタというのは「より高次の」という意味で、元々は認知心理学という分野の専門用語になります。
結論からいえば、メタ認知能力が高い人ほどモテて、低い人ほどモテなくなってしまうのです。
メタ認知とは(成徳大学の先生のブログより)
人間には、自分で自分のことを知り、それをコントロールする力がある。メタ認知力と呼ばれている。なお、メタ(meta)とは、[ 「何かを越えて、何かと付随して、何かのあとに」を意味する接頭語である。
メタ認知力とは、したがって、「認知についての認知力」ということになる。たとえて言うなら、頭の中にもう一人の自分(homunculus)がいて、自分のことを監視し、コントロールする力が、メタ認知力である。
メタ認知力は、2つからなっている。 一つは、「自分の心を知る力、すなわち、自己モニタリング力である。これもさらに次の3つの領域からなっている。
1)自分は何を知っていて何を知らないかを知る(知識についてのメタ認知)
2)自分は何ができて何ができないか。あるいはどこまでできるかを知る(能力についてのメタ認知)
3)自分の今現在の心の働きがどうなっているか(認知状態についてのメタ認知)
・・・
学びの場.comより。(内田洋行総合教育研究所っていうのがあるんだねー。メタ認知を取り入れた学習活動の紹介ページです。)
なぜ、子どもの自己評価活動が必要なのでしょうか。
教育の目標である「生きる力」とは自ら学び、自ら考える~といった学習者自身の主体性がその根底にあります。
つまり、学習者自身が自分の学びについてその過程や結果を価値づけ、望ましい自分へと変えていく方略が必要です。
そのため自己評価活動(メタ認知活動)は重要な活動だと考えました。
一般的には、振り返りカードや自己評価カード、自己評価表などを活用することが多くみられます。
私はこの他にも、主に社会科ではイメージマップ(写真参照)を取り入れています。
wikipediaより。(メタ認知能力を測る9項目が載っています。)
メタ認知(メタにんち)とは認知を認知すること。
人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。
それをおこなう能力をメタ認知能力という。
Knowledge Monitoring Ability
Knowing about knowing.(知っているということを知っている)、
Cognition about congnition.(認知していることを認知している)、
Understanding what I understand.(私は理解しているということを理解している)
現代において、メタ認知能力の育成は、教育、とくに学校教育において特定の教科教育を越えた重要な課題のひとつとなっている。
教員も、授業中に自分を俯瞰して見られるかは大切ですね。
授業もやりっぱなしにするのではなく、
「生徒にとってどんな意味があったのか?」「よりよく授業を行う方法はないか?」
振り返って考える必要性がありそうです。
まとめ
メタ認知=自己理解の基本。
分からないということが認知できなければ、
「これはチャレンジしても大丈夫そうかどうか」
と判断できません。
自己評価が高すぎたり、低すぎたりすることの原因にもなるでしょう。
生徒も、よく評価を「神」or「クズ」の二極化で済ませたりします。
そうなると・・・自分を客観的に評価するのは難しい!
スマートノートの5段階評価や、学級ファシリテーションの振り返りジャーナルはメタ認知能力を伸ばすのにいいでしょうね。
私も、
「自分と同じように他人も感じるだろう」
という勘違いを犯しやすいので、メタ認知能力が高くはないです。
鍛えればなんとかなるのかな…。
研究会で発表時間を守れない人は、メタ認知能力が低いのかもしれません。
そのためには…
- やりっぱなし禁止!!!
- 振り返りの時間をしっかり持つ!!!
- DCPAサイクルを実践の基本とする!!!
・・・くらいしか浮かびませんが・・・
ではまた☆
[進路]景気に左右されまくり!高校生の進路を考える・就職編
高校生の進路シリーズ、就職編です。
高校生の就職は、特に景気に非常に左右されます。
昔の先生曰く、
「バブルの頃は廊下に数えきれないほどの求人票が来て就職をどんどん決めて、卒業式には『先生、ご指導ありがとうございました!』なんてお礼を言われたものだけどね」
ということだそうですが、今は正社員になかなか決まらない上、進路未定で卒業する生徒も多いです。
ただ、高校生の就職は大学生に比べると非常に手厚いなと感じます。(当たり前か?)
手厚い!高校生の就職支援
学校によると思いますが、就職希望の生徒は高校2年の後半からハローワークの方のお話を伺ったり、自己紹介や挨拶の仕方を練習します。
3年生になり、就職者向けガイダンスに参加したり、ハローワークに実際に行ってみたり、他校と交流して専門高校の生徒の出来の良さにビックリしたり。
商業高校は高卒で就職することを前提に1年生から身だしなみからなにからビシバシ鍛えられるそうです。
7月1日からは、高校の新卒向け求人が解禁になります。
最近では、全国の求人票をインターネット上で見られるので廊下に紙の求人票が貼られることは少なくなりました。
夏から会社見学が始まり、9月から会社受験が出来るようになります。
最近、ここの会社を受けたいんですけど、とインターネットの求人サイトから印刷して持ってきた生徒がいましたが、それは今の求人であり、高校生の新卒の求人ではありません。
基本的には学校を通じて会社受験をすることになります。
縁故はこの限りではありません。
おじの会社に入る、母の知り合いから声をかけられている、といった生徒もいます。
学校と社会の評価は違う
ただ、学校的価値観で評価されている生徒が企業で評価され、就職に繋がるわけではないです…。(せつない)
コツコツやっていく製造業は求人が少なく、コミュニケーション重視のサービス業の求人が多いわけです。
そうなると、学業よりもアルバイトに精を出し、人当たりのいい生徒が学校の中で地道に取り組む生徒よりも先に決まることが少なくありません。
会社の風土もあります。黙々と、コツコツやる生徒を好むスーパーと、体育会的なノリを好むスーパー、入社試験に送る生徒を間違えると大変なことに!
アルバイト経験は最低限あったほうがいいでしょう。
経験があるということは、自分で履歴書を書いたり、面接経験があるということ。経験がない場合、会社受験のハードルがかなり上がってしまいます。
もし、アルバイト経験がなく、卒業後すぐに就職するのは厳しいと思われる生徒に対して、ハローワークでは職業訓練校をすすめています。
学校に行くのもしんどい、という生徒にはわかものサポートステーションがオススメ。
実績のあるNPOなどが運営していることが多いようです。
発達に何らかの課題がある、エネルギーが低下している、アルバイトも厳しいという場合はこういったところでサポートしてもらえると助かりますね。
学校だけではなく、ハローワークなど外部の力もお借りして、なんとか卒業後の生徒の居場所が作れないか学校でも努力しています。
社会と生徒の糸が切れないように…。
学校に通えなくなる、就労もしてないとなると社会との接点が無くなってしまいます。
引きこもりも大学中退者が多いんですよね…。
まとめ
この時期は発達に課題のある生徒は手帳を取って障害者枠で就労するかなども悩みどころです。
いま、「教育困難校」から「進路多様校」なんて言われ方をすることが多いようですが、本当に進路が多様で個別、こちらのサポートも欠かせないのでなかなか大変です。
ただ、やればやっただけ成果は出るのでそこが救いでしょうか。
こんな記事もありました。高校とハローワークの過干渉で採用側は困惑…。なるほど。
今のところ、東京オリンピックまでは景気は良いはずなので就職できるのでは?と言われています。
生徒が就職できるよう、ずっと景気が続いてほしいのですが…。
高校生のキャリア教育を考える上では、こちらの本がおすすめです。
ではまた☆