[性教育]性感染症の広がりを実感!9割が感染してしまった…実験「水の交換」
先日、えんみちゃんの本を読んで、
「水の交換、効果あるんだー」
とやりたい気持ちがムクムクとわいてきました。
この実験、10年ほど前にも知人の実践で知っていたにも関わらず、手を出してなかったのよね。。。
早速、理科の先生にも手を貸していただき実践!!!
ネット検索してもマニュアルがなかったので、方法など以下に記しておきます。
実験 水の交換
目的:誰が保菌者か分からないこと、性交による性感染症の広がり方を実感する。
道具
- 透明なプラコップ人数分
- 駒込ピペット2本
- 10%程度の水酸化ナトリウム水溶液
- フェノールフタレイン溶液
- ティッシュ、布巾など
- 1リットル程度の水
- 終わった水を捨てるバケツ
方法:20人程度の教室の場合
- コップに、30-40ml程度の水を入れる
- その中に1つだけ、水酸化ナトリウム水溶液を5ml程度ピペットで入れる
- 誰が持っているか分からないように手渡す
- 「水の交換」を行う。一度相手にコップの水を入れて、それをまた注ぎなおして半分にする行為を立ち歩いてよいので4人、4回行うよう指示。水の交換=性交と伝える。
- 交換が終わったところで、フェノールフタレインをそれぞれのコップに1滴ずつ加えていく。
- 意見の交流、振り返りを行う。
注意点
- アルカリなら重曹でもいいだろうと思い重曹粉末を溶かしてみたけれど、溶け残りがでてしまうので却下。
- プラコップを再利用しようとしましたが、洗いが悪いのか水滴にアルカリが残ってしまいました。新しいコップで毎回実験したほうが確実です。
大体10分あれば終わります。
実際に17人の教室で行ったところ、14人はコップの水がピンクに染まり、3人が透明のまま。
「えーーーまじかーーー!!!」
「だれが病気持ってたんだよーーー!これじゃわかんないじゃん!!」
生徒は広がりように驚きを隠せない様子でした。
実際、梅毒は鉄砲伝来よりも早くヨーロッパから日本に伝わったんだよぉ~。
生徒の感想
- 感染症の実験をやったが、9割程感染していて、考えさせられた。
- 性感染症の感染力をはじめて知った。いつもいってるようだけどゴムのありがたみをまた知った。
- HIVのこととかいろいろ知れたし、楽しかった!性病はすぐうつるし怖い。実験でいろいろわかった。よかった。
- 性感染症の実験はすごくほとんどの人が水の色がかわっていて危ないと知った。
- 性病がこんなにうつるなんて
- 性病にもいろいろあって、症状が出なかったりするのは、ほんとに怖いと思う。水のやつは、すごいみんな感染しててやばかった。信用できてないとだめなんだなぁ(信用よりも互いの検査をしたほうがいいと思う…。)
- 授業で、さんざんセックスは怖いものみたいに言ってるけど、こういう授業も大切だけど怖さだけを考えると、少子化にもつながるのではないか。少なくとも俺は、セックスが少し怖いと思ってしまった。(怖いと伝わってしまったようだけれど、知識を持たずセックスする方がリスクも高いし怖いように思います)
今の世の中、高校生は
妊娠も怖いけど、病気も怖いよ!!!
クラミジアは10代で増えて、HIVの感染率も上がるし、後遺症で不妊になるし・・・
>>健康注意報:性交経験のある女子高生の約7人に1人がクラミジア (05/07/14)
こんなに深刻なのに、まだ日本は性教育バッシングが行われていてビックリ。
教科として学校のカリキュラムとして組み込んでいる国も多くあるのにね・・・
細々とがんばりますわ。
ではまた☆
[性教育]性とは生きること。高校生の現状と、変えられないもどかしさ。
昨日の記事を書いて・・・
一回の講演で人を変えることができるのに、1年間授業やっていて生徒を変えられない・・・
現状を書いてみます。
妊娠すると生理が来ない
ということが分からない高校生も多いです。
先日の授業では妊娠週の数え方について知り、妊娠が分かったら早めに産婦人科へ!
・・・と伝えましたが、
「いつ生理があったかなんて覚えてないよー。だいたいってとこ?」
「このカレンダーの通り、最後にあった生理の日から出産予定日が分かるから、知らないといつ出産するのかも分からないよ???」
「そうなんだー。でもめんどくさいなー」
1学期にも体の学習で生理のあった日にチェックするよう話したんですけどねーーー。
手帳を持っていなければ、ケータイのカレンダーに始まった日を書き込むだけでもいいのに・・・
自分の体に無関心でいてほしくないな。
自分のからだを大切にするって?
こっちが本題。
すごくまじめで、教室でリーダーになるような女子。
休み時間に雑談をしていて、
「男友達と電話していて3万通話代がかかる」(2012年の記事なので、LINEがまだ普及してないですね)
から、
「その人とは距離が離れてる」
「彼女は別にいる」
・・・
すると、隣にいた友達が、
「この子、彼女いる男友達といろいろやってるんですよー。訳わかんないですよね」
さらに話を聞くと、
「彼女になりたいと思ったことはない」
「今まで他の相手ともゴムつけたことがない」
「ゴムはお財布にもらったのが1個。使ってないし、買いに行くのも恥ずかしい」
慌てて、
「いやいや、避妊なしでセックスしたら1年以内に80%の人は妊娠しちゃうよ」
と、その友達といろいろな角度から話をしてみましたが、
思考のもやもや領域に達するのが早いらしく、
最後には「わかんない」で終わってしまう会話。。。
「自分を大切に」
なんて程遠い。
「私なんてどうなってもいい」
とか、
「彼は彼女と別れてくれる」
など、
強い感情があれば、もっと掴めるものがあるような気がするのだけれど・・・
ひたすら「聴く」しかないのかなぁ。。。
ちょっとむなしい。。。
まあ、こんな会話だけで行動をやめられるなら、
タバコもみなとっくに禁煙してるだろうし、
世界はもっと平和なことでしょう。
「自分のからだ」「性の健康」
について知らないことも、
「相談できる大人がいない」
ことも、
「自己肯定感」「メタ認知」
には程遠い気がしますが、いかがでしょうか。
ではまた!
[書評]ピアの性教育に勝るものなし「ひとりじゃない 自分の心とからだを大切にするって?」
新聞の紹介記事を読んで気になっていて、川崎丸善でゲット!
読書メーターの感想から。
学生時代から性の講演会をしてきた医学生、通称えんみちゃんの本です。彼女が一貫して伝えたいことは、「自分を大切にして欲しい」「男女の関係は自分を必要として欲しい気持ちを満たすのには手っ取り早いが、一瞬であり傷つく可能性も高い」「SEXを早まらないで」「付き合うのは両性だが、妊娠し、傷つくのは女性」など。私も性の授業で同じようなことを伝えている。しかし彼女あてに寄せられた高校生からのメールを読むと、同世代の人間が経験を伝えて訴えること、ピアエデュケーションのすごさに驚きました。その文面だけでも読んで欲しい。
そう、ピア(同世代)が伝えるメッセージは本当に強い。
同じく性教育を行っているものとして・・・完全敗北宣言。
学校で呼びたい!
と思ったら、すでに研修医として活動しており、多忙のようです。
残念。。。
なるほど!メモ
読書メーターの感想に載せられなくて、でも気になった部分を紹介します。
刺青でHIV
妊娠して性感染症のチェックをしたところ、HIVに罹っていた!
性交ではなく、イベントの露店で入れてもらった刺青の針で感染していることが分かった。
刺青を入れる卒業生もいるので、これは言っておかないと!
唯一、先進国でHIVが増え続けている国
日本。
それなのに、エイズのキャンペーンも下火。
しかも、ほとんどが異性間の性交で感染してるんですけど。
性感染症のキャンペーンでよく言われる、「不特定多数」って何人か知ってますか?
2人ですよ?!
中傷があっても続けていった
活動をねたむ人たちから、ネットでたたかれたり電話番号など個人情報を晒されたりしたようです。
中傷を恐れたらいけないのね。
というか、中傷する人はそんな暇があったら自分の活動を充実されたらいいのにね。
やってみたい実践
水の交換で、性感染症がどれほど感染するのかを実験。
フェノールフタレインを使う、以前から知られているものです。
>>えんみちゃんが実際に行ったときの記事
知っているだけではダメですね。今度やってみたいと思います。
一度の講演で人を動かす
「私に語りかけられているのかと思った」
「やっぱセックスしたいんじゃなくてさびしいんだよね、私もう彼氏と別れる」
1時間半の講演で・・・すごいなー
一年間20時間近くの授業をしていても、深まりがないように感じる今日この頃です。
どうしたらよいのか、悩みますわ。。。
海外(特にヨーロッパ?)では、地域にティーンの集まるセンターがあり、
そこで同世代や専門家が相談に乗ったり、検査してくれるような場所があるそうです。
日本ではずーーーーっと見ないふり。
性の問題、こんなに放置していて大丈夫?
他の国はどうなってるの?という方は
こちらを読んでみて♪
αブロガー、ちきりんさんの紹介記事はコチラ。
性の話は続けて書いてみようかと思います。
ではまた☆
[進路]進路多様校の専門学校選びはどうなってる?入学後に後悔しないためのポイントとは
ポツポツ書いてる進路シリーズ、専門学校についてです。
興味がなければ選べないので、目的意識の高い生徒が多い(はず)。
高校生と専門学校
一般的に、専門学校で学んだことが仕事に近いと言われています。
資格を取れる(または、資格試験のための勉強ができる)専門学校…保育、福祉、看護、栄養、美容、医療、語学など
好きを極める専門学校…動物、スポーツ、アニメ、演劇、音楽、ゲーム、ファッションなどなど。
職業に結びつかないかもしれないけど、○○が好きだから通いたい!仕事に結びつかなくてもOK!という生徒もかなり増えてます。
そうなのね…。ちなみに、音楽といえば音大、美術といえば美大、体育といえば体育大と思ってた自分…。
好きを極める学校は、どう仕事に結びつけるのかな…と思うことも。
それでも、頂いたパンフレットを見てみると就職率98%!などと書いてあるのでどうなってるのか気になります。
イルカの調教の専門学校に進んだけれど、実際に調教師として働くことは出来なかった卒業生も知っています。
特に、資格を取れる専門学校の場合、入学してみたら授業の厳しさについていけず前期で退学してしまう生徒も少なからずいます。
「遅刻3回したらもうその授業の単位がとれなくなった!高校はこんなに厳しくなかったのに!」
と…すみません。
また、行きたい学校が専門学校(専修学校専門課程)なのか、各種学校なのかを確認する必要もあります。
各種学校、または無認可校であれば、学割がきかず通学定期を買えない、奨学金を受けられないなどのデメリットもあります。
いくつかのサイトをチェックしてみたら、各種学校は通学定期を購入することは可能みたいです。
また、学費も思ったより高いです。特に実習系。
調理系で高いところは2年で400万近くかかるところもありました。保育、看護、医療もそのくらいかかるところはザラかと。
私大に4年間通うくらいかかるところもあるんだなぁ…。通う期間が大学の半分だからと油断はできないと知りました。
また、入試については看護、医療以外は倍率がそんなには高くなく、オープンキャンパスに行き、エントリーシートをもらってきてAOにエントリーすれば面接だけで内定をもらえることが多いです。
このエントリーが6月から始まり、教員が知らない間に内定をもらっていることも。
専修学校も早く生徒を確保したいので、あの手この手で生徒確保を狙っていますね。
「AO入試なら、受験料がタダ」
「早くエントリーすれば、奨学金のための試験も受けられる」
などなど。
焦らず学校選びをしてほしいのだけれど…
「そういった誘いに惑わされず、いくつか学校を見学してじっくり選んで!!」
と呼びかけていますが、
「とにかく早く決めて、ホッとしたい」
という生徒も多いです。
AOのエントリーなら、入学のための勉強もしないで進学できることに多少驚きがあります。
入学してから勉強するからいいのかなぁ…。
ではまた☆
[進路]進路多様校の生徒が考える、大学進学の動機、入試の方法は?
以前書いた記事の続きです。
今回は、大学進学志望の生徒について書いてみたいと思います。
大学志望の生徒が考えていること
とりあえずみんなが行くから大学
とりあえず…ですか…。
とは言え、自分も「大学には行くもんだ」と思っていたのであまり責められないですね。
あと、保護者の方が「大学くらいは卒業してもらいたい」と思っているケースも多いです。
やりたいことが決まらない(専門学校ほどには)ので、大学でやりたいことを見つけたい
専門学校に進学したいと思っている生徒は、
「看護師になりたい」
「保育士になりたい」
「美容師になりたい」
と、なりたい職業が明確です。
大学に進学したいと考える生徒は、
「この仕事に就きたい」
と考えている生徒はそれほど多くありません。
「大学でやりたいことを見つければいいじゃない」
では果たして、大学在学中に本当に見つかるものなのでしょうか?
以前、キャリア教育の講演を聞いた限りでは、大学1年次にやりたいことが決まらない生徒は、3年生になってもその割合は大して変わらないという調査結果が出ていたそうです。
消去法で経済学部
以前は、「大学も、高校みたいに普通科があればいいのに」という声を聞きました。
最近は、「経済」と答える生徒が多いです。
ただ、これも「理系は苦手だから」「芸術、体育系は向いてないから、食えないから」「文学、本読まないから」「英語苦手だから」「社会学とか、興味ないから」
という消去法が中心。
経済学でも、数学や統計を必要とする場合が多いと思うのですが…。ちなみに、理工学部を選ぶ生徒はほぼいません。
最低限、MARCH(または有名大学)は行きたいから塾に行っている。学部は問わない。
一般受験を選ぶ生徒もいます。多くは2年の3学期ごろから塾に通っています。
ただ、今まで受験学力がついていないので、毎日補習を受けたり、1学年下のクラスに入れられたりということがあるようです。
受験結果が思わしくなかったとしても、それだけ努力したことは後からついてくると励ますようにしています。
学校で受験学力のフォローが出来ないのが残念。。。
AO入試で受験するので、オープンキャンパスに参加している
最近流行りのAO入試。私が若い頃は、けん玉で大学に合格した人がいたような…。
大抵の大学はAO入試を実施しています。
入試時期は10月から。その後、公募推薦、一般入試と続きます。
最近はどのような入試形態でもオープンキャンパスに参加して、自分と合うかどうか確認するのが必須になっています。
保護者の方も参加してもらうよう声をかけることが多いです。
「お金を払う価値があるか」
スポンサーとしても気になるところでしょう。
AO入試は成績の基準が無く、エントリーシートの小論文や面接が中心です。
ハードルが上がると30分のプレゼンや、学力検査を課す大学もあるようです。
情報誌を見てみると、入試倍率が1.0倍前後の大学がかなりありました。
「早く決めたい」「入るのが簡単であるならばそれに越したことはない」
と考える生徒が多いように感じます。
公募推薦に値するほどの学習もせず、添削してもらったエントリーシートと面接だけで入学した先がかなり心配…。
と思っていたら、やはりAO入試で入学した学生の方が中退率が高いそうです。
調査は全国744国公私立大学を対象に行われ、約89%にあたる659が回答した。その内容は2014年7月9日と10日の読売新聞に特集記事として掲載された。調査では、10年(医学部など6年生学部は08年)に入学した人のうち、14年3月までに退学した人の数を入試方法別に聞いた。その結果、一般入試(センター試験含む)入学者の退学率は5.9%だったのに対して、AO入試入学者の退学率は15.5%だった。(上記リンクより)
つらつら書いてみましたが、ネット上には検索すると様々な機関が高校生の進路や大学生の意識について調査した結果が沢山見つかるので確認されてはいかがでしょうか。リンクをいくつかあげておきます。
ベネッセの調査報告によると、親子の進路に対する考えは微妙に異なる。
主な調査結果は以下の通りとなります。
1.親は子どもよりも、受験は「学力を伸ばすよい機会だ」「成長を促すよい機会だ」と捉える傾向があるが、子どもは親よりも、「失敗し行先がなくなるのは怖い」「できるだけ楽に済ませたほうがよい」と考える傾向がある。
2.親は子どもよりも、「大学に入ったら勉学に力を入れてほしい」と回答した比率が高い。一方、子どもは親よりも、「大学に行けば社会で活躍するための実力がつく」「大学を卒業することが能力があることの証明になる」「周囲が大学へ行くなら大学へ行ったほうがよい」と考える傾向がある。
3.大学選択の際もっとも重視するのは、親子とも「専攻したい学問分野があること」だが、第2位以降は、親は「授業料が過度の負担にならないこと」「就職実績がよいこと」と続き、子どもは「入試の難易度が合っていること」「キャンパスの雰囲気がよいこと」と続く。
4.約7割の親が、「子どもが大学卒業後にすぐ就職できるかどうか心配だ」と回答。(上記リンクより)
こちらもベネッセの調査。リンク先はPDFになります。大学生が「楽な授業がいい」と考えるのは昔もそうだったような…。どうだろう?
4 年ぶりに、大学生の学習・生活実態を調査
「主体的な参加が必要な授業」は増えているが、学生は受け身。教員・保護者への依存傾向も強まる
「興味がなくても単位を楽に取れる授業がいい」は 55% (6 ポイント増加)
「保護者のアドバイスや意見に従うことが多い」は 46% (6 ポイント増加)(上記リンクより)
中教審の資料。高校で学習時間少ない生徒は長期的に影響が出るそうです。
授業外学習時間の不足
z 高校 1 年では、生徒の 6 割が授業出席のほかはほとんど学習していない。1 時間以下を入れると 9 割。3 年になると全く学習しない生徒は 4 割に減るが、1 時間程度を入れれば 5 割。
高校生の半分は、高校生活を通じてほとんど授業以外では学習していない。
z 高校 3 年では進路別に差がでる。就職者では 8 割が全く勉強していない。大学進学者でも 1 時間以下が 3 分の1.
他にも、ベネッセの研究所の資料など参考になりそうです。
ではまた☆
[進路]進路多様校での進路指導はどうなってる?個別指導が多くて大変です。
もう、5月ですね~。
今回は高校生の進路の話を書きたいと思います。
↑懐かしいな、「今でしょ」。
進路指導は高校1年生から折にふれて行っているものの、本腰が入るのは高校2年生の3学期頃から。
高校は基本的に学力で輪切りされているので、進学校では早々にクラスが文系理系で分かれていたり、予備校に通ったりと大学受験の準備を着々とすすめていることでしょう。
私も、ほぼ生徒が100%大学に進学する高校に通っており、学ぶことが嫌いではなかったので大学に行くのが当たり前だと当時は考えていました。
そして、進路についてはもちろん悩みがありました。
絵を書くのが好きで「美大に行こうかな」と考えていた高校1年生。
周囲が絵が上手すぎて、そして絵で食えるのか心配だった高校2年生を経て、部活を中心に高校生活が楽しかったので高校の教員になる!と決意した高校3年生。
その後色々あって、今に至る…。
現在、進路のサポートをしているのは中学時代までお勉強がどちらかと言うと苦手な生徒たち。
選ぶ進路も大学、短大、専門学校、就職とさまざま。
入試形態も私が高校生だった時と比べてはるかに、なおかつ10年以上前に持っていた卒業学年よりもさらに多様になっています。
試験で選抜される「一般入試」以外には、「AO入試」「公募推薦」などがあり、エントリーシートを書いたり、推薦書を書いたり、面接指導をしたりと個別指導が必要になります。
本質的な「進路指導」「キャリア教育」とは異なるかもしれませんが、生徒も保護者も否応なしに考えなければならないのは卒業後の進路について。
この時期の生徒さんはどんなことを考えているのか、私の経験と周囲から見聞きした分とを織り交ぜて代表的なタイプを紹介しておきます。
大学志望
- とりあえずみんなが行くから大学
- やりたいことが決まらない(専門学校ほどには)ので、大学でやりたいことを見つけたい
- 消去法で経済学部
- 最低限、MARCH(または有名大学)は行きたいから塾に行っている。学部は問わない。
- 三流大学に行くくらいならやめてくれ、このくらいの大学には行って欲しい(保護者)
専門学校志望
就職志望
- 早く社会に出たい
- 勉強が嫌いなので就職したい
- 公務員試験を受ける予定。ダメなら就職に切り替える。
- 経済的に進学したいができないので就職。
その他
- 気がついたら高校3年生になっていた。何もしていない。
- 何をやりたいのか全く決まっていない。
- 奨学金について
指導しながらも、自分の子どもの将来について考えてしまいます。
お子さんにはどんな進路を歩んでもらいたいと思っていますか?どんな不安がありますか?
次回は、それぞれの項目について少し詳しく書いていきたいと思います。
ではまた☆
[性教育]中絶は殺人なの?中学生の妊娠と養子縁組。産婦人科医河野美代子先生のブログを読んで。
性教育のスーパーロングセラー「さらば悲しみの性」の著者、産婦人科の河野先生のブログが熱いです。
私が初めてこの本を読んだのが高校生のとき。
若い人たちの予期せぬ妊娠、繰り返される中絶、男女のアンバランスな力関係について、食い入るように読んだことを思い出します。
私がいま、性教育に関わるようになった原点。
河野先生は、若い人たちに性のことを知ってもらうためにここ数年ブログでも精力的に情報を発信されています。
miyoko-diary.cocolog-nifty.com
還暦過ぎてるはず・・・すごすぎる・・・。
今回は、「中学生の妊娠」シリーズが読み応えありました。
中絶は殺人なの?
私も同感です。中絶は殺人と脅し、妊娠したら中絶しろってどういうことなのかな。
中絶について述べます。これまでも、中絶についてこのブログに書くと、最も批判が大きく寄せられます。でも、どうしてもこれを避けることは出来ません。
教育現場では、「中絶は殺人だ」というのはけっこういわれてるのです。
赤ちゃんの命を奪うことだって。
そうして脅すことによって、若者の性行動を抑えてやろうと思っているのですね。
まるで若者は「中絶があるから性行動をしている」と思っていらっしゃるのでしょう。でも、これは効果はありません。脅すことによって若者の性行動は抑えられません。
中絶で脅すことによって起こるのは、堕ろせなくなる子が出てくるだけです。
だって、これまで言いましたように、若者の行動っていうのが、妊娠と結びついていないのです。
自分が妊娠するとは思っていないのです。結びついていないのに、中絶だけを禁止してもね。
これだけ簡単に妊娠はするものなんだという自覚がないままに行動し、そして、いざ妊娠してしまったら
「赤ちゃんを殺すのは嫌~!」
になってしまうのです。
もう、若い子は、みんなみんな「産む産む」って言います。
中学生の妊娠なんて100%「産む」って言います。
産んで育てるだけの力があるか?っていうことを、きっちり私は聞いていきますけれども。
中絶は殺人だと散々脅しておいて、そしていざ妊娠したとなると、今度は「おろせおろせ」になるわけですね。もう、彼女たちはボロボロに傷ついてしまっています。
私は中絶っていうのは、産んでも育てられない妊娠をしてしまった女性の唯一最大の救済策としてあるんだということをちゃんと提示してあげたいなと思います。
もちろん、あんなものしないにこしたことはありません。辛いから。
でも大事なのは、やはりそこから早く立ち直るということ。
もう中絶をしたらそれでその子の人生が全てダメになってしまうわけでは決してないのです。
早く立ち直って強く生きていくこと。その為には何が必要なんだろうかっていう後のケアです。
立ち直りのために大切なのは「2度と繰り返さない」ということだと思います。
彼とのこれまでの関係の見直し。彼とは、これからも付き合うのか別れるのか、付き合いを続けるのだったら、セックスは?これからもするのかどうか。
もし、これからもするのであれば、では、避妊は?これまでの避妊の何がいけなかったのか、これからはどうするのか。それを丁寧に。
20年以上前に中学生で出産し、ハワイに里子に出した女性との手紙のやりとり
「手紙」⑮~⑳ ⑯より。
子どものことは、きれいごとに聞こえるかましれませんが、本当に考えない日はなかったです。
いろんな意味でその現実はとても私の心の支えになったし、そして私の誰にも知られたくない大きな秘密でもありました。
学生の頃は修学旅行などでみんなとお風呂に入るとき、出産を経験した私の胸やお腹は明らかにほかの人とは違っていて、人に体を見られるのが本当にいやでした。
否が応でも自分のしたことに向き合わざるを得ない瞬間でもありました。
子どもたちに関わってその親に意見させてもらったとき「子どもを産んでない人には分からん!」といわれて「産んだことだけはあります」とも言えず、まぁ育てたことはないですし・・・ね。
結婚するときの戸籍の移動の時の先生からの手紙で、
「ハワイで元気にスクスクと育っているよ。何も心配しなくてもいい。今度はあなたが幸せになる番」
という言葉をもらい、それまで私自身が
「産まれたときから養子というリスクを負わせてしまった。不幸を背負わせてしまった」
という申し訳なさだけしかありませんでしたが、養子縁組は決して悲惨なできごとではなく、そうやって望まれて産まれた子どもなんだ、幸せに大切にされて育っているんだ、産んでよかった。本当に無事に産めてよかった。
今ならばもっとあの子が産まれた瞬間を心の底から喜んであげられるのに。と思えて、だからこそあの時の自分を改めて後悔し猛省しました。
やっとそこに向き合えたのが26歳の時です。
結婚相手には子どものことは話せませんでした。子どもはできませんでした。不妊治療中の夫の浮気、その後離婚。
現在34歳独身。という今の状況の中で私は生きています。きっとこの先も私は赤ちゃんと縁が繋がらないかもしれません。
いろんな偶然の組み合わせの中で、「もしもあの時」「河野先生と出会えなかったら」私の人生はとても大きく最悪なほうに変わっていただろう。どう考えても、そのことだけは明らかです。
私自身が生き直すために与えてもらった選択肢であったこと、だからこそ望まない妊娠を防ぐこと、知ること、伝えることが大切だと切実に思います。
14歳の私に関わってくださって本当にありがとうございました。近藤紘子さんにもよろしくお伝えください。
未だにやっぱり、不純異性交遊はダメ!妊娠したら退学!人生の終わり!!!
と指導する学校が多いんでしょうか?
学校の先生は、それだけ人生失敗の無い人ばかりってことか~。
まとめ
中学生の妊娠シリーズを読んで強く感じたのは、
「妊娠以降も、その人の人生はずっと続く」
ということ。
だからこそ、人生の終わりみたいな扱いはやめて欲しい。
広島にある河野先生の医院には、中学生の来院が毎日あるそうです。
特に家庭的に恵まれていないという子達は1%にも満たず、ほとんどは普通の恋愛をして、セックスを断れなくて、避妊してと言えなくて来る生徒たち。
大人は、子どもたちにどんな支援をしていけるのか?
考えさせられました。
ではまた☆
[考え]成立しない授業の責任はどこが取るの?マニュアル仕事のすすめ。
「新しく入った講師の先生、授業成立してないみたい」
「いくら指導しても改善されない」
公立の小中学校ではあまりないことかもしれません。
私立学校では定員を毎年一定数確保することが予定されているわけではないので、非常勤講師を多く採用しています。
学校によっては、授業の半分は講師の先生なんてことも。
もちろん、ほとんどの講師の先生は勤務時間外も授業準備や教材研究をしっかりされて授業に臨んでいらっしゃいます。
しかし、そのコマだけでも生徒が騒ぐと、ほかの授業に影響がでてきてしまいます。
教員の人材育成はどうすべきなのか?
今回の記事では、
- 学校の信頼を失うような授業
- 授業の責任はどこが取るのか問題
- 今年、私が取った方法
についてご紹介します。
学校の信頼を失うような授業
友人の職場の話。
新しく入った非常勤講師の先生の授業が成り立たなかったそうです。
科目は理科だったのですが、
- 全て講義、一切演習なし
- 講義の途中で雑談を挟むのだが、脈絡がなさすぎて生徒が混乱する
- いま、教科書のどこのページをやっているのかわからない
- 生徒の顔と名前、座席を覚えない
- 注意ばかりで、個別に名前を呼ばない。いつも怒っている
最終的に、
- 生徒が座席を移る
- 他クラスの生徒が混じっていても気づかない
- 学年統一の試験において、他クラスより平均点が30点低い
という状況になり、保護者からのクレームが相次いだそうです。
「先生が何を言っているのかわからないと子どもが言っている」
「わからないことを質問しに行ったら、なぜこんな問題もわからないのかと言われ、やる気をなくして帰ってきた」
もちろん、担任の信用も失墜。
改善されない授業が、子どもを通して親に伝わり、改善されないことで担任や学校の信頼を失わせる。
友人の話を聞き、その講師の方は「授業を受け持つ」ということがどのくらい周囲に影響があるのかよく分かってないように感じました。
授業の責任はどこが取るのか問題
小学校でも、学級崩壊したクラスは一年間そのままだったりしますね。
友人の学校では、崩壊した授業を立て直すためにその授業に管理職が見学に来てくれ、指導に乗らない生徒を呼び出してくれるそうです。
わたしの職場では、どうだろう?
と考えた時に、仕組みがイマイチ整っていないのではないかと感じました。
特に、授業の多くを講師の先生が受け持つ私立学校の場合、講師の授業の質を担保できないことが多いのではないでしょうか?
時給勤務のため時間外勤務で指導を受けることが難しく、研修の機会が与えられないことも多いようです。
みなさんの学校ではいかがですか?
今年、私が取った方法
今年、わたしが実践してみている方法は以下のとおりです。
生徒の状況と対策を載せたプレゼンテーションを作る
「生徒理解とより良い授業を作るために」
というタイトルでスライドを作り、報告会で発表しました。
本当に基本的なことですが、これが意外とできていないことも多いのです。
過去の授業プリントとスライドの共有
今年、新しく入ってきた講師の方がいらっしゃったので、今までの授業プリントのデータを整理して共有フォルダにまとめました。
また、そのまま授業でも使えるよう過去に作成したスライドをダウンロードして共有することにしました。
そうすることで、赴任して日が浅く、右も左も分からない先生でもスムーズに授業に取り組めると考えました。
生徒の学力が学校間で大きく異なる高校では、以前のやり方が通用しないことも多いのです。
こういったやり方がもっと広まればいいなと考えています。
まとめ
学校では、授業づくりにおいて
「自力で教材研究をして新しい教材を作るのが教師の専門性だ」
という考えが強く残っているようです。
私が現在とっている方法は、コンビニの接客マニュアルのような方法かもしれません。
しかし、教員の世界では「トレーニング期間」など一切ありません。
すぐに即戦力になってもらわねば困ります。
ツボを押さえた授業をすぐ行えるように、ある程度必要なことではないかと考えています。
型も大事だと思うのだけれども、いかがでしょうか?
今年度は教務を担当することになったので、今まで以上にマニュアル作りに精を出したいと思います。
ではまた☆
[実践]交流が苦手な高校生でもペアトークできた!その仕組みづくりとは?
新年度から気合を入れて、授業中になるべく生徒が主体的に学ぶような仕組みづくりを考え、実践しています。
現在、授業内容のプリントはグループで取り組み、最後に確認の質問をするようにしています。
しかしそれだけでは生徒の学びが深まるのか…?
より新しいチャレンジをしたいと考えました。
今回の記事では、高校で取り組んだペアトークについてご紹介します。
高校生にアクティビティはできるのか?
今まで、勤務先にてペアトークのようなアクティビティを行うことに大変躊躇していました。
なぜなら、こちらがやるように指示しても取り組まない生徒が多い上に、コミニケーションに課題を抱える生徒が数多く在籍しているからです。
特に話し合いをするような授業は、生徒が交流できずにグループに沈黙が走ります。
とはいえ、このままでは新しいチャレンジができません。
最近仕事でFacebookを活用中。
様々な取り組みをしている先生に教えを乞うことにしました。
大阪の高校教員にペアトークを学ぶ
今回、インストラクションを教えていただいたのは、大阪の高校で家庭科教員をされているイチさんです。
最近、はてなブログでこんな素敵なブログを始められました。
こちらの記事を参考にさせていただいて、Googleスライドでフォーマットを作ってみました。
この実践を読んだ上で、さらにFacebookメッセンジャーで質問攻めに。。
実際にイチさんがやっているように、絵本の読み聞かせからペアトークまでを実践してみることにしました。
絵本の読み聞かせ
今回私が選んだのは、いわゆる名著と言われる絵本です。
たまたま保育分野の授業をしており、読み聞かせにはうってつけ。
この中から、「きょだいな きょだいな」と言う絵本を選びました。
しかし、子どもの頃に読んだ生徒が少ないのか、意外と受けなかったです。
残念!
王道のはらぺこあおむしなどを読めばよかったかもしれません。
ペアトークをやってみた!
その後1分間でペアトークをして、どんどん後ろにずれていってもらいました。
インストラクションのスライドはこちら。
またもや、Googleスライドを使用します。
避難訓練の後で時間がなかったためモデルを示すことができませんでした。
それでも、昔好きだった絵本や遊びについてしっかりと口にすることができていました。
このペアトークの良いところは、
- 1分間にどんどん相手が変わるため、苦手な相手とずっとしゃべらなくても良いこと
- はじめにじゃんけんをしてから話す順番を決めるので、ゲーム要素が強いこと
- 相手が変わるので自分は同じ話を繰り返して話せば良いこと
などが挙げられると思います。
時間が取れれば、質問の技カードも利用したいと考えています。
厚紙に印刷してみました♪
ペアトークのスライド閲覧用URLはこちらです。
まとめ
このペアトーク行ってみて、あまりに生徒がスムーズに取り組むので大変びっくりしました。
去年は、
「隣の人と話し合ってみて」
といった指示をしていました。
全く隣同士で話をしない状況もあったのがウソのようです。
比較的生徒同士のコミニケーションが取れているクラスだったからかもしれません。
まだ1クラスしか試していないので他のクラスではどのような結果が出るか試してみたいと思います。
こういったペアトークが普段からできるようになれば、ロングホームルームでの交流にも使えそうです。
また、考えを言語化することで、振り返りジャーナルの記入をスムーズにすることもできそう。
ワクワクしてきました。
イチさん、ありがとうございました!
ではまた☆
[見学記録]都立国立高校の大野先生の生物基礎『学び合い』自然観察とプレゼン!
Find!アクティブラーナーや『学び合い』の著書でも有名な、都立国立高校の大野先生の授業にお邪魔させていただきました。
メディアの露出が多く、また積極的にFacebookでも授業見学のお知らせをされています。
そのため、昨年は100人以上の方が授業見学に見えたそうです。
私もずっと伺いたいと思いながらなかなか行けず…行事の振替休日にやっと見学することが叶いました。
今年はまだ落ち着いているそう。
生物基礎は3単位とのこと。
JR南武線谷保から歩いて10分ほどのところにある、大変落ち着いた雰囲気の都立高校でした。
授業の様子
観察実習「自然から学ぶ」2時間連続の授業。
1年生の生物基礎(3単位)
- 1時間目は校内の自然観察
- 2時間目は生徒たちがグループで考えた「質問・仮説・検証方法」の発表(各班1分)
- 残りの時間は、グループで『学び合い』
1時間目の自然観察
大野先生が授業開始5分で班分けとインストラクションを終えたら、生徒たちは即校舎外に出て校内の自然観察をはじめました。
スマートフォンなどで写真を取り、4人グループでどの植物について仮説検証するか相談します。
動物でも良いのでしょうが、定点観測できないためすべてのグループが植物を選んでいました。
竹林があり、たけのこもすくすく伸びてました。
実際に理科室で調理することもあるのだとか。
2時間目のプレゼン
- 大きな電子タイマーで、みんなから見えるようにタイムキープ、延長はなし。延長してしまうと時間を守らなくなってしまうため。
- 撮影した画像を使い、スマホで写真を見せてプレゼンしても良い
- 教科書や中学の知識を使い、疑問と仮説をプレゼンする(例:「なぜ、この植物は緑だったり赤い葉っぱが混ざっているのか?」「同じ植物なのに緑や白い斑点があるものが点在しているのはなぜか?」など)
- 各期末に課している、課題研究につながる場合もある
さすが国高生?!
1分の中で、iPhoneの画像を見せながら疑問に思った点や、中学までの知識を用いてどんどん仮説検証の方法をプレゼンしていきました。
高校1年生でもこれだけの内容を、しかもグループで提示できるって素晴らしい。
こういったレベルの高い授業をどんどん皆見学してみるべきだと感じました。
大野先生のお話
- 授業ガイダンスのパワーポイントで、先生が目指している目標について知ることができました。
- 質問カード&トランプの「シャベリカ」を活用。3分で男女2人ずつの班にする。
- ゴールだけ示して方法については細かく指示しない。皆で折り合いをつけて机をどう配置するかなども考えてもらう。
- 生徒は初めてのテストが不安なので、過去問で演習する。確かに一番の対策は過去問。進学校だと部活内で過去問を譲り合ったりしているのでそれよりも不公平がなくて良い。新たに問題作る必要もないし。
- 初の授業で、ガイダンスの前に自分が学ぶ上で得意と感じていること、苦手だと思うコンピテンシーリストにチェックをしてもらった。過半数を超える生徒が苦手としたのが「教科書に書いてある、または先生が教える知識を疑う」ことだった。「うまくプレゼンする」よりも上位だったので意外。
- 生徒の実態に合わせてコンピテンシーリストを作っていけば良いのではないか。都立でも学習が苦手なレベルの高校では、「人の話を鵜呑みにして騙されない」「適切に誰かに助けを求められる」と、軸をはっきりさせて授業している先生もいる。
大野先生が使われていたアイテムを調べてみました。
いいお値段するけれど、暗い部屋でもよく見えていいなぁ~。
でも、これスポーツの試合に使われるやつだよね?
シャベリカ。グループを作るときにくじに使ったり、トーキングテーマを交流する際にも使えます。
>>教育書・その他TOP | シャベリカ | 株式会社 教育同人社
私も持っています!
振り返りジャーナルのテーマ選びにも使えそうです。
大野先生も執筆者として参加されている、『学び合い』高校理科の本。
課題研究についても丁寧な解説が載っています。
他教科でも一読の価値あり!です。私も持っています。
大野先生の授業がウェブで見学できます。
大野先生のウェブサイト。
授業プリントをチェックすることもできます。
暑くもなく寒くもない、ちょうど良い春の暖かさに生徒の観察も忘れて自然を楽しんでしまいました。
職場の理科の同僚もお誘いに乗ってくれ、これからの授業のあり方について対話も弾んで嬉しい振替休日になりました。
大野先生は定期的に授業公開をされているので、ぜひフィードを登録してチェックしてみてくださいね^_^!
ペンギンがトレードマークです。
大野先生、お忙しい中本当にありがとうございました!
ではまた☆